劇場公開日 2020年11月13日

水上のフライト : 特集

2020年11月9日更新

絶望の淵から夢へと羽ばたく『水上のフライト』
カヌーと出会い、奇跡の復活を目指すヒロインを描く
実話から着想を得た感動サクセスストーリー

中条あやみ主演、兼重淳監督の最新作『水上のフライト』が11月13日(金)に公開されます。本記事では、公開に先立ち開催されたオンライン試写会に参加したファンの感想とともに、本作の見どころを紹介します。

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走高跳で世界を目指す大学生の藤堂遥(中条あやみ)は、自信家のトップアスリートで学生たちの憧れの的でした。ところがある日、下半身の自由を奪われてしまいます。オリンピック出場という夢を絶たれた彼女は、心を閉ざし、自暴自棄になり鬱々とした日々を送っていました。そんな娘を心配した母・郁子(大塚寧々)は、亡き夫の友人である宮本(小澤征悦)が指導しているカヌー教室へ遥を連れていきますが──。


ハンカチ必須!
この秋一番泣ける感動のドラマ

勝ち気で負け知らずだったアスリートが味わう、初めての挫折。事故で一瞬にしてどん底に叩きつけられた遥は、苦境の中で喘ぎながらも、さまざまな出会いを通じて次なる目標を見出します。

他者に目を向けることもなく生きてきた遥が、周囲の支えを受けながら自身と向き合い、人としても成長していく──苦しみの果てに新たな人生を掴み取る瞬間の高揚感は、ストレートに心に響き、感涙すること必至!


未経験からカヌーに体当たりで挑んだ
中条あやみの新境地
未来を閉ざされたヒロインの苦悩を熱演!
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悲劇に見舞われながらも、持ち前の負けん気と根性でカヌー選手として一流を目指すヒロイン・遥を等身大で演じたのは、ファッショニスタとしても同世代の女性から絶大な人気を誇る中条あやみ。『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』(17年)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、『3D彼女 リアルガール』(18年)、『雪の華』(19年)などのラブストーリーで主演を務めたほか、「CanCam」の専属モデルとしても活躍しています。

カヌーの難演技にあたり、撮影の数ヶ月前から準備を始めた中条。基礎体力作りとあわせて、カヌーに乗る基礎から実際に競技ができるまで、猛特訓を重ねました。その持ち前の運動神経は、実際にオリンピックを目指せるほど筋が良いと、コーチも太鼓判を押すほど。観る者を納得させるリアリティとストイックさを感じさせる迫真の競技シーンは、女優・中条あやみの新境地開拓を確信させます。雄大な自然に抱かれた湖で颯爽とカヌーを漕ぐ姿は美しく、目に焼き付きます。


大ヒット青春映画『キセキ -あの日のソビト-』の
兼重淳監督 × 杉野遥亮が再タッグ
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土橋の脚本を見事にスクリーンに昇華させた監督は、『キセキ -あの日のソビト-』(17年)で父との軋轢を乗り越えて夢を実現させる若者たちの青春のキラメキを描いた兼重淳。「真摯で味のある映画を撮ることで定評のある」と土橋が絶賛する兼重監督は、脚本を読んで「登場人物それぞれに影となる部分があって、そんな人たちが自分の居場所を探し関わりあっていく中で、(疑似)家族になっていく感じが興味深くて、監督したかった」と語っています。

遥を支える大事な仲間となる颯太役の杉野遥亮は、自らの映画デビュー作である『キセキ -あの日のソビト-』で俳優としての基礎を教えてくれた兼重監督の作品であることこそが、なによりも出演の動機だったそう。そんな杉野の演技を3年ぶりに目の当たりにした兼重監督は、「口数が少ない役だったんで、演じてて難しかったんじゃないかな。でも、この役はそれが狙い。ちゃんと彼のお芝居から颯太の持つ影の部分も感じられたし、上手に演じてくれました」と、その成長ぶりを称賛しています。


実在のカヌー選手から着想を得た
奇跡の脚本
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挫折を乗り越え、未来を切り開いていくアスリートの気高い姿をオリジナルストーリーとして作り上げたのは、映画『超高速!参勤交代』シリーズなど多くのヒット作を手がける脚本家の土橋章宏。

「(パラリンピック選手は)気の毒、可愛そう……。そんな一般的な考えは間違いで、むしろかっこいいスポーツ選手なのだと。このカルチャーショックをまず伝えたい」と語る土橋は、実在のパラカヌーの日本代表選手とのインタビューから着想を得て作り上げた企画・脚本を、TSUTAYA CREATORS’ PROGRAMに自ら応募。審査員特別賞を受賞し、映画化が実現しました。実話に基づく話ならではの力強さと説得力が、完成した映画からも伝わってきます。


迷いながらも立ち上がる主人公を
陰ながら支える母の愛
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オリンピックを夢見る走高跳のスターから、カヌーの選手へ。遥の再起を支えたのは、女手ひとつで娘を育てた母親・郁子(大塚寧々)、亡くなった父親の友人で、子どもたちにカヌーを教える陽気な宮本(小澤征悦)、カヌーのエンジニアの颯太(杉野遥亮)らをはじめとした周囲からのさまざまな愛でした。

中でも、「まだ外の世界があることをわかって欲しい。あきらめちゃいけないということをわかって欲しい」と、心配しながらも影から娘を支える郁子の気丈な姿には胸を打たれます。


SUPER BEAVERによる主題歌
「ひとりで生きていたならば」が代弁するメッセージ
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他人の優しさに触れ、自分の弱さをさらけ出すことによって、真に強い人間へと成長していく遥。主題歌であるSUPER BEAVERの書き下ろしの新曲「ひとりで生きていたならば」は、そんなヒロインの変化を代弁しているかのようです。

主題歌が添えられた本編を観た中条は、「映画も音楽も1つになってとても素敵な作品が出来た」「心が沈んでしまった時や、元気を出したい時にお守りのようにして聞きたい!」と感慨深げにコメントしています。

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