ハリウッド1969 シャロン・テートの亡霊のレビュー・感想・評価
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中盤からの脚色がw
WOWOWでワンスアポン〜ハリウッドの方の放送に合わせてシャロン・テート事件を題材にした映画を放送していたので見比べる為に鑑賞。
まとめて3本見たんですけど、これは中盤からおいおいこれ大丈夫?っと驚くくらいのカルトホラー展開でした。
一挙放送で一緒に見た
チャーリー・セズは犯人目線の作品。
ワンハリはハリウッドへの賛歌。
で、こちらは被害者目線の作品なのですが…これが1番登場人物を作品の素材としてしか見ていない様な…別の意味での不謹慎さにハラハラしたw
演出がやたらと古いから昔に作られた作品を見てるのかと思いきやワンハリと同時期公開なんですね。この古さとカルト感はもしやそれ自体が古きハリウッドへのリスペクトなのか???っとちょっと混乱です。
ただ他2作と合わせて見ると舞台も同じ事もありロケ地一緒なのかな?セットや衣装の差異などの違いや共通点を見るのは面白かったし序盤の入り方とかは好きでした。
シャロンテート殺人事件
事実を描いた映画だと思ったら違った。これでは「ワンスアポンアタイムインハリウッド」みたいだ。どちらが先に作った映画かわからないけど💦
ストーリーの至る所で思わせぶりな場面やら音楽やらが多く、お疲れ気味なところであのラスト、殺される前に犯人を殺して終わり。
冒頭の1968年のインタビューはシャロンテート本人なのか、今回の映画の女優なのかちょっとわからなかったけど、あのシーンからのスタートなら事実に沿った映画だと思うよなぁ、その方が良かったと思うけど🧐
タランティーノとは違う手法だが・・・
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(略してワンハリ)でも扱われたシャロン・テート事件の背景。ワンハリは見事にスカーッとする内容で展開されたけど、こちらの亡霊は遺族の気持ちを考えると、ひどい扱いかなぁなんて思ったりする。
何も知らず、ドキュメンタリータッチの作品なのか、再現ドラマ風の作品なのかと思い込んでいました。あ、これはやっちゃまずいパターンなのでは?などと思う終盤までは、結構上手い手法かとも感じました。何しろ、ホラー風味、カルト教チャールズ・マンソンの歌も直接使っているし、夢が現実なのか夢なのかわからなくなるくらいの展開。
そして、実際に殺された元婚約者のジェイ、ポランスキーの親友ヴォイテックと恋人アビゲイル、青年スティーブンという人物を巧みに配置し、悪夢によって彼らも信用できなくなる様子が描かれているのだ。てっきり再現ドラマだと思ってたので意外な方向に進むことに驚き、それがまた最後には、実際にあった死体と対面するといった悲哀に満ちたエンディング。ううむ。
実際の出来事と比べてみると、ヴォイテックもマンソンファミリーの仲間じゃないかと思わせたり、結局はスティーブンだけがシャロンの味方のような描き方も問題だ。それならそれでニュース映像ドキュメントを挿入したりするのは反則だし、再現ドラマならそれらしく、妄想ホラーならそれらしく、筋を通してもらいたいところです。
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