劇場公開日 2019年11月15日

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「【とてつもない逆境を、不撓不屈の鉄の意思で乗り越える男の物語 パートⅢ。二人の父親の物語でもある】」エンド・オブ・ステイツ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【とてつもない逆境を、不撓不屈の鉄の意思で乗り越える男の物語 パートⅢ。二人の父親の物語でもある】

2019年11月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 冒頭のトランブル大統領(モーガン・フリーマン:この老練の名優は矢張り良い、画がぐっと締まる。尚、トランブル氏、第一作から着実に地位を上げて今作では大統領になっている)を暗殺しようとする場面は今までにないパターンで少し驚く。

 このシリーズは第1作から、シンプルで分かり易いストーリー且つ、アクションの凄まじさで人気を博してきた。

 今作も、基本的には同じ作りである。

 序盤、やや中だるみ感があるが、後半に掛けてのテロリスト集団とFBIとの激しい戦闘シーンは相変わらずの迫力である。

 前作までギクシャクしていたマーク・バニング(ジェラルド・バトラー)と妻レア(ラダ・ミッチェル)の関係は回復し、娘レア(前作で殉死したシークレット・サービス長官の名前を付けた)も可愛い盛り。

 だが、バニングの体は歴戦の後遺症で満身創痍であった。そのバニングがある人物に嵌められて・・。

 ”おお、君はコンチネンタルホテルのシャロン君ではないか!”のランス・レディックが新たなシークレットサービス長官に扮しているし(この時点で”彼は死なないから大丈夫”と勝手に決めつけ無理に安心している自分がいる。)
 バニングの失踪していた親爺さん(ニック・ノルティ!)の登場に心ときめき、その親爺さんの元特殊部隊の熟練の罠が仕込まれた”山”の場面での親子の面白き遣り取りにくすりと笑う。

 モーガン・フリーマンじゃなくてトランブル大統領とジェラルド・バトラーじゃなくてマーク・バニング(くどくて、すいません。3作、熱心に観てくると脳内がこうなります)との深い信頼関係が敵の思惑を撃ち砕く辺りも、現在のアメリカ国民のハートを射抜いたのかな。

<第1作、第2作を観ていなくても、問題なく安心して楽しめるサスペンス・アクション・ムービー。>

NOBU
ワンコさんのコメント
2019年11月17日

やっぱり、オヤジの爆弾トラップは最高の山場ですよね(笑)

ワンコ