「楽しめた」ザ・ピーナッツバター・ファルコン CBさんの映画レビュー(感想・評価)
楽しめた
カーチェイスならぬボートチェイスから始まるロードムービー。ロードムービーは、好きだなあ。
また、同じようにダウン症の人をめぐる映画としては 「チョコレートドーナツ」 がある。あちらを "リアル" としたら、こちらは "お伽話" かな。どちらも面白いので、お楽しみください。
運の悪い漁師であるタイラーが、ダウン症のザックを救う話の姿をしているが、その真なるところは、ザックがタイラーを救う話。
--- 注意:ここからネタバレあります。まだ観ていない方は、観てからまたお越しください ---
自分はこの映画に関して、忘れにくいセリフを列挙しておきたいので、この後は、各シーンのネタバレになっちゃいます。
ザック 「君は、善玉?悪玉?」
タイラー 「さあな。どう思う」
ザック 「君は、いいやつだ」
タイラー 「お前は善玉だ。それは変えられない。コーチはなんて言った?」
ザック 「『ウスノロだ』 と」
タイラー 「そいつのチームは、終わりだろう。人間だ、できないこともある。お前は強い。コーチは、クソ野郎だ」
タイラー 「問題は、仕事にどんなストーリーを残せるか、だ」、「名前を変えてみりゃいい。もうひとりの自分になるんだ」、 「いいやつも、捨てられるんだ」、「友達ってのは、自分で選べる家族だ」
タイラー 「俺の誕生日の願い事は、すべて君にあげる」
エレノア 「ダウン症の子を連れまわすなんて・・」
タイラー 「俺は、檻に閉じ込めてはいない。俺たちは、人生を楽しむ」
エレノア 「彼はいろんなことができないのに・・」
タイラー 「ウスノロ扱いはよせ。君は、呼ばないだけで、下に見た扱いをしている」
ああ、楽しめました。