劇場公開日 2021年6月4日

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映画大好きポンポさんのレビュー・感想・評価

全279件中、1~20件目を表示

4.0映画好きで、頑張っている人のため

2021年7月12日
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鑑賞方法:映画館
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猿田猿太郎

4.5細かいネタやディテールが詰め込まれた90分、何度見てもするっと楽しく見られる

2021年9月30日
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鑑賞方法:映画館

平尾隆之監督に取材するため試写で2回、公開後に映画館で2回見ていますが、毎回するっと楽しく見られるのが良いなと思っています。本編90分というコンパクトな尺に、アニメならではの表現や映像編集の奥深さ、原作漫画をふくらませた物作りのヒリヒリするドラマが詰め込まれていて、繰り返し見ると細かいところに色々とネタが仕込まれていることにも気づくことができます。例えば、序盤でジーンが「いい絵だ」と言う、水たまりで跳ねるナタリーの横には、さり気なく後半登場するある人物も歩いています。劇中ポスターも1枚1枚デザインされていて、「ニャリウッド」の世界を構築するディテールの凝り具合が楽しめます。

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五所光太郎(アニメハック編集部)

4.5編集は本当に面白い

2021年6月30日
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鑑賞方法:映画館

映像の編集ってやってみると本当にすごい面白いものだが、映画のメイキング映像でも、映画制作の舞台裏を描いた内幕ものでも中心に取り上げられることがすくない。スタジオで延々と作業するものなので、画的に地味だからしょうがないんだろうけど、本当はめちゃくちゃ面白くて、映像制作の醍醐味なのだが、この編集の面白さを存分に伝えてくれる作品がついに出てきた。物語の前半こそ撮影現場のエピソードがあるが、映画の後半は編集と金策の話になっていく。同じシーンでも編集次第で全く別の印象のシーンとなることが、わかりやすく提示されるが、それ以上に本作全編が凝った編集にあふれているのも良い。
僕が好きなのは、ポンポさんとアランがカフェで向かい合って座って予算の話をしているシーンだ。オーソドックスなつなぎだが、実に順番が的確だ。2人が向かい合っているのを2ショットで捉える、奥には大きな窓があって強い西日が差し込んでいるため、2人は逆光気味で暗く映っている。2人が困難な問題を抱えていることを示唆しているカットだ。そして、2人の正面カットを切り替えしてつなぐのだが、西日によって顔の半分が影に覆われている。2つに分断された顔が、やるかやらないのか、2つの選択肢の決断をする場面であることを伝え、やると決めた2人を今度がカメラが窓側に入り、2人の未来を暗示するように明るく照らしている。このつなぎの順番を逆にしてしまうと、物語の展開は理解できても、伝える力が弱くなるだろう。
このように、つなぎ方にもちゃんと意図がある。素材の強さを何倍にもしてくれるのだ。

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杉本穂高

5.0一見するとタイトルもキャラクターデザインも弱い。でも実は凄く面白い映画! 騙されたと思って見てほしい作品!

2021年6月3日
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まず正直に言います。タイトルは魅力を感じにくいですし、キャラクターデザインもどこかB級感が漂っています。試写で見るまでは「たぶん日本の学校を舞台にした自主製作映画のような作品だろう」と。
ところが、全くスケール感が違っていました!
「日本の学校を舞台にした自主製作映画の物語」どころか、「ハリウッド(正確にはニャリウッド)を舞台にした本格的な実写映画製作の物語」でした。
アニメーション映画なのでキャラクターは日本語を話しますが、書き文字はすべて英語です。
「ポンポさん」というのは、「ジョエル・ダヴィドヴィッチ・ポンポネット」という映画プロデューサーのあだ名で、パッと見に反して、内容はかなり本格的な作品だったのです。
本作では、映画製作の舞台裏をテンポよく見せてくれます。
特に、「編集」を大きなテーマにしているだけあって、ここが大きな見どころの一つになっています。
エッジの効いた映像表現と、名作になるためのテーマを織り交ぜながら「夢と狂気の世界」を巧みに描き出しています。
これは、間違いなく名作と言える映画です。

私たちはふだん映画を見ますが、その理由はそれぞれあるでしょう。
ただ、本作には、誰もが共感できるような「答え」が描かれていると思います。
実は、本当に凄い作品は、本作のような「夢と狂気の世界」から生み出されているものなのです。
クリエイターらの「夢と狂気の世界」があってこそ素敵な時間が生まれているのです。
本作のような舞台裏に思いをはせる習慣が大切で、それによってもっと映画が好きになれるのだと思います。

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細野真宏

4.0この映画が90分の理由

2025年4月13日
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キャラクターはディフォルメされているのと、リアルな外人顔と何故か二種類いて不思議な世界観ですが、わりと真面目な話です

背景などは非常に綺麗

プロデューサーのポンポさんに、突然指名された監督が主人公
映画作りの大変さが伝わってくる映画です

漫画版にはいないらしい、オリキャラが結構良い味だしてた

全体的になかなか面白かったが、最後がちょっとやりすぎ
漫画版はこの後続いてるの?

声優が一部下手で残念
最後には聞き慣れたけど

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CAIN

5.0軽やかに鮮やかに、映画への愛をつむぐ

2025年4月2日
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原作は杉谷庄吾【人間プラモ】の同名マンガ。

【ストーリー】
ジーンは映画の都ニャリウッドの制作会社"ペーターゼン・スタジオ"の社長であるポンポさんのアシスタントとしてはたらく、監督を夢見る若者。
忙しく立ちはたらく毎日の隙間隙間に、美しい光景を見つけては、いつか自分の作品をつくりたいと気持ちを高めていた。
そんなある日ポンポさんに呼びだされ、新作映画『MEISTER』の監督に抜擢される。
おなじく抜擢された主演女優のナタリー。
オーディションに落選しつづけたさなかの呼びだしに恐々としつつ、スタジオで顔あわせする二人。
ジーンとともに手さぐりで演じるキャラクターと映画としての表現を学びつつ、自分にそなわった良さをいかに表現すべきかを磨きあげてゆくナタリー。
他のスタッフが、まだ原石の彼らを、陰に日向に支えて、映画撮影は順調に進んでゆくのだが。

いやーいいもの見ました。
軽やかに鮮やかに、作品をワンランク上へとみちびくポンポさんと、高額の制作費や労力を必要とする撮影とその編集に煩悶しながら、作品としての純度を高めてゆくジーン。
主演の、世界最高の俳優と名高いマーティンが、若い彼らに現場人としてのふるまいを教え、さらにそれを作品へと昇華させる。
これらをハリウッドでトレンドの映像手法で、作品全体を彩るっていうややこしい離れわざで、統一感をかもしてます。
ストップモーションの画面もゴージャスで、世界各地でおこなわれるロケシーンも手間がかかってて、ビッグビジネス感に一役かってます。
また天候表現がいいんです、スイスの撮影のシーンなんか特に。
ラストのセリフもいい。
若いころのノーランが言いそう笑

アニメ映画は作業フローの構造上、創ってたシーンを切るという編集はあんまりやらないんですけど、『AKIRA』なんかは完全版として大友克洋自身が描き足したパージョンでソフト化したりしてます。
そんなこだわりのおかげで製作費の回収に20年近くかかったってウラ話も聞こえてきますが。

全編にハリウッド映画への愛あふれる逸品。
アニメ好きでエンターテイメント映画好きならぜひぜひ。

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かせさん

2.5上映時間が90分のとこです

2025年3月13日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

難しい

ハードル高めで、氣になってたからか、凄く良かった!、ではなかった。
原作もみてないので、映画化にあたっての変化も判らない分、読み込めない部分があるのかも?

確かに短く要点を纏めて伝えられる事が出来た作品は良作となり得るけど…。
3時間超えでも、いつまでもその世界に浸っていたくなる傑作も存在するから、必ずしも90分最強とは思えない氣がする。

ジーン作品をそのまま観てみたいとも思った。

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奇妙鳥

4.0侮っていました。

2025年3月3日
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鑑賞方法:VOD

いやぁ~、良かった。
前評判が高いのは知っていたのですが、
どうかな〜?、ちょっと好みじゃないかも?
と思って序盤を観ていたのですが、
いやいや完全にヤラレちゃいました。
良かった。また見たいと思いましたね。

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瀬波

5.0映画作りのエッセンス満載

2025年3月3日
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鑑賞方法:VOD
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odeonza

4.0映画を作る話

2025年3月2日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

不快なキャラも出てこないので楽しめた。

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たくわん

4.0作品を観てみたくなる

2025年1月12日
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鑑賞方法:TV地上波

監督自身の思い入れのシーン、スタッフやキャストの情熱とアイデアを集合したシーンを限られた時間にまとめる編集作業のすごさ。一歩間違えれば、傑作が凡作・駄作になってしまう。泣く泣くカットする断腸の思いが伝わる。なるほど、ここまで大変なわけね。製作の葛藤だな。
追加したシーンが出来上がりの作品にどれだけ効果があったのだろう。映画製作の作品では、実際の劇中作品が見たくなってしまう。
ルーキー監督と新人女優、名優たる大スター、新進プロデューサー、そしてスタッフやハイスクールの同級生に至るまで、登場人物のバリエーションに工夫があり、隙が無くかかわってくる感じがとても良いね。

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Bluetom2020

4.5良かった!

2024年11月29日
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鑑賞方法:VOD

興奮

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ゆうと

3.5順風満帆すぎるお話。 何ひとつつまずきも綻びもなく進行するストーリ...

2024年10月27日
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鑑賞方法:VOD

順風満帆すぎるお話。

何ひとつつまずきも綻びもなく進行するストーリー。
普通の映画ならアクセントとして必ず入るアクシデントが無い。
たまにはこういうお気楽なのもいい。

大塚明夫がいるだけでこの安心感よ。

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さしみしょうゆ

3.0予備知識なしで最後まで見た

2024年10月2日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

まったく何の予備知識も無しに、おすすめ録画に入っていた映画を再生したところひきこまれました。「こんなつながりもあるんだなぁ」などと、不思議な感慨にふけっております。

なにしろ最近は2時間の映画を見る時間を作ることさえ億劫で、見始めたと思ったら、他のことに気を取られ、途中で頓挫してしまうことがほとんどです。

映画館で集中して見れば、なんとか「完走」出来るのですが、見に行きたい気持ちにさせてくれる映画が少ないのです。

だからこそ、ポンポさんがこだわる90分という時間に共感するし、映画を見るという行為自体に焦点を当てた映画は、意外と少ないのだと改めて気づかされました。

もうひとつのフックが、コッテコテのアニメ絵であるという点。

上位概念はありませんが、邦画に関して言えば、明らかにアニメが実写作品を凌駕している現実があります。作品世界でのニャリウッドというのはどう考えてもハリウッド映画のことであり、「門前の小僧習わぬ経を読む」を軸にストーリーが展開していきます。アニメ絵に対する拒絶反応さえなければ、実写作品と同じアプローチで映画を語っているのです。

そういう意味では、実写とさえ言えるでしょう。

近年のアニメ『THE FIRST SLAM DUNK』『すずめの戸締り』も、アプローチこそアニメの手法をとっていますが、出来上がりは、もはや実写と言ってもいいでしょう。

トム・クルーズが、見たことのない絵作りに腐心するように、実写であるか、アニメーションであるかは、表現のひとつの手段に過ぎないと思いました。

どうやら原作があるようで、どれほど忠実に映像化されているのか知りませんが、こんなふうに見せてもらえたことに感謝です。

しいて言うなら、劇中劇の形式をとっているので、完成した映画が、どれほど素晴らしいものであるのか、その片鱗だけでも見せてほしかった。

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うそつきかもめ

3.0映画が好きにとっては楽しめる作品

2024年9月5日
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鑑賞方法:VOD

楽しめるといってもパロディ等ではなく、映画に求めるモノといった印象でしょうか。
・90分より長い映画はいらない
・最高の1シーンのために他がある
他にもたくさんありましたがこの2点を重点的捉えていて、私にとっては「わかるわかるわかるわかる」と共感で突き抜けていました。

とはいえ、ちょっと最高の1シーンが弱かったですね。
弱いというよりも持って行き方がかなり強引でお涙頂戴でちょっと萎えました。

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高い坂

0.5過不足

2024年7月31日
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犬の映画生活

2.0ごめんなさい無理です

2024年6月18日
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この映画、起承転結のあるサクセス・ストーリーの展開部分に説得力が足りません。困難の提示>解決のプロセスを、登場人物の「僕は映画が好きなんだー!」(ここでJPOPがガンガン鳴り響いて、画面が七色に光ったりする)という「演出」だけで済ませてしまうのは如何なものかと思います。映画作りパートのディティールも納得感を生み出す程ではありません。アニメーション専門学校のCMならこれで十分、しかし1時間半の尺を持つ映画であれば語るべき物語があるはずです

作中、主人公の心境と劇中劇を重ねる演出に結構な尺が割かれていますが、技巧的な演出の前に基本的なプロットに気を使ってほしい。象徴的なのは映画オリジナルキャラクターのアランがストーリー上のわかりやすい粗になっている点です。脚本兼任の監督が文芸面に関してあまり明るい方ではないのだと想像します。アニメーター出身監督や演出屋監督が陥りやすい失敗パターンだと思えば、この映画の全体像に合点がついてしまいます

ポンポさんという超常的なキャラクターを中心に据えている分「何でもあり」な筈なのに、それでも許容ラインをはみ出してしまう杜撰な作劇。映画大好きな私としては、これを好意的に評価するのはちょっと難しかった

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フレンチクローラー

5.0何度でも観たくなる

2024年4月29日
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 「ようこそ、夢と狂気の世界へ」

 映画が好きな人、夢を追い掛ける人、何者にもなれなかった人…そんな誰かの為の映画。
 無駄なシーン一切無し!最初から最後まで楽しめる、何回でも見たくなる映画です。
 鳥肌が立つし、泣けます。夢を叶えるために、何を犠牲にしたのか、自分には何が出来るのか。キャラクター全員が魅力的で、全員に見せ場があります。
 映画が見たくなるし、映画が撮りたくなる。
 最高の作品です。

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こーへー

4.5なんでポンポさんかわからんけど、超よく出来た作品

2024年4月25日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

興奮

映画そのものが、どのように作られているかよく分かる解説映画でありながら、そこにしっかりと思いが乗せられている不思議な映画。
解説的でありながらも、そう感じさせないくらいに没入感のある。疾走感があって、サクサクと物事が運び、一切のもたつきが排除されている。それもこれも、作品内で繰り返される上映時間の重要性。本当に短時間だからこそ、集中できる。
ポンポさんが、ポンポさんである意味はキャッチーさのためと、リアリティラインの調整だろうか。
ほんと、リアルを感じさせるヒリヒリ感がありながらも、終盤のドラマ的な転がり方はサイコー。
単純に面白かった。

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neko

5.0超*面白かった!!

2024年3月16日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

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𝖒𝖚𝖓𝖆𝖈𝖞
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