ジョジョ・ラビットのレビュー・感想・評価
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とても愛らしいジョジョ
子供の出てくる映画には、⭐️が甘くなってしまう私ですが、特にジョジョは表情、仕草、たまらなかった。そして、お母さんが素晴らしい。お友達も、キャプテンも❣️ デリケートな題材なのに笑わせながら、じんわりと考えさせられた。そしてドイツが負けた時の仲間は日本だけという言葉に、急に遠い話ではないなと。 戦争は恐ろしい。
#ジョジョ・ラビット
これは少年の初恋物語でした。 好きな人がどんな人とか、どこの国とか、 どこの民族とか、肌の色とか、髪の質感とか、 政治とか、宗教とか、信仰とか、 婚約者がいるとか、歳が離れているとか、 どこに暮らしているのか、 本当どうでもいいよね。 ジョジョは、初恋なんか 分からなくて、気づかなくて、知らなくて。 でも、 おなかの中にチョウチョが飛んでいることに 気づいてしまったんだ。 愛って偉大だね。
すべてを経験せよ 美も恐怖も
ヒトラーが題材の映画は結構好きで、 今作も興味本位で鑑賞。 トロント映画祭で最優秀賞作品として選ばれているのもあってそこそこの期待で足を運んだ。 すごいな。 何と言うかコメディ風にしているのだが、 当時のドイツを細かく表現していて心を掴まれるものがある。 主人公のジョジョは臆病者で好かれない。 しかし、空想のヒトラーによって愛国心は人一倍。 部屋にはヒトラーの写真やナチス軍の旗を飾っている。 ウサギ。というと、臆病で何も出来ないように思うのが普通だが、実を言うととっても勇敢。 ジョジョラビットってそう考えるといい名前じゃん。 うさぎになるんだ! ちょくちょく笑える。 テンポの良さは素晴らしい。 おばさん、いいキャラしてんなー!w エルサ、雰囲気がなんとなくだがアンネ・フランクに似ている気が。ほかのレビュラーさんも書かれていたけど。 子どもにユダヤ人はクソ。ゴミだ。戦争は素晴らしい。ナチス軍は最強。と教えるだけでこんなにも変わるんだ。酷いものだ。 空想のヒトラーだからというのもあるが、 もっと迫力というかダメ人間さを表して欲しかった。 これをしてないのが、この映画のいい所でもあるのだろうが。出演時間が短い。物足りなさがある 恋した時にお腹の中に蝶々がいるようだ。っていう 表現好きだな。 ダンスと音楽の素晴らしさ。 こんなことまで教えてくれる。 正しいってなんだろうな。 ジョーカーと同じ気持ち。 余韻がすごいし、震えが止まらない。 色々と考えさせられる内容だった。 Hi!ヒトラーが挨拶なんだな。 最初から最後まで衝撃の連続。 ぜひ劇場へ、
面白おじさんからあのヒトラーへ
面白おじさんからあのヒトラーへ変わっていく演出が良かった 冒頭のビートルズを流しながらの演出も良かった POPさがより恐怖を感じさせる。 狂気とPOPの入り混じりかたがボーダーランズ感
大尉殿のドイツ軍人の矜持
アメリカ製作なので「どうせドイツ映画よりゃ劣るよな…」と思いつつも鑑賞。おや?英語はやはり気になるが、なかなか悪くない。 片目の教官大尉殿がジョジョが羽織っていた外套の軍服を剥ぎ取って捨てるシーン、戦には敗けたけど、最後までドイツ軍人の矜持を棄てなかったところでグッときた。 でもやはり、これドイツ語で観たかったね。
真実に辿り着いたジョジョ
冒頭にビートルズの曲が流れると、タイトルの「ジョジョ」との連想ですぐに浮かんだのが、同じビートルズの曲「Get Back」である。グループの仲間同士の亀裂が決定的になろうとしているときに、ポール・マッカートニーがジョン・レノンに向けて、戻ってきてくれとメッセージを送った歌として有名だ。 Jojo was a man who thought he was a loner but he knew it would’nt last … Get back, get back, get back to where you once belonged 当時のジョン・レノンはアメリカに住んで、ボブ・ディランからすすめられた麻薬をやっていた。最初はマリファナなどの軽い麻薬だが、麻薬中毒者のご多分に漏れず、徐々に強い麻薬にシフトしていく。危惧したポールがジョンに、もといた場所(ビートルズ)に帰って来いよと歌ったのだ。 ナチズムは麻薬のようなものかもしれない。まだ十歳のジョジョは麻薬にハマることはないが、ナチズムにはどっぷりとハマってしまった。心の中にアドルフ・ヒトラーのビジョンを生かし続けている。そして一生懸命に理想の愛国少年になろうとする。しかし兵士になるための冷酷非情さを身に付けるには、生来の優しさが邪魔をしてしまう。 失敗続きのジョジョだが、底抜けに楽観的な母親の精神性を受け継いで、めげたり落ち込んだりすることがない。このジョジョのシニカルぶりが面白い。わざと自分を貶めるようなことを言うことで、生きる場所を見つけようとしているように思える。 国家というのは集合と離散を繰り返す幻想である。吉本隆明の言葉を借りれば、一種の共同幻想だ。征服によって国家が消滅したり、独立で誕生したりする相対的な概念である。にもかかわらず、国家を絶対的なもの、神聖なものと誤解することで、国家間の戦争が生じる。国家の指導者層は国民に自分たちが所属している(belong)国家を絶対的なもの、神聖なものと思わせたい。そこで様々なプロパガンダを講ずる。ラグビーの国際試合やオリンピックがその典型だ。これをパンとサーカスと言う。愚かな国民の大量生産だ。 ヒトラーが行なったパンとサーカスが最も有名で、嘘も百回言えば本当になるというのが基本のやり方だった。アウトバーンを整備して若者に自動車をあてがい、オリンピックで国威発揚だ。戦場には覚醒剤を打った兵士を送り出した。お国のためというパラダイムを金科玉条にして若者を次々に戦争に送り込んだ日本の軍事政権と同じである。 由らしむべし知らしむべからずという諺がある。人民というのは得てして頭が悪いから、大事なことを知らせても正しい判断が出来ない、黙って従わせるのがいいという意味だ。 人民の頭の悪さは証明のしようがない。根拠のない前提は為政者の思い込みであり驕りである。そもそも、多くの人から多様な意見を集めたほうが施政に厚みが出るはずだ。広く会議を興し万機公論に決すべしと、五箇条の御誓文にさえ書かれている。 しかし権力を手にすると、自分の思うように政治を誘導したくなる。人間の常である。家庭内や社内、校内などで君臨している人を時折見かけるが、あれも同じ構図である。DVやパワハラに容易に結びつく構図であり、実際に数多くの事件が起きて、数多くの人が自殺を遂げている。 ところが国家権力が同じことをしても、DVやパワハラとして非難されることはない。それは国家の名の下にすべてが正当化されることに加えて、政権によるプロパガンダが成功しやすいという特色があるからだ。その典型がジョジョである。人民が頭が悪いという見方も一理あると誤解してしまいそうな存在のジョジョだが、実は、情報を得ることで真実を悟ることのできる、頭のいい少年であった。 スカーレット・ヨハンソンが演じた聡明な母親は、そのあたりのことを見通していたようで、ナチに熱狂する息子をたしなめたりしない。息子を信じ、ナチスの本質を見抜いて、確実に訪れる自由と解放の時代を息子が力強く生き抜いてくれることを願う。いい作品だった。
前半のコミカルさが好き
歴史の不条理を悲劇ではない視点で描く作品を期待してた。前半は良かったけど後半は失速した感じ。今までよくあるユダヤ人悲劇ものだった。 「ビューティフル・ライフ」みたいな新鮮なアイデアは無かったけど、心温まる作品ではあった。
ヒトラーが好きな男の子の話
まるで関係ない話から始めます。私の家は常に猫を飼っていた。しかし10年程前、愛猫のランちゃんが亡くなりショックで猫がいない時があった。 すると約3カ月経った頃の事だ。天井から何か小動物が動く気配がする。案の定ネズミだ。 奴はスーパーラットと言われるクマネズミだ。 泳げるし、木に登れるし何より知能が高い。 例えば金網の籠型のネズミ取りだ。中の餌に食いつくとガッチャンと扉がしまり捕獲する仕掛けだ。しかしありえない事が起こった。 なんと奴は餌には食いつかず、ふんだけして出て行った❗️全てを理解して人間を馬鹿にしているのだ❗️ まさかネズミまでに馬鹿にされるとは・・・ トホホだよ。 奴はやりたい放題である。隠しても食べ物の場所を察知する。電子レンジの上のレトルトの箱を齧る。ひと気が無ければテーブルの上を漁る。跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ) さてある日の事、奴が柱を登っているのを目撃した。よっちらこっちら。手を伸ばせば届く距離。チャンスだ。ウラミハラサデ オクベキカ。 手近な棒を手にして奴目掛けて思い切り振り下ろ・・・ さなかった・・・一瞬だが可愛いとさえ思ってしまった。 はっきりした。私には生き物を殺す能力が備わっていない。 ヘタレだ‼️ この映画の主人公、ジョジョと同じだ。 その後ネズミにとっての【最終兵器】新しい猫を、うちに迎え入れ解決した。 さて毎度の事ではございますがヘタレの長い枕が終わりました。ネタバレが含まれる可能性が有ります。いやな方は読まない方がいいです。 まずオープニングが良い。ビートルズの「抱きしめたい」気づいてしまった。私はジョン・レノンの声を聞くと涙を流す生き物だった❗️但しドイツ語バージョンです。代わりに本編では全て英語です。 物語を簡単に説明する。主人公はローマン・グリフィン・デイビスくんが演じるジョジョ。年齢は10歳。 彼はべらぼうなヒトラーヲタクだ。彼の視点で物語は進む。彼には妄想上の親友がいる。タイカ・ワイティティ演じるアドルフだ。 母と二人暮し。名前はロージー。スカーレット・ヨハンソンが演じる。 ある日の事、家の片隅の隠し扉に気付いてしまった。そこには17歳の少女エルサがいた! 演じるはトーマシン・マッケンジー彼女はなんとユダヤ人だった! ユダヤ人は敵、ユダヤ人は醜い、そう教え込まれてきたジョジョ。さあどうする? まず、特筆すべきはローマンくんの演技だ。自然で表情が豊かだ。ぎゅっと抱きしめたくなった。監督も務めたアドルフ役のタイカ・ワイティティは本当の才人。母ロージー役のスカーレット・ヨハンソン。お父さんがデンマーク人だ。 だからかオランダ人、ロシア人、ドイツ人など欧州人を演じるとはまるねー。大好き。 この映画は一応戦争映画なのだろうが家族愛ありボーイミーツガールの甘酸っぱい感じもあり、なによりコメディとして優れています。 正直、ヘタレの私は泣きました。 大作ではないかも知れません。けど私はこの映画を・・・ 抱きしめたい。
いつでもユーモアを
第二次世界大戦下のドイツで"ヒトラー"をイマジナリーフレンドに持つ軍国少年が反ナチ活動をする母親が家に匿っているユダヤの少女を見つけて…。という話。 母親の少年への台詞が良い。 「戦争や政治の話より少年らしいことをしなさい、木に登ったり落ちたり」、「人を好きになるとお腹の中を蝶が飛び回る」、「平和が来たらやりたいことはダンス」 舞台背景からシンドラーのリスト的な話を連想するけど、むしろライフ イズ ビューティフルとかアメリのような味わいでした。
映画館で体感すべき素晴らしい作品
ジョジョを始め役各々の台詞に胸を打たれ【愛・洗脳・嘘・優しさ・現実を見る目】等々…考えさせられます。 ワイティティ監督天晴れです。 これから活躍の場が広がる監督さんになることでしょう。 まだまだ上映を続けて欲しい作品です。 個人的には母親ロージーの 台詞に感動しました。 スカーレット・ヨハンソンの適役でしたね。 サム・ロックウェル演じるキャプテンKは戦争を俯瞰した目線で見ている生き方で、終盤ジョジョを助ける場面では涙腺が緩んでしまいました。 すっかりサム・ロックウェルのファンになってしまった。 素晴らしいキャストとストーリーによって 【戦争はいかなることがあっても、絶対に起こしてはならない!!人間として最も愚かで意味の無い行為なのだ】と言うことを教えられました。 誰も幸せにはならず、人生の全てが負のスパイラルにハマっていくだけ。 この作品は【コメディ】となってますが、観賞する者の感情にジワリジワリと訴えてくる立派な秀逸作品です。 個人的には【アカデミー作品賞】。 9回目、観に行きます❗
かわいらしいラビットの成長を見守る
あまりナチスとか詳しくないが、100年も経ってないほんのちょっと前に現実にあったドイツは、そして戦争は、こんな感じだったのかと思うと怖い。 はてさて、映画は、俳優陣の演技もとてもよく、出てくるキャストみなに影響をうけて、ジョジョが自分で考えて行動する大人の男に変わっていく様が、かわいくかっこよく、とても素敵でした。 子役2人がすごくよかった。
2020年ベストエンディング候補
WWⅡの話だから悲惨なこともある。 でもそれをユーモアある笑いととともに見せてくれるのが素敵。 気合を入れなくても見に行ける。 みてて登場人物が愛しくてたまらない。 こんな戦争映画は珍しい。良作! 飄々とした独特の笑いは英語が聞き取れたほうが面白いかも。 言い回しの妙でニヤっとする。 ここらへんのニュアンスは字幕では拾いにくいっすね。 主人公の少年・ジョジョはナチズムでなかなかに憎たらしい。けど可愛らしい子供。 色々なことに戸惑いながら成長していく。 難しい役を見事に演じていました。 偉そうに喋るのに、どうしようもなく子供で……あ~、愛おしい!ってなる たまにジョジョ4部の康一に見えて仕方がないときが。 唇の出っ張り方とか。 そやねん、実写化するならこうやねん! 母親役のスカヨハが注目を浴びているけど、ユダヤ人少女エルサの娘も素晴らしい演技と存在感。 ”少年目線から見て”のシュッとしてカッコいい年上の女の子。 小学校の時とか中学校の女の人があんな風に見えてたなぁとか思い出したり。 あと音楽の使い方が秀逸。 オープニングのハイル・ヒトラー連発しながらのbeatlesはたまんないし……なんたってエンディング! ”あぁ、来るぞ来るぞ!これ来たんちゃう?!キター!!!”ってな。 SW ep9の締めセリフばりの鳥肌ありました。 よく見ると二人の表情と動きが最後の2カットだけ……。 そしてラストのジョジョの表情。 あぁ、素晴らしい!!!! 早くも2020年ベストエンディング候補! 大笑いするよりフフっと微笑みながら見れる。 それでいてメッセージががっつりハートにくる。 コメディな部分も思い返すと”あぁ、人生訓だなぁ”と。 子供ならではの思い込み、強がり、混乱、成長……。 そして自由、温かみ……。 総統っぽい身振りながらしょうもないことばかり言ってるイマジンリー・ヒトラー。 ちょい役かと思いきや素晴らしい見せ場を2つ持ってる◯◯。 あぁ、ほんと登場人物が愛おしい映画! 回想すればするほど好きになっていく~。
10歳の目線のホロコースト
個人評価:4.0 ホロコーストをナチス側から描く作品は珍しい。それも10歳の目線から。 全体にポップな空気感が流れているのが、この時代の子供達も、普通に無邪気に子供時代を送っているとも感じさせ、またその普通の中で、当然の様にナチズムの教育が自然体である事が、ポップに恐ろしい。 盲目の思想の中、敵と戦う後半の戦闘シーン。スローモーションの中で、唯一本当の恐ろしい現実を直視していたのはウサギの様に怯えるジョジョだけ。そんな思想とのコントラストが素晴らしかった。 スカーレット・ヨハンソンはもちろんだが、サム・ロックウェルらしい役柄の大佐も素晴らしかった。
靴紐を結び直して
良質な映画でした! 気がついたら大切なものをが静かに奪われている。きっと戦争ってそういうものなのでしょうね。 ジョジョの目を通してみる世界は、憎むべき戦争もどこかポップな印象があるし、ささいな散歩もとてつもなくかけがえなく、キラキラしている。 そういう風に映画が作られているのはきっと監督の手腕なんだろうな。10歳の子ども目線で見る戦争や初恋の危うさが、丁寧に描かれていました。 だから親友のぽっちゃり君が出てくるとほんとにホッとする。10歳の目線で描き通した反戦映画です! 観終わった後ぼんやりしてしまうのは、なぜだろう。。。
勇気と希望を与えてくれる映画
この重い題材を、こんなにもチャーミングに、それでいてしっかり考えさせる作品に仕立てた手腕に脱帽。子を巻き込まないよう自分の考えは語らず、子供に人生の素晴らしさ、生きる喜びを教えた母親。少女と語り合う中で成長していく少年。家族を、人生を奪われながらわずかな可能性を信じ続ける少女。それぞれの姿がたまらなく愛おしい。
戦時下の普通の人々
終戦間際のドイツを10歳の子供の目線で捉えた爽やかな後味が残る美しい映画だった。ナチス政権下のドイツなんて悪の象徴みたいに描かれることが多いけど、そこで暮らす大多数の人は我々と同じ極めて普通の人間だ。良識があり、自分の帰属する社会の価値観や信仰を多かれ少なかれ遵守し、家族や友人を大切にする。そんな普通の魅力的な人々の暮らしと、自分自身の経験を通して自分の価値観を確立していくジョジョ少年の魅力に最後まで目が離せなかった。 魅力的な人が多い登場人物の中でも、お母さんが素晴らしかった。強くてチャーミング。自立した価値観をもっていて他者を尊重できる。素晴らしい大人のお手本のようだ。
オープニングの「ビートルズ✕ヒトラー」から、この映画に飲み込まれる
オープニングのヒトラーの演説映像に合わせるBGMはビートルズ。 このノリの良さから、本作のノリが分かる。 暗いテーマになりがちな題材ではあるが、あえて明るいノリに仕上げている。 それは、オープニングだけでなく、数々のクスっと笑えるシーンであったり、全般に渡る。 だが本作の魅力は魅力的な登場人物たち。 主人公の少年、ユダヤ人少女、母親、軍人、アドルフ… ユダヤ人少女は、若い頃のジョディ・フォスターを思い出した。 意思の強さと、弱さ、儚さが表現されていたし、 スカーレット・ヨハンソン演じる母親は、出番は少ないものの、本作に明るさと「正義」をもたらしていた。オスカーノミネートも納得の演技。 サム・ロックウェル演じる軍人も良かった。ハッキリ言えば、「ボケ担当」みたいな役回りではあるものの、「美味しいトコ持ってくじゃん」と思わせる。作品中で明示されるワケじゃないけど、部下と同性愛関係だと匂わされていた(部下と目線を合わせるシーンがあったため) 当時のドイツにおける同性愛の扱いがどうだったか知らないが、法律的にも社会的にも除け者扱いだったのでは?そうだったからこそ、少女に同情的だったのかな、と思う。 親子愛を描き、差別と戦う姿を描き、戦争の悲惨さを描き、少年少女の成長を描き、それでも「コメディ」である、稀有なバランス感覚で作られた作品だと思う。 また、子供に見せたい、と思う作品が加わった。
ここ何年かで一番好き
戦争の悲しさとか、教育の怖さとか。いろんなテーマがあるんですが、 ストーリーも、色使いも、映像もとにかくセンスが良く。 悲哀もありながら、とても前向きで、とても優しい映画でした。 死とか愛とか、いろんなことを無垢なジョジョの目線でとても丁寧に、優しく描いた傑作です。
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