「ザック・タイム」ザ・ピーナッツバター・ファルコン Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
ザック・タイム
ジョージア州サバンナの高齢者施設から脱走した22歳ダウン症のザックと、放火をして追われるタイラーが出会い、プロレスラーの養成所があるエイデンを目指すロードムービー。
憧れのソルトウォーター・レッドネックというプロレスラーが運営する養成所に入る為に、施設をパンイチで抜けだしたザックが隠れたボートは、他人のカニ籠を盗んでボコられ籠に火をつけて逃げようとする男のものだった。
という出会いから、フロリダを目指すタイラーが、ザックを道中のエイデンまで連れて行くことになるストーリー。
最初はダウン症と気づいていたのか判らないし、やさぐれ男のタイラーだけど、特にザックを色メガネでみることはなく、彼なりに普通に接して行く。
ザックの夢を聞きダウン症のことを聞いても尚、ベタベタ過剰に甘やかすことも、冷たくすることもなし。
とはいえ、ちゃんと最低限気付かっているのはみてとれるし、エレノアと合流してからの件なんかホントその通りだよなと感心させられる程。
残念なところからの上昇展開はみているこっちもワクワクドキドキ、見事に作中に引き込まれて、ベタではあるけど優しさと明るさと強さに感動&ほっこりさせられた。
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