「臨床医師を辞めたボンガート医師の成長物語」魔界探偵ゴーゴリII 魔女の呪いと妖怪ヴィーの召喚 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5臨床医師を辞めたボンガート医師の成長物語

2019年12月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 1週間前に観た前作の内容を思い出せないほど記憶力がない・・・困ったものだ。冒頭では醜いケロイド状の顔の羊飼いヒョードルを純愛で慕う少女ダリンカのエピソード。そのダリンカの姉も恋人がいるのに父親は金持ちと政略結婚させようとしていた。サンクトペテルブルクの小さな村の貧困さを物語っている。

 1809年のゴーゴリの出生の秘密についても語られていて、6人の子供がいたのに最も病弱なゴーゴリしか生き残っていない悲しいエピソード。黒騎士の男が誰なのかという謎も、コーマ・ブルトという男の登場によって核心に迫ろうとするのだが、彼は神学者であり、悪魔を追い続けていたという。謎は3作目に持ち越しか?

 一方、ゴーゴリは人妻のリザと愛し合っていたのだが、横恋慕する水の妖精オクサーナもまた事件を解決に導こうとするも、ゴーゴリの特殊能力を生んだというだけだったのか。池に沈めて彼の能力を高めていた。

 終盤はヴィーの召喚がメインとなるのではあるが、なぜか全然解決に向かいそうにない。しかも全体的にグロさは減り、ファンタジーが中心。オクサーナの顔が怖いということだけが印象に残った。

kossy