ザ・キッチン（2019）のレビュー・感想・評価

女の人が生きる道みたいなのをありのままのとかクソみてぇな歌じゃなくてリアルに描いてる部分が良かった。

クライムサスペンスと言えるほどシリアスでもダークでもなし、
メリッサ・マッカーシーが出てるのでコメディーちっくな部分もあり、がコメディーでもなし、
つまり、どっちつかずの作品と思う。
読後感はやや不満足レベル。

ハンドメイズ・テイルのエリザベス・モスを見たくて鑑賞。ここでも痛いシーンが多いし強かった。
殺すか殺されるか、殺される前に殺してしまえのお話。
安心して街を歩けた事はなかった。いつも恐怖だった。でも今後は私を先に考える。という主人公のセリフがこの映画の根っこなのかなあと思ったが、その為にみかじめ料やら脅しやら、そういうのは好きじゃない。

バッタバッタと撃ち殺して、人死んでいく。汚職警官もいるから、取り締まれないのかな。。夫達は妻への態度も頭も悪いから服役するが、その間妻達がメキメキと才覚を発揮。アイルランド人地区をまとめ上げ、仕事も分け与えるようになる。ブルックリン地区のイタリアンマフィアとも手を組み、出所して、態度を改めずマウントしてくる夫をそれぞれ殺す。女性は確かに強いのだが、描き方が中途半端だし、ラストの仲間割れからの仕方なく手を組むのもスッキリしない。何より、あまり面白いところがなかった。

アイルランド系の夫が逮捕された妻が三人（メリッサ・マッカーシー、ティファニー・ハディッシュ、エリザベス・モス）、収入を得るため地元の顔役と対立することに。
地元の働き口を増やすためユダヤ人を脅したりスカしたりと大活躍。
そのうち、イタリア系のマフィアから呼ばれることに。
男女差別もなんのその。