「ドラマ版の視聴の感想ですみません」劇場版 そして、生きる asicaさんの映画レビュー(感想・評価)
ドラマ版の視聴の感想ですみません
Netflixで六話視聴。
劇場版のみの視聴者が興味を持つかどうかわからないが知りたいと思う人がいたら見ていただきたい。
これを二時間にまとめたら駄目だと思う。
削る場所なんかないと思う。
削ったら軽い話になりそうだし、映画版見た人で割とそう言ってる人も見受けられる。
根本的にこういう話は好きじゃない。
話の展開も古くさくて昭和か!っていうリアリティのなさ。
有村架純の演じる女の子が、こんなのいるか?っていうレベルの自己犠牲女で、
せめて最初の子が元気に生まれてたら、この子は実は!みたいな流れもあっただろうに、と途中はイライラが止まらない。
私の個人的な嗜好で言うと
ボランティアというのが全く身近ではない。
出来ればそういう方々に助けて頂かなくてもよい人生でありたいし、それは多分みんながそうだろう。
自衛隊の救助も頭が下がるし立派な方々だと思うけれどお世話になる事なく人生を終えられたらと願うばかりである。
JICA は、アフリカの人達と交流する事が多々あったりするとそういう関係で結婚したカップルに出会う事がある。
彼らはその後も上手く行く時もあれば行かない事もある。
それはただの国際結婚とは違うし国内のカップルのとも同じ条件には見えない。
この六話で、前半の三話はもう (言い方悪いけど)クソドラマの部類。
親を亡くした子の苦悩や
彼らがボランティアに走る感じ
苦労の発表会みたいな事も
若いよなあというか、ああもうそういうのいいわ、って思ってしまう。
その(言ってみれば) 偽善とも捉えられがちの感情が
後半に一気に回収されていく。
一つ残らず。
ひとつひとつ 丁寧な描写で回収されていく。
実の親ではない母が、父が
不幸にも親を亡くした子を「絶対に幸せにするから」と言って本当に我が子以上に愛情を注ぎ、彼も彼女もちゃんと幸せに育つ。そして
その子たちが成長し、やはり心の底では拭いきれない傷を隠し持ってて、運命の相手とお互いが信じたにも関わらず傷はさらに増えていく。
当初思う 「なんで言わない?」という視聴者である我々の言葉を代弁する彼女は、
言ってみれば恋敵なんだけれど、彼女はまったく嘘偽りなく正直で率直でダイレクトで、悪意はどこにもない。
ましてや うじうじした男と対照的に生きる瞳子に対し友情の気持ちは変わらないように見える。
ラスト、パソコンの中で微笑む瞳子を見つめる彼の目。
そういった細かい間を削ってしまうと
坂口健太郎のこの作品での素晴らしい演技が意味のないものになる。
詐欺罪で刑務所に収監されている夫を待ちながら、一人で強く娘を育てる彼女はもはや 母である以外の何者でもない。
母である事が全ての強さの根源だから
彼がやって来ても彼女は凛と立っていられるし、彼にそういう姿を見せていたいのだという気持ちが痛い程わかる。
そう言った意味で
二時間程度の劇場版にしてしまう意味を見出せない。
と思ってしまった。
記憶が定かではありませんが、
何回も観てゴチャゴチャになっていて、
tV版は確実に観ています。
劇場版はあやふや、です。
TV版を短くしただけやんか⁉️
という感想もあったような‥‥、
長〜いTV版をこっちの方がいいわ、とずーっと観てたような。
お久しぶり、です。
ただ、私は素直なので、この作品で
有村架純さんのファンみたいな気になりました。他の方もこの作品は、不孝てんこ盛り、とよく言われています。
ほんと、言わないといけない時に言わないところは突っ込みたくなるくらいイライラしました。
だけど、この作品好きで放送されるとまた観てしまいます。(たいがいのは、二度目は嫌になり観るのは少ないですが)
最後の方、集団生活してるとこでは、
若いお母さんぶり満載でした。