劇場公開日 2020年1月3日

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「観る相手を選ばない、新春初笑いコメディ」エクストリーム・ジョブ shironさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0観る相手を選ばない、新春初笑いコメディ

2019年12月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

笑った笑った!
観た後の会話に困りたくないので、映画は一人で観る派なのですが、この映画は誰を誘っても一緒に楽しめると思いました♪
老若男女マルチ対応☆おバカコメディ

友達と行けば盛り上がること間違いなし。
まだお互いの好みがわからないような初デートカップルはもちろん『スター・ウォーズep9』で意見が割れたカップルも、これを見たら仲直り出来るかも??
そして何より、家族で行っても気まずくならない!
犯罪組織が相手なので、多少痛いシーンはありますが、目を覆う程の残虐なシーンは無く、
どぎつい下ネタや、ブラックすぎるネタ、トンがった政治ネタも無い。
あるのは、登場人物達の気持ちの変化やすれ違いで生まれる笑いと、カットや間を駆使した映画的な笑いなので、安心してファミリーで楽しめる映画です。
あ、でも子供が憧れたり感動して泣けるような要素は御座いません(^◇^;)
ただただ笑えるコメディで、むしろその潔さが大好きだ!!
観た後には、誰もがスッキリ明るい気持ちになれることは確かです。

もう一つの見所であるアクションは、キャラクターごとにスタイルが異なる、キレッキレの肉弾戦がメイン。
強い女性の活躍は見ていて嬉しいし、アクションもカッコ良くて、とくに美しくしなやかなキックに痺れました(≧∀≦)
クライマックスの大乱闘は見応えがありますが、そこでもしっかり笑いを入れ込んでくるところに、コメディ映画としてのプライドを感じます。

マ警部が最高に笑えました。
面白い事を言わなくても、面白い動きをしなくても、無表情ですら笑えるww
ものすごいコメディアンだなぁ。と思って調べたら『犯罪都市』で恐ろしい中国マフィアを演じたチン・ソンギュさんでした!
あの常軌を逸した雰囲気は一ミリも無く、同一人物だとは思えませんでした。

コ班長の、うだつのあがらない感じも良いです。
くたびれたオヤジが、副業で生き生き輝いてくる様は思わず応援したくなります。
でもそれは、チーム全体にも言える事で、一人一人は頑張っているのに、イマイチお互いに噛み合っていなかった面々が、副業で新たな自分を発見して、それぞれのポジションで力を発揮することで、新たなチームワークが生まれて…
その先は見てのお楽しみってことで。

ちょっとこのタイトルだけではコメディだとわかりづらいので、いかにもコメディっぽいサブタイトルが欲しいところ。
一緒に行った友達も“韓国の刑事モノ”と思っていたので…
ポスターにある『“揚げる”大捜索線』がサブタイトルでも良いのになぁ。

shiron