「ライブで逢いたかった…」マイ・フーリッシュ・ハート shokotenさんの映画レビュー(感想・評価)
ライブで逢いたかった…
若い頃近所のジャズ喫茶のマスターに
聞いてごらんと勧められたのが
チェットベイカーシングスでした。
当時まだLP盤で。
彼、ジャンキーだけどね、とも。
でも、甘い歌声と物哀しいトランペットの
音色に一気に虜になったことを覚えています。
彼の死亡を告げる新聞記事も覚えています。
だから、最後の夜をこの映画で
知りたかった。
映画のシーンは、ずっと夜でした。
晩年の彼の心の中を映しているようで。
右に転んでも崖、左に進んでも谷
のよな彼の人生の、繊細な神経の危うさが、
曲に現れて、私達の心に響き渡るのかしら。
ファンとしては、そんな彼の人生も
魅力の一つとして捉えられるけれど、
しかし周りの人達は本当に
大変だっただろうなと思いました笑
切ない人生だっただろうけれど、
死ぬまで聴いていたいと思える
音楽を残してくれて、ありがとうと
天国の彼に伝えたいと思います❤︎
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