「魂注入」HOKUSAI Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
魂注入
駆け出し絵師の勝川春朗が北斎となり晩年までのお話。
勿論葛飾北斎という名前や冨嶽三十六景位は知っているけれど、特に錦絵にも浮世絵にも絵にも造詣がある訳では無く観賞。
師匠に楯突き兄弟子を殴り勝川春章に破門され、うだつの上がらない絵師だったところを耕書堂の主人に声をかけられて…というストーリー。
自身に足りないものが見えず、根拠のない自信に溢れた山猿の挫折と開眼や、挿絵画家としての活躍と、冨嶽三十六景への背景等、どこまで事実かは知らないけれど、波瀾万丈でとても面白かった。
そして柳亭種彦含め表現者としての心情や誇り等、言いたい事も言えないこんな世の中じゃPOISONだった。
そういえば柳亭種彦は享年60歳(汗)
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