三大怪獣グルメのレビュー・感想・評価
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三大海鮮怪獣、総攻撃
タイトルからして出オチだが、某大怪獣映画よりは全然おもしろい。ジャンボコックのロボットなんて普通の人は思いつかないし、思いついても映画には使わない笑
この映画に出資するなんて、電通の酔狂さに感動。
食いまくれ!おいしい海鮮怪獣!!
TELASAでレンタルして鑑賞。
日本が世界に誇るおバカ映画の巨匠・河崎実監督がまたも放った特撮怪獣映画。「ギララの逆襲」や「大怪獣モノ」のように、本作にも溢れんばかりの特撮愛が詰め込まれ、ツッコんだら負けなバカバカしいストーリーが展開されました。
「大怪獣モノ」で“セタップX”として登場した万能巨大化細胞が、本作では“セタップZ”として登場。イカ、タコ、カニが怪獣化した原因でした。もしかしてこれは河崎実ユニバース、否パラレルワールドだろうから、河崎実マルチバース誕生か? 「セタップ細胞はあります」のセリフは無かったですが(笑)
しかしなんとまぁ〜、これほどの奇作は特撮史上に残るね確実に。シーフード怪獣、食べたら美味い(笑) そもそも怪獣を食おうだなんて発想、これまでありそうで無かったよなぁ〜。いやぁ〜マジですごいとこ突いてくるよねぇ〜(笑)
途中でグルメ番組に変わったんかと思いましたが、みんな美味しそうに食べてるから羨ましくなっちゃいました。どんだけ美味いんだよ、イカラ、タッコラ、カニーラ!!!
超兵器も“酢砲”だしね。…いやせめてビネガー・バズーカとかにせぇや!(笑) 挙げ句の果てには国立競技場を海鮮丼にするだと〜! めっちゃおもろいやん(笑)
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東京人じゃないので、ジャイアント・シェフのネタがいまいちよく分かりませんでした。あのビルはホントにあるお店なんですよね? クレジットにもお店の名前書いてあったし…。結構有名なお店なんでしょうか? 食器屋さん?
【余談】
スーパーGUTSネタが満載でした!
「ウルトラマンダイナ」好きなんで、胸熱でした!
【余談2】
吉田綾乃クリスティーかわいい!
中学生の恋愛ごっこ
河崎作品に馬鹿々々しいとかくだらないと言うのは褒め言葉でしょう。
ですから、原則、頭が良いと思っている人は観てはいけません、きっと金返せと怒ります。
ネットで資金募集する位だから特撮にお金を掛けられないのは百も承知、今のCG技術ならお金さえあればもう少しましな造形、演出は可能なのですが中途半端に掛けるより思い切って簡略化、着ぐるみ人形で思い切りコミックに寄せることで挑んでいます。
SMAT隊長の回想仕立て、状況説明の語りでシーンカット、予算削減するお手本です。
意外と理屈に拘る監督ですから食糧危機とか飽食文化への風刺とか衣の下に鎧も見えますね、お約束のニュースペーパー登場、類は友を呼ぶではありませんが奇人出演にはこと欠きませんね。
監督の趣味だけで作る訳にもいかず主役は若者受けを狙って旬な若手抜擢、流石にお子ちゃま頼りなので下ネタも封印、村西監督登場は分かる人には分かる暗喩でしょう、出てくるだけで卑猥なので可笑しいですね。相変わらず怪獣たちは添え物で中学生の恋愛ごっこのような話が延々続くのには参りました。
河崎作品を観て残念に思うのは、まだ本気出していないなと感じてしまう所でしょう、ティム・バートン監督は功成り名を遂げてご褒美に「マーズ・アタック」を撮らせてもらったのですが、この種のジャンルに拘る河崎監督では大儲けできるとは思えませんので口を出さずに金だけ都合してくれる太腹なスポンサーの登場に夢を託すしかないでしょう、Amazon出資で半魚人なんてどうでしょう? 金の心配なし、しがらみなしで作らせたらどんな化け物映画ができるのか、観てみたいものです。
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