劇場公開日 2021年5月28日

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「富岳三十六景は晩年の作品」HOKUSAI 星のナターシャnovaさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0富岳三十六景は晩年の作品

2021年6月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

ものすごく宣伝に力を入れてた映画だったので
楽しみにして観に行きました。

前半は若者らしいジタバタが主題なので
動きがあったのだけど
後半は老成した後なので動きは少ない。
そこは仕方ないのかな?

ただ、代表作の「富岳三十六景」は晩年の作だから
それを描くところをもっと見せて欲しかった。
例えば突風が吹いて町中の人々の表情が
老北斎の頭の中で絵になってゆくのだけど
それがこんな作品になったんだよ!っていう
実物の作品の画像をそこにインサートして欲しかったな~

もっと北斎の絵を観せて欲しかった!

「表現の自由を権力に潰させてはいけない!!」
その思いは最後の方のあるエピソードで良く解るのだけど

折角の映画なんだから、大画面で
「富岳三十六景」をもっと観られたら
もっともっと良かったのに~~

前半のキーマンである版元の蔦屋を演じる阿部寛が
イイ感じで重鎮感が出てきましたね。
ちょっと楽しみになってきました。

星のナターシャnova