劇場公開日 2019年10月25日

「ティモシーシャラメの異常な美しさに平伏す」キング やべっちさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ティモシーシャラメの異常な美しさに平伏す

2019年10月30日
iPhoneアプリから投稿

放蕩息子だったヘンリーが王となり、フランスを制圧するまでの話。絶対劇場向け。

静か目な代わり映えしない音楽、セリフは少なめなのだが、暗めでどこか耽美な映像はもはや芸術的で美しい。

特筆すべきはやはり主演のティモシーシャラメ。この時代にこんなバキバキにパーマかかったやついるかよと思いつつ、言葉が出ないほど美しい。

劇場は、ティモシーシャラメ狙いかほぼ主婦層だったが、タイトル通り、王とは何か、人を率いるとは何かが結構大事なテーマなので、中間管理職にも響くような内容な気はする。

戦争シーンが割とのほほんとしていて、そもそもの人数も少ないし、こんなにお互い合意取りあってからやるのかなと少し疑問。
発音は割とゴモゴモしているし、中世ものだからか聞き慣れない用語あり半分くらいしか聞き取れず。字幕あれば関係ないですが。

アクションとかではなく、平民から王としての成長を描いた作品、なかなか面白かったです。満足。

やべっち