「細かい表現が綺麗な映画です」HOKUSAI 雪宮紫月さんの映画レビュー(感想・評価)
細かい表現が綺麗な映画です
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台詞は最低限と言えるほど少なく所々で独り言とも言えるシーンもあります。
台詞の間も非常に長い間があるがその間に聞こえてくる音や役者の表情、動き、細かい部分まで作り込まれていると感じられます。
包丁で切る音や水を流し入れる音、筆の掠れた音など耳触りのいい音でした。
カメラの動きも所々その場の一人になったような振れるような場面もあり臨場感も感じられます。
所々で北斎の絵が出てきます。特に最後の波はそこまでの昂りもありとても良い終わりだと思いました。
この映画は観る人を選ぶ映画ですが世界観に入り込めるように感じられました。
私はとても楽しめたので5点評価です。
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