「どれだけ惚れて、死んでいけるか」Red くりさんの映画レビュー(感想・評価)
どれだけ惚れて、死んでいけるか
本音で生きるには
どういう覚悟がいるのか
という話。
あの時どう言えば良かったのか。
場面やタイミングに関わらず
皆一度は経験する場面。
浮気してる人に
結婚について聞かれて
もし、
その人にそばにいてほしいなら、
回答がアホすぎる。
「生涯でただ一人、
好きになった女性と一緒になったこと」
って、
浮気している人からすれば、
私は違う。その資格がない。
と悟って
別れを決意するのが普通。
シチュエーションが違えば
正解の場面もある言葉なのかも
しれないけども。
こういう作品をみると
考える。
相手の心情を素早く理解できる人は
強い。勝ち組。
恋愛でも仕事でも。
無邪気に、ステレオタイプの人は
心の底で、
ないがしろにされて
踏みにじられる。
けど、
安定感とか安らぎで
つながる人も
あると思う。
そういうの無しで
価値観や恋愛観で
求めあうなら、
周りとの関係性がさめるのは
しょうがない。
子供でさえ、
他人という位置付けに
なってしまう。
でも、
そこまでやりきれる人は
少ないと思う。
人間はズルいから
普段は、
本音を隠してユルい集団に身を置き
寂しさをまぎらわす。
そして、
理性が抑えきれない時に
本作のような背景を想像して
一時を経験したり、
考えたりするんじゃないでしょうか。
だから、
母親の言葉のように、
個人の生き方として
途中までは、共感しても
最後までやりたくないと
いうのが、
多数のように思えます。
葬儀場で子供の手を離す場面は
最後までやりきる覚悟が
ありますかという
問いかけに思えました。
あのシーンがないと
不倫謳歌の作品に傾くので
後付けなのかなと
感じたりします。
個人的には、不倫肯定の作品に
なっても
車中での理想の家の窓の描写で
終わるストーリーがよかったなと。
恋愛はつまるところ、
親、子供、周囲は
見えなくなるものだから。
それを良しとするか悪いと
するかは別の話。
コメントありがとうございます。
苦手分野なので完成披露で見たきり。
人って贅沢なものだから、何を選択しても後悔しそう。
ころなさんに捕まらないように
こわごわ、映画館に行ってみようと考えてます。
笑笑