劇場公開日 2020年2月21日

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「「愛」は理屈じゃなくて…心の芯から感じるもの」Red sweetberryさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5「愛」は理屈じゃなくて…心の芯から感じるもの

2020年4月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

震えました。人が…生きている間にこれほどまでに求め合う相手に巡り逢えた事が「奇跡」ですから。
レビューを読むと…人それぞれ男女それぞれ受ける印象が違う、視点が違う事が明らかですね。あと、その方の人生の厚み(愛についての)によっても全く感じ方は違うと思います。もちろん学歴や職歴や貧富とかそういうものではなく人間が生まれながらに持っているであろう「愛」の厚みです。心揺さぶられる程の愛を感じられる異性と出逢い、常識やモラルや様々な壁にぶち当たった経験値。その値で、この映画の響き方はかなり違います。
もがき苦しんでる塔子の心の痛み…私も感じていたから…。もちろん映画のような2時間で収まるストーリーなんかじゃない…もっと生々しく苦しく涙でグチャグチャになるようなこれまでがあった。自分の心の中は、誰かに理解してもらうものじゃなくて…自分自身でちゃんと向き合って見つめて、認めてあげないと……生きていながらにまるで心だけ死人のように真っ黒い塊のようになって輝きを失います。 周りの人が間違ってると言ってももし自分の心が求めるのなら…ちゃんと心も身体も息をしながら前に進んで行く方がいいに決まってるから。誰が悪いわけじゃない…夫も優しいし、子供も可愛いし、恵まれた家庭環境で「幸福」そのものなのかもしれない。でもそれは他人から観た形だから。自分自身が求めてないのなら、そんな場所も本人にとっては苦痛で「不幸」そのものかもしれませんよね。だからといって夏帆さん演じる塔子を完全に「良し」としているのではなくどう表していいか難しい程に渦巻く心の苦痛感を映像にする事、映像に出来ている事が素晴らしいと思いました。とりとめなく長々とすみません。最近「柄本祐」が好き(*^ω^*)
なんともなく、魅力的。推してます(笑)

sweetberry