「富岳三十六景は晩年の作品」HOKUSAI 星のナターシャnovaさんの映画レビュー(感想・評価)
富岳三十六景は晩年の作品
ものすごく宣伝に力を入れてた映画だったので
楽しみにして観に行きました。
前半は若者らしいジタバタが主題なので
動きがあったのだけど
後半は老成した後なので動きは少ない。
そこは仕方ないのかな?
ただ、代表作の「富岳三十六景」は晩年の作だから
それを描くところをもっと見せて欲しかった。
例えば突風が吹いて町中の人々の表情が
老北斎の頭の中で絵になってゆくのだけど
それがこんな作品になったんだよ!っていう
実物の作品の画像をそこにインサートして欲しかったな~
もっと北斎の絵を観せて欲しかった!
「表現の自由を権力に潰させてはいけない!!」
その思いは最後の方のあるエピソードで良く解るのだけど
折角の映画なんだから、大画面で
「富岳三十六景」をもっと観られたら
もっともっと良かったのに~~
前半のキーマンである版元の蔦屋を演じる阿部寛が
イイ感じで重鎮感が出てきましたね。
ちょっと楽しみになってきました。
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