「変わるヒーロー像、クローンも息子も強いんだね」バッドボーイズ フォー・ライフ ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
変わるヒーロー像、クローンも息子も強いんだね
昨夜(1月31日)、Eテレの海外ドキュメンタリー番組を紹介する「ドキュランドへようこそ」で「男子の美学(リアル・メン)」というプログラムをやっていた。
アメリカ映画界のヒーロー像の変遷とこれからについてを特集したものだ。
昔のマックイーンやイーストウッド、80年代の筋肉ゴリマッチョのスタローンやシュワルツネッガーのようなヒーロー像は、現代では既に求められなくなっていて、これからは、非白人男性とか、女性とか、非白人女性なんかの割合いがどんどん増え、ヒーロー自体も現実に即した繊細な面を併せ持つ人物が増えるのではないかと、ハリウッドのプロデューサー達が見通しを示していた。
その番組の中で、白人忍者が、環境破壊を省みない石油開発業者の親玉の頭部を、刀でスパッと切り落とす、ある映画の場面を映すのだが、改めて、あれを見ると、やっぱり時代にそぐわないなと、僕でも思ってしまう。
前置きが長くなりましたが、このバッド・ボーイズは、もともと人気のタイトルで、また、今の時代でも通用するような、人物構成なんだと思う。
黒人デカ、女性マッチョデカ、繊細ITマッチョ、DJ。
そして、チームも新たに、次回は息子も加わりそう。
それにしても、ウィル・スミスは、クローンも息子も強いんだね、映画の中でだけど。
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