劇場公開日 2020年2月21日

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「女の不倫!」Red haccoro216さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5女の不倫!

2021年10月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

日頃の夫への不満を発散すべく、意気込んでDVDを見ました。

素晴らしい表現。

令和になっても、依然子供の責任の多くは母親にあり、母親自身が幸せな状況でないと、子供の真っ直ぐすぎる愛情に応えるのは難しいものです。

だからこそ、世の夫様達には、奥様を本当に理解して、愛せるようでいてほしいなと思います。

夫の理解と本当の意味での愛。
女性にとって最も必要なものだと思う。それが得られないとわかった最後の場面で、1人、もうこの世にいない恋人の死に取り憑かれたように歩いていく塔子、恐ろしい表情。見事だった。

ただ、ただです。

できれば、みどりちゃんに最後のセリフを言わせたくなかったな。
お母さんと同じ道は歩みたくなかったのでしょうが、できれば、別れを告げるのは旦那さんだけにしてほしかった。
廃人のようでしたね。

捨てる、てこういうことだよ。ていう隠喩なのかな?と思いました。

本当の愛に生きたいのなら、もうちゃんと持っているじゃないですか。
子供との間に。

自分が死ぬとわかっていて、あえて塔子を探し出し、家族をも捨てさせてしまった鞍田さんの愛も、旦那さんのそれと同様、勝手なものだな、と思います。

塔子にももう少し我慢して欲しかった。
大きくなったら、建築家のお母さんのすごさが、みどりちゃんにもわかったに違いないからです。

女にとって真実の愛って、男の人かな?

haccoro216