「覚悟と悟りと」痛くない死に方 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
覚悟と悟りと
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終末期の患者を診る在宅医の話。
ステージ4の肺癌患者の診療で後悔をした在宅医としては経験の浅い医師の主人公が、先輩の院長に相談し、学ぶストーリー。
人それぞれだとは思うけれど、妻を看取った一人目の夫の死に対する覚悟がなかったり、本人を苦しめるリアクションに少し違和感を覚える始まり。
そして本題が始まり、あらすじにある大貫家の件へ。
手術をを拒んだ上にその状況で在宅での治療を望む娘と緩和ケアを望む本人の選択と、臨終後の娘の発言にも相容れず。
謝罪も今更で、迷い後悔させるだけだと思うしね。
とまあ、死生観は様々だろうけれど、多分、否、かなりドライな自分にはイマイチな序盤。
実際、自分の親もその親も、自身の最後は正にリビング.・ウィルそのもの+自宅で家族に手間をかけさせるのは望まないという選択をしてきた家系だし、自分もそれが理想だし。
そして2年後、本多家の件はもう、やり過ぎなくらいの素晴らしい展開で、これなら自宅という選択も良くわかるし、温かく胸アツだった。
…まあ、それでも自分の時は自宅は望まないと思うけれど。
フリとはいえど、大貫家のやり過ぎ感にちょっと引っ張られ、最後までその感情を引きずってしまったのでちょっと勿体無かったかな。
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