「アートなスリラー映画」X 謀略都市 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
アートなスリラー映画
予告編を見て手に汗を握るサスペンスフルな展開を期待したのだが、本編の方は、アートな映像がゆったりと流れていく。
主人公はパニック障害を抱えていて、犯罪現場をみたり、危機が迫ってくると、自分を落ち着かせるために、深呼吸をしながら数を1、2、3と数えていく。このシーンがきれいな映像とともに、ゆっくりスクリーンに映し出されるので、瞑想サロンと同じくらいのα波が出たと思う。
結局、政界をひっくり返す疑獄事件の全貌が明かされることなくエンディングを迎える。リモコンのチャプター送りを押した時のように、突然、話が進むところが何箇所かあったけれども、これもアートなんでしょうか?
逆さ絵もアート?
ただ、ミスリードは上手い。思わず、えっと言ってしまった。
コメントする