「子連れ狼ヴァン・ダム、シブい」ザ・バウンサー regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
子連れ狼ヴァン・ダム、シブい
近年は『キックボクサー』や『ユニバーサル・ソルジャー』といった過去作の焼き直し版への出演を繰り返すジャン=クロード・ヴァン・ダムが、久々に故郷ベルギーが舞台の作品に出演。
このヴァン・ダムがとにかくシブい。
ワケありで寡黙なシングルファーザーの用心棒という設定が、年輪を重ねて円熟味を増した今の彼によくハマっている。
アクションシーンも、人気絶頂時のトレードマークだった180度開脚パフォーマンスのような派手さもなく、ひたすら無骨に殴る蹴る。ガンファイトもPOV視点のワンカット長回しの多用など、色々と試行錯誤の跡が見られる。
あらすじ自体はひねりがないし、明らかに低予算と分かるチープな画作りは如何ともしがたいものの、これはこれで新たなヴァンダミング・アクションとして評価したい一本。
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