ザ・バウンサーのレビュー・感想・評価
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中々良いヴァン・ダム
久しぶりに見たヴァン・ダム映画。かつてのような無双状態の回し蹴り、開脚アクションはなく、ガンアクション中心がかえって良かった。悲しい過去を持った、年齢の割に幼い娘を一人で養う孤高の男を渋く演じている。顔の皺が余計に哀愁を感じさせる。まさかラスト、ヴァン・ダムに囮捜査をさせていた警察官達が偽札を狙っていたとは思わなかった。酷い話だ。撃たれたヴァン・ダムは無事生きて娘のもとに辿り着けたのだろうか。
I'll be there........シェーンのオマージュか?
どの俳優も下積み時代がある。そんな中でも実際にあった過去の経験が映画と同じものになるとは......."bouncer" ....... と言う言葉。
個人的な事なので聞き流してほしいのだが、はっきり言って、彼、ジャン=クロード・バン・ダムの作品は過去に見ることは見たけれども、どの作品も印象に残るものがないと言っては失礼かもしれないが、彼の出演作には興味がなかった。ファンからすれば大激怒ですか? それなら書くなってか?
It's simple.
The last man standing gets the job!
酒癖の悪さや家族に対するDVなどオーストラリア出身の問題児のようにアメリカでは映画作りが難しくなり、外国資本に頼るしかない人。そのメル・ギブソンと同じ轍を踏むのかと思っていると、それに加えて、’90年代後半に双極性の精神障害を患っていると公になっている。それが祟ってか?ミレニアム以降は、得意の開脚を見せることなく、ぱっとしない本人だったけれども本作は、かえって過去の忌まわしい出来事を彼の年輪として、また、その顔に刻み込まれたような、今やほうれい線なんて言う言葉が生易しく、傷のように深く刻まれた”シワ”が、この映画のネオノアール映画と言うジャンルに欠かせないアイテムの1つになっている。(メル・ギブソンは実のところアメリカ生まれの方です。)
この映画、ただ単にクライム映画として成立しているだけではなく、この映画の質感を伝える為の道具として、映画音楽や挿入されている擬音や背景音楽の妙がさえわたり、息を詰まるような場面では敢えて、会話の声を無くし、いわゆる口パクで背景音楽だけを流し、また別の場面では、何とも言えないシーンでまさかのクラッシックの”ノクターン”を、それも微量で使用するという演出をしている。
ルーカスを取り囲むように関わってくる刑事ゼリアール。そしてもう1人、何をしているのかわからない犯罪者ヤン。3者3様のラストを迎えることとなる。
数少ないレビュー。
Pajiba:小さな政治を扱ったブログから始まり、現在では、多種多様な多くの視聴者のために情報を提供をしているウェブサイト。
「もしあなたが、非情に徹している映画を捜しているなら、そんなことに脳みそを使わないでいい、気にとまるちょうどよい映画あります。それは、よくできた危険的であり、しかもそれをあなたは楽しむことのできる映画になっている。」
Birth.Movies.Death.:このサイトの趣旨。カルトの古典から新しい超大作まで、最新のテレビ番組から今週のコミック本まで、BBQからパブまで。B.M.D(ブリタニカ国際大百科事典)には宝物を見つけれるけれど、そこにある-特に! -ゴミ箱に......!
「 まだ無関心な人を驚かせるには小品すぎますが、これまで俳優と付き合ってきた人にとっては、彼の自伝的映画として非常に満足のいく内容を提供します。言い換えれば、あなたがすでにファンなら、これは必見です。」
ルーカスは、可愛い、可愛い、娘のサラとの約束をはたして守ることはできるのか?
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