劇場公開日 2019年11月1日

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「☆☆☆★★★ 名作『ぼくの好きな先生』のドキュメンタリー作家、ニコ...」人生、ただいま修行中 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5☆☆☆★★★ 名作『ぼくの好きな先生』のドキュメンタリー作家、ニコ...

2019年12月4日
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☆☆☆★★★

名作『ぼくの好きな先生』のドキュメンタリー作家、ニコラ・フィリベール久しぶりのドキュメント作品。

どうやら、監督自身が急病で担ぎ込まれた事がきっかけとなって生まれた作品との事らしい。
患者にとっては、病院で働く人は全てが《先生》にすら思える瞬間がある。
自分が辛い病気等を抱えていると。それをケアしてくれる人に対し、ついつい頼ってしまう。
この作品は、そんな病院で働き。患者を1番近いところで支えている【看護師】に焦点を合わせている。

看護師とは言え。始めは全ての人が、看護に関しては《素人》に他ならない。
最初から注射器を完璧に扱ったりは出来ない。
映画は3章仕立てで。慣れない看護の世界に飛び込んだ実習生達のアタフタとしながらも始まる生活を描く。

そして映画の最後は。実際に飛び込んだ看護社会の厳しい現実に、心を押し潰されそうになりながらも。必死に食らいついて行く決意をする、看護師達の表情を通し。暖かな目線で全員の門出を祝い終わる。

この監督さんらしさに溢れた 〝愛 〟ある作品です。

2019年12月1日 キネマ旬報シアター/スクリーン2

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松井の天井直撃ホームラン