劇場公開日 2021年6月4日

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「魂のこもったエンターテイメントが好きなら、一度でも感動したことがあるなら、確実に刺さる作品」映画大好きポンポさん kizkizさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5魂のこもったエンターテイメントが好きなら、一度でも感動したことがあるなら、確実に刺さる作品

2021年9月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

大大大傑作。
監督は『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』の人、と言うとわかる人なら即飛びつくでしょう。

クリエイターの、常人とは違う狂気をポップかつエモーショナルに描いている。
この狂気は『セッション』のEDの興奮に近い。

前半からクライマックスまで名言の嵐。
ただのいちアシスタントだったジーンが監督に抜擢された理由が「いちばん目が死んでたから」なのが最高です。
「幸福は創作の敵」だと。目が死んでる側の人間が命を削ってモノを創るとどうなるか?興奮しかない!

映画の”編集”という地味な部分をクローズアップされているにも関わらず、素晴らしいストーリーと演出でエンターテイメントとして成立させているのが見事。
終盤はバトルモノのような興奮がありました。
挿入歌がかかるタイミングが絶妙で!涙で…スクリーンが……。

とにかく見るべき映画!
魂のこもったエンターテイメントが好きなら、一度でも感動したことがあるなら、確実に刺さる作品。
カメ止めのごとく、映画で語っているメッセージを作品そのものが体現している感動もある。ヤラレタ!と笑顔で膝を打っちゃう。見事。

kizkiz