痛くない死に方のレビュー・感想・評価
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嗚咽ギリギリの号泣
とても役者が豪華。予告でだいたいのストーリーも予想できる。それなのに嗚咽ギリギリの号泣。
特に最後の方の、医師がかけた言葉には。もう。
在宅で死ぬことは難しいとは思っていたけど、こんなに大変なんですね。
私は父は自宅で突然死。
母は白血病で1.7年闘病して普通に病院で亡くなりました。看病する家族視点で涙です。
母が亡くなるその時、親類や見舞いにもあまり来なかった家族が、「頑張れ!頑張れ」とべっとの横でさすっている姿に違和感があったんですよね。
もう十分頑張ったんだけどな、と思いつつ、看病してきた私は病室の隅で「よく頑張ったね、誇りに思うよ」と、心の中で思っていたことを思い出します。
周りの人が、泣き笑いできる死に方は素晴らしいです。
尊厳死(安楽死と言ってもいい)の選択肢ができることを切に願いますが、せめて看取る為の医師、痛くない死に方の専門家が増えることの大切さを思い知った。
この分野は人と比べても知っていると思っていたけど。
たくさんに人に観て欲しい。
そして、人生の最期が笑い泣きしてほしい。
そして、このサイトで最近多い、複数アカウントで映画も観ずに0.5評価連発の、意図的に評価を下げてるアカウントに怒りを感じます。危なく映画観ずにスルーしてしまう所だった。
このサイトだけ星評価がおかしいよ。
(意図的に評価をあげるのは気になりませんが)
観るの迷っている人は、この星評価気にせず観るべし。
(訂正)
レビューの精度が元の戻った。
ありがとうございます。運営の皆さん。
タイトルなし(ネタバレ)
泣けるし笑える。
老若男女問わず、多くの人が見るべき映画。医療の問題点、介護の大変さ、そして、自分で死に方を選ぶ大切さを知ることができる。
しかし、かたい映画ではない。泣けて嗤える。ベテラン俳優陣の名演技に脱帽した。
小学校高学年の子供を連れて行ったが、川柳を楽しんで、最後のお葬式で泣いていた。
地味な作品だが一見の価値有り。
現実と希望・・☆
在宅医療・介護と終末医療の物語。
前半は、もし身内にガン患者及び在宅で介護・看病等をされている方には
結構きつい展開になる。
しかし、ほとんどの場合は、この状況になるのかもしれない。
江本佑の演技が素晴らしい。
戸惑い、悩みながら先輩医師とともに成長していく。
対して、後半は彼の成長にともなった希望が描かれている。
患者夫婦の、宇崎竜童と大谷直子が哀愁を感じるほどのいい夫婦を演じ、
江本佑がしっかりと寄り添い、夢物語のように展開していく。
そこで救われる気がするのだが、見終わった後で現実は前半だろう・・と
何とも言えない気持ちになる。
一人の高齢者が増え、ガン患者も増加の一途。
母は、病院で亡くなったが、最後は経管栄養をとらされていた。
家族で話して、経管栄養を止めて 10日ほどで亡くなった。
もし、経管を中止しなかったら 今でも存命だっかかもしれない。
しかし、意識もなく生きているだけだった母にとって何が幸せだったのか・・
答えは、もちろん出ないが自分は延命治療は絶対にしないで欲しいと
家族に言ってある。
生きることには、いろいろな形があるということを改めて考えた作品。
ドキュメンタリーと合わせて見たい
【出来ること】
在宅医療とは言っても、家族の愛とか信頼関係とかないと難しいだろうなと思う。
こうしたものがあってはじめて、冷静に考えたり、意思を通わせることが可能になるのだ。
過疎地域であれば、また困難が待ち受ける。
この物語は、長尾さんの体験をもとにしたものだから、選択肢として在宅医療を考えるためには意義深いし、本田さんのようであれば、多くの人は幸せかもしれないと思う。
「けったいな町医者」が長尾さんのドキュメンタリー映画で、在宅医療を受けている実際の市井の患者さんや、その亡くなる場面も映し出されるので、そちらも併せて見ると、もっと理解が深まるようにも思う。
あと、このドキュメンタリー映画は、多剤投与や、ガン患者に対する過剰とも思える点滴や酸素吸入に関する問題点を指摘しているところは、目から鱗だったし、歩くことを普段から心がけることで、認知症の90%を防げるのではないかと提言しているので、まだ、病気もしていない、入院もしていない方々であったら、今の生活を少し見直す方が、より痛くない死に方に近づくことができるのかもしれないと考えさせられると思う。
ビデオ会議をしていたら、リモートワークで歩く機会が減り、躓いたとか、テーブルの脚の角にぶつけて、足の指の骨を折ったという話をしてる人がいた。
やっぱり、運動をしましょう。
ドキュメンタリーよりも迫真的
前半・後半と、はっきり分かれた作品である。
前半は、ドキュメンタリーよりも迫真的で、イタ過ぎる内容であった。
在宅医療の“負の側面”が詰まっていると思う。意図的に、問題のあるケースを取り上げたのかもしれない。
苦しくなると「電話で医者を呼べ」と要求する、虫の良い患者。
「標準」治療を拒否したため、大病院からの拒絶にあい、医療“難民”と化している。
家族は、“下の世話”だけでなく、深夜も付きっきりで疲労困憊だ。
看護師では対応しきれない問題が起きれば、専門知識もなく、オロオロするしかない。
しかし、医者は10日おきにしか来ない(“訪問診療”)。しかも、肺気腫を疑わず、誤った措置を選択する・・・。
この映画に不満があるとすれば、この前半部分で提示してみせた問題点を、完全に積み残したまま、後半に突入することだ。
つまるところ、医師のこまめなケア、そして「看取りの実績からの確信」だけが、解決のカギなのだ。
では、そういう資質をもった医師がいない患者は、どうなるのか?
依然として、現実は厳しい。
後半は、一転して在宅医療の“正の側面”が描かれる。河田医師が“成長”したからである。
先輩医師は諭す。「町医者は、臓器ではなく人間を見ろ」、「(慌てず)待てる医者になれ」。“効率性”とは真逆の、リスクのあるアプローチだ。
時に、科学的でさえないかもしれない。しかし“臓器”ではなく、“人間”の問題として見た場合、“効率的”な選択は、“自然な”選択とは異なることもあるだろう。
「人生会議」という言葉を自分は初めて聞いたが、「いつもやっているよ」、「1回2回やっただけ」ではダメだと言う。
河田医師も、先輩医師と同様に、白衣を捨ててフットワーク軽く“往診”へ向かう。
患者が、さかんに“終末期川柳”を詠むのだが、
「救急車 在宅看取り 夢と消す」
「尊厳を 遠くの親戚 邪魔をする」
の2つは、印象に残った。(細かい語句は聞き間違えかもしれない。)
ドキュメンタリー映画「けったいな町医者」の、劇映画バージョンなのかなと思っていたら、とんでもなかった。
2つ合わせて、初めて完成する内容だ。
親・配偶者の最期を看取る
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