シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
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子供の頃のワクワク感やロマンを思い出させてくれた傑作
私はウルトラマンは、全話を見た記憶がない。テレビでリアタイ視聴したことは何度かあるようだが、どちらかというとVHSでその当時保存されていた数少ないエピソードを何度も繰り返し見ながら、記憶の中にウルトラマンが植え付けられていったように思う。
テレビゲームのおかげもあって怪獣はいくらか覚えているが、実際に視聴した記憶が残っているのはバルタン星人やゼットンくらいかな、という程度。ゴモラ、メフィラス星人、ブルトン、そういったのは見ていなかったように思う。
そのため、今回、ようやくスクリーンでザラブ星人とメフィラス星人に会えたことが嬉しかった。また、昭和の時代に見ていた特撮のウルトラマンが、この時代にどんなカタチで蘇るのか期待していたし、実際あのころビデオテープで何度も見ていた時の楽しさがいままた蘇ってきたことにはほんとに製作陣にありがとうと言いたい気持ち。うまく現代の社会設定に合わせ込んだ出来になっていたように思う。
それでいて怪獣の、子供心をくすぐられたあの造形が映画の中で不自然なようでいて不自然じゃないというか、そういう不思議な感覚も、むかし見ていた時のままで良かった。懐かしいBGMもうまくマッチしていて映画を盛り上げてくれた♪特に、クルマの中でザラブ星人と会話するところのBGMが最高だった。
意表を突かれたのが、宇宙恐竜ゼットンが破壊兵器として登場したこと。ウルトラマンの攻撃を全く寄せ付けない絶望感が見ていて伝わってきた。
あと小ネタ的なところで言うと、冒頭ウルトラQと出るか?!というところで「シン・ゴジラ」と出てまさかと笑ってしまいそうにwあと最後のゾフィーとの会話も元祖の最終話を踏襲していて、そういうところも嬉しかった。
他に印象に残っているのは、映画冒頭で、ウルトラマンが初めて姿を見せるまでの人間と怪獣の戦いの概要をさらっと紹介する手法は、何年も前に映画館で見たパシフィックリムに通じるものがあると思った。
比較せずに観る、考える、楽しむ
シンゴジラのようなゴジラに対して日本が知識・分析・知恵・組織力や政治力といった人間の強みを活かしてゴジラと闘う。みたいなのを期待するとつまらないと感じる人もいそうです。人智を超えた存在が友好的かもしれない。と分かればそれを利用しようと考えるのも人の性。ウルトラマン以外の外星人が友好的な手段でもたらされる脅威もその先を考えるととても怖い。
それにシンゴジラ以上に政治家の腹黒さなど強かったけど国益とか考えると納得できる部分も多かった。
最後のゼットンへの対処も「そんな事で勝てるの?」とも思ったけどウルトラマンはそうする事を思いつけなかった。人類の知識と知恵が有ったから勝てた。捨身の方法だったとしてもウルトラマンが実行した。その事について色々考える事ができる。
子供の頃、ウルトラマンの再放送を見た時のような色々な立場や視点で考える余地があり、それを楽しめる作品だった思います。
可もなくやな
期待はずれたな!
カラータイマーとしゅわっちが無いのが
寂しいな。
出だしウルトラQ的なんで期待したな。
長澤まさみと早見あかりはよかった。
巨大化した長澤まさみは、みなみ隊員を思い出すなあ。
まあまあかな。
庵野ワールドの新・ウルトラマン
昨年から、コロナ禍で上映が延期され、待ちに待った公開。昭和の初代ウルトラマンが、ヒーローだった世代の自分にとっては、上映前に胸躍るワクワク感に包まれた。
まずは、冒頭シーンから、ゴメス、ラルゲユウス、マンモスフラワー、パゴス、ペギラ等のウルトラQの禍威獣(本作ではカイジュウをこう表している)が早速に登場。少しリニューアルされたフォルムであったが、禍威獣が映し出される度に、幼少期のノスタルジーな世界へといざなってくれた。そして昔通りのあの渦巻き模様と、気味悪い効果音のウルトラQからウルトラマンへと変わるオープニングもそのままというのも、嬉しい限り。
続いて、ウルトラマンとしてもお馴染みの、ネロンガ、ガボラが暴れる中、真打ち・シン・ウルトラマンが登場!本作では、ウルトラマンのシンボルだったカラータイマーは封印。より無機質で無駄のない宇宙人としての立ち姿が印象的。その後は、地球征服を狙う、ザラブ星人、メフィラス星人とウルトラマンが対峙していく。
とまあ、禍威獣も次から次へと現れるのだが、そのフォルムは、やはり総製作指揮に当たった庵野さんのエヴァを彷彿とさせるフォルム。また、禍威獣やウルトラマンについて特徴や武器を分析するシーンにおいて、物理や化学の専門用語を駆使して説明する辺りも、庵野流とも言える。そんな中で、各シーンでのBGMや本部の電話や変身の時などの効果音は、昔のまま。庵野さんからの、初代ウルトラマンへのオマージュとも感じられた。
但し、あまりにたくさんの禍威獣を盛り込み過ぎて、ストーリー展開が雑なように思えた。禍威獣の出現も、ウルトラマンの登場も唐突。本来ウルトラマンは、残り3分までは、科学特捜隊のヒューマンタッチなドラマが展開する中で、最後の印籠としてウルトラマンが登場する。今回、西島秀俊や長澤まさみ、そして斎藤工の主要登場人物のセリフも全てが説明的で、ドラマ的な面白さは、シン・ゴジラの方がよかったと思う。
また、日本を取り巻くロシア、北朝鮮,中国などの現在の世界情勢を鑑みる中で、国家としての日本政府の立場の弱さに、一石を投じるようなシーンが盛り込まれている。これも現代世相を表しているのだろう。
そして、ラスボス。ウルトラマンのラスボスと言えば、言わずと知れたあの禍威獣。ウルトラマンの生死を賭けた闘いが幕を切る。いずれにしろ、1960年代にウルトラQ、ウルトラマンと共に少年時代を過ごした昭和世代にとっては、堪らない作品だった。
真実と正義の美の化身
まず一言。
この現代にシンの初代ウルトラマンを蘇らせてくれてありがとう。
自分はコッテコテのウルトラオタクなので、今回何が再現やらオマージュやらされるのかとワクワクして観に行ったら早速!!アバンタイトルが現代技術で再現されてるじゃないですか!!!
死ぬほどみた黄色と青の絵具のぐるぐる!そしてシンジャパンヒーローズユニバースの初代、シンゴジラからのシンウルトラマン!!東宝と円谷が名を連ねてるだけですごい、、。既にここでテンションはぶち上がり。
からの!!「ウルトラQ」だッッッ!!
BGMがっ!ゴメス!マンモスフラワー!??ペギラ!!ラルゲユウス、!カイゲル(ゴーガ)!?パゴス!!多すぎる、開始10秒で無事死亡。
てかマンモスフラワーとかぶったまげすぎるし、ゴメスは元々ゴジラの着ぐるみを改造したものだからCGモデルもシンゴジラのを流用してて細かすぎるっっ!って見ながら暴れてた。
長くなるのでウルトラマン登場まで飛ばします。
ここで予告と違ったのはまず体の赤ラインが無く完全な"銀色の巨人"になってたこと。
それよりも!!顔が!!マスクが!Aタイプになってるじゃないですか!!!しわしわの顔!サプライズ!!
BGMも当時のと合わせており股下アングルまで盛り込む変態さ。
胸板バリアも決めてアホ威力のスペシウム光線。
さすがIMAX。迫力が違う。
IMAXでウルトラマンが観れるという今後一生あるかないかの貴重な経験をありがとうございました。
上記のゴジラ→ゴメスの着ぐるみ改造の件もそうだけど、パゴス→ネロンガ→ガボラも着ぐるみが改造されているんですよ。
予算削減の為の着ぐるみ改造を「生物兵器のアタッチメントを付け替えたみたい」と設定にもってくるのは変態過ぎじゃない???敢えてCGモデルも流用してるのも変態。
ガボラとの戦闘シーン。ウルトラマンが飛ぶ時のポーズが当時の飛行人形(昔はCGがあまり使えなかったので飛んでるポーズの人形を作り、吊るして飛行シーンを撮影していた)の形そのまんまなのは予告でわかってたけどまさか着地するシーンのバックで飛んでくるとこまで再現するとは思わなかった、、!!(当時は上記の飛行人形を使っていたので着地シーンの直前、降下してくるシーンは飛行人形を逆向きに進ませて着地に繋げるシーンがあった)
これは変態すぎる。
しかもガボラは着ぐるみが重くて自力では立てなかったからワイヤーで吊るして四足歩行→二足歩行にして撮影してた。それをシンでは尻尾のドリルを使って山にブッ刺し引っ張り上げるようにして二足歩行へとしていた!こんなニッチなネタ誰が気づくんでしょうか!
さらにザラブ星人の登場。体の裏が透明で中が透けて見えるのはCGならではの演出で良い。そしてしっかりニセウルトラマンまで!!見た目が原作よりわかりづらくなってる!
長澤まさみが捕まるのもビルをぶち壊して登場するのも原作を再現していると思ったその矢先、!なんとここだけ!アクションシーンが忠実に再現されているではないか!!!!子供の時から死ぬほど見ていたニセウルトラマンとの戦闘シーン。構える両者のカットを見た瞬間に体の向きや手の微妙な動きが完璧に再現されているのに気づいた自分も相当変態であろう。
腕掴みからの目ん玉チョップで手を痛がる。さらに飛ぼうとするニセウルトラマンにスペシウム光線を打ち込み(威力が増し増しでカッコ良すぎた)ビルに突っ込み変身が解けるザラブ星人。ザラブ星人の変身が光学迷彩みたいに解けるのも良い。ザラブ星人の怪音波が可視化されてたのも面白い。そこから空中戦へ。ここでBGMが切り替わるのも完全再現!
撃墜されても飛行人形ポーズを崩さないのはこだわりだろう。CGだからいくらでも体勢は変えられるが敢えて飛行人形のポーズのままにしているのは多大なるリスペクトを感じる。
次にメフィラス。デカ長澤まさみも再現しており現代らしい影響も描かれていた。メフィラスは当時1人の子供に地球を受け渡すよう要求していたが今回は国のトップに要求するという、より説得力のある侵略方法になっていた。
ザラブ星人は当時のままの侵略方法で問題なかったがメフィラスはたしかに子供にそれ言わせてもなぁという感じもあったので良い改変であったと思う。
あくまでもスマートに侵略を完成させようというメフィラスだが、いざ戦うとなるとウルトラマンと互角かそれ以上の戦闘力があるのも当時からある彼の魅力だ。今回も変わらず。光線の撃ち合いは相変わらずの迫力だ、!
ここでまさかのゾフィーかと思いきやゾーフィ笑
これは笑わざるを得ない。
ウルトラオタクはゾフィーやゼットンくらいは予想していたと思うがまさかゾーフィがくるとは誰も思わなかっただろう。
当時のガバガバだった児童誌の誤植を使うかね?????
かなりコアなネタだろ。これ。
知らない人に言うと当時はゼットン星人なるものが地球侵略のために送り込んだ怪獣がゼットンであり、ゾフィーは光の国、ウルトラ兄弟の長男。ゾフィーは決して敵ではない。
しかしどこよりも早く怪獣図鑑を発売したかったある出版社が急ぎに急いだ結果、どこかで情報が歪み名前とイラストはゾフィー、説明はゼットン星人というキメラが誕生したのだ。それが宇宙人ゾーフィである。(良かったら画像検索してみてください)
今作ではまさにゼットン星人+ゾフィーの役割をゾーフィが担っており(ゼットンを送り込む→ゼットン星人、ウルトラマンに光の国に帰るよう説得→ゾフィー)はじめはウルトラマンも「ゾーフィ」と呼んでいたが、後半のゾフィー役のパートではしっかり「ゾフィー」と聞こえるように呼んでいたのも面白くて笑ってしまった。ゾフィゾフィゾフィゾフィーー
ゼットンの火球も二つが合わさって一つの赤球になる出し方になってて細かい。
そしてやはり最後はやると思っていた変身バンク!これがあってこそウルトラマンでしょう。
と思ったら人間と分離する時のちっさくなっていく逆バンクまであってやっぱり変態だったわ。
ウルトラマンが飛んでいくシーンのソニックブームやゼットンの一兆度の火球は太陽系が蒸発する温度とかいう演出は"空想科学読本"から持ってきたのかな?とか思ってニヤニヤしていた。小学生のとき読んでたなぁ。
言葉は話せないが身を挺して人間を守ることで信頼を得る姿。アイコンタクトで少し優しく微笑んでいるように見えるウルトラマン。ウルトラマンに頼り切ってしまう人間の過ち。ウルトラマンは決して神ではなく、地球は人類自らの手で守ることが大切ということ。これこそがウルトラマンであり、ウルトラマンの真髄である。
完璧に"シン"ウルトラマンであった。
宇宙人SF
ウルトラマンのシリーズは、子どもの頃カードを集めて怪獣の名前を覚えたが、生世代ではなく通しで見てもいない(話を覚えているのはジャミラの回ぐらいか)。SF好きなのと監督への期待があって初日に見に行った。
予告編で名刺を差し出すメフィラス(演:山本耕史)の時点でもう最高だったが、地球人類を遥かに凌駕する文明圏から来た外星人たちとの駆け引きや攻防、というストーリーがSF的に大変面白かった。
「シン・ゴジラ」ではシミュレーション的リアルさに驚嘆させられた政治・政策シーンは、外星人を政治的資源にしようと画策することへの揶揄に寄せている。禍特対チームの軽いノリに合わせて、宮仕えの哀しさを表現していると思われるが、リアリティのベースラインがどこにあるのか掴みづらかった。
映像については、巨大浅見分析官をはじめ現実の風景やセットと全く違和感なく結合しているシーンもある一方、オリジナルの特撮へのリスペクトと想像するが、あえてプロップ風味を出したCGとしているシーンも多い(ウルトラマンの飛行ポーズが典型)。この辺は文脈を知らないとしょぼいと感じる人もいるかもしれない。
また、ウルトラマンと外星人の格闘シーンに重量感がないことは気になった。これは、彼らが地球人類が知る物理法則を超えた原理で地球上に存在しているからと解釈したが、ゴジラの存在感や、スーツアクターの演技と比べて違和感を持つ向きもあるだろう。
映画単体の尺では厳しいが、外星文明との接触というテーマの展開や、禍特対各員のキャラの掘り下げをもう少し丁寧に見たかったとは思う。
なお、ウルトラシリーズをモチーフに脚色という意味では、実は「大怪獣のあとしまつ」は案外よくやっていたのではと、ほんの少し再評価w
内容が濃いけど、ちゃんと話に着いていけた
ウルトラマンは数話みた程度ですが、楽しめました
数体怪獣が出てくる程度だと思ってましたが、何体でてきたか分からない程度に出てきて本気で作ってるなって伝わりました
庵野版大人向けウルトラマン!
神永新ニ(斎藤工)=ウルトラマンのカッコいい事!そして、浅見弘子(長澤まさみ)は、可愛すぎ!
ストーリーは、現代にウルトラマンが……現れたら?!かなり、最高でした。禍威獸、外星人も原作キャラをリファイン!CGのウルトラマンもすごい出来でした。
思ってたより話がわかりやすい!
ウルトラマン自体あまり、見たことがなかったけれど全然楽しむことが出来る!
モヤモヤした所も話が進むにつれ分かってくることも多くスッキリする。ストーリーもこれで終わりかな?と思ったら続くことであっという間にすぎた印象。
特撮的な所や迫力のある映像、上手い役者陣、わかりやすいストーリーで思ってた以上に面白かった!!
大怪獣のあとしまつの予告編を観た時のワクワク感
正直、ウルトラマンは子供の頃にテレビで数回観た程度で予備知識はほぼ無しでの観賞。
本作、全てのシーンおいてワクワクが止まらない!
こうだったらいいのにな。こうだったら面白いのにな。っと観る側が思うワクワク感がふんだんに詰め込まれている!
そして、全編を通じてコメディ感が程よくあり、とても観やすい。
作中、結構難しい話もしているが、この全体の雰囲気で子供でも観やすいのではないだろうか。この全体の雰囲気はシン・ゴジラより個人的には好み。
戦闘シーンもシン・エヴァを彷彿とさせる。あまり技法等には明るくないが、構図がすごいエヴァっぽく感じた。
最後もウルトラマンに頼りきりではなく、世界中の人間が協力して圧倒的な科学力を持つ敵に対抗する手段を考え、ウルトラマンもそんな人間たちを信頼し、絶対敵わない敵に命をかけて戦いを挑むというのが熱い!そして泣ける!
そして最後に神永について。
予告編に神永が全然出てこないと思ったら、途中から人が変わっていたからあえて出さなかったのね。子供を助けようとした神永を見て、ウルトラマンも人間を助けようと思うって理由が熱い…!
全編を通して、神永の心境はかなり外側からしか覗けないが、これは作中の、「外星人から見て人間は理解しがたい生物」というのの裏返しで、人間から見ても外星人の考えは簡単には理解できないというのを表現していたのかな。
本作は間違いなく傑作でした。上映中にまた観に行きたいと思います。
スペシウム光線の出し方になるほど
ウルトラマン本体の造形が思ったより細やかで綺麗だった。さすがリメイク。
BGMの音質が会話の音質と異なりやや違和感だが、エンドロールで元作品のを使っているためと判り、作品やファンへの敬意を感じた。
長澤まさみが尻を叩くのは元々そういうキャラなのだろうか?どこか昭和クサく味がある表現だなあ(いい意味で)。
欲を言えば、ゼットンにもう少し禍々しさを出してカタルシスが欲しかった。謎次元の会話がやや聞き取りにくかった。
子供も多く来場しており、所々で歓声が上がって癒やされた。
カラータイマーは鳴らないのね、ちょっと物足りない。
が、全体的には満足です。
少年庵野秀明の思い入れ爆発!
僕はウルトラマンが好きなんだ!
という庵野秀明の気持ちが溢れ出ている
可愛い
作品だったと思う笑
ど頭にタイトルが出る時に シンゴジラ が一度出てからシンウルトラマン と続く通り、本作は言ってみれば
庵野シネマティックユニバースの新作
とでも言うべき作品となっており、どうやら世界観が緩やかに引き継がれている様子。
竹野内豊が出た時は おお! となった。
他にも随所にシンゴジラの登場人物が出てきたりするので今後の仮面ライダーともクロスオーバーしていくのかな?
※シンゴジラで臨時外務大臣だった人が総理大臣になっててしかも怪獣とか異星人的なものに
またかよ‥
ってなってて笑った
しかし、作品の成り立ちはシンゴジラと大きく異なっており、ゴジラ に関しては庵野秀明は個人的な思い入れはあまりないと言っていたがウルトラマンに関しては個人的な思い入れが爆発している様子。
※エンドロールで モーションアクター の欄にも庵野秀明の名前がありびっくり
要するに、シンゴジラでは飽くまで ゴジラ と言う題材を通して庵野秀明ワールドを展開していたのに対して今作で庵野秀明がやろうとしているのは本質的な部分で
自分の考えるウルトラマンのかっこいいところ! という部分。特徴的なのはウルトラマンのアクションの部分で現れており、庵野秀明が夢中で見ていた当時のウルトラマンのアクションに合わせられていると思われるシーンがいくつかあり、当時小型のウルトラマン人形で撮影されていた と言う想定のアクションが随所に見られる。
現在の技術レベルであればもっと複雑な動きのアクションがついて然るべしだが、要するにやりたいのは飽くまで 少年庵野秀明 の脳内のウルトラマンのブラッシュアップということだろう。
ウルトラマンの造形も庵野秀明がこだわり抜いているのか物凄く フェティッシュ というか色気みたいなものムンムンな佇まい、質感 になっており面白い。
そういうところが全体的に 可愛い のだ笑
長澤まさみ巨大化! には面食らったけど
記憶を思い返して見るとウルトラマンってこういう感じだったような‥ と思えなくもないし、大きな一つの物語というよりかは意図的に ウルトラマンのテレビ放送回を繋ぎ合わせているような印象 を与える構造になっており飽くまで庵野秀明が夢中で見ていたテレビのウルトラマンの再現を目指しているのかな?と思った。
長澤まさみと斎藤工のイチャイチャが始まったりしないのはシンゴジラに引き続き好印象!
映画としての迫力とか満足度みたいな部分は正直シンゴジラの方が満足度が高いけどこれはこれで一本筋を通した映画として楽しめる良い映画だったと思います。
最後に‥
巨大長澤まさみをローアングルから捉えてるショットで もしやパンツ見える?!
と一瞬邪念がよぎったのは俺だけではないはず‥
このシーンにそういう意図は当然ないだろうが、その他含めても庵野さんはホント構図へのこだわりが強いなぁ
以上!
昭和世代には、たまらない!
庵野秀明さんの脚本、とても良いです。見事にウルトラマンを再現している。シン・ゴジラ同様、想定外の緊急事態に右往左往する日本政府が描かれているが、多分、こうなるんだろうなと納得していまう説得力があります。
キャストは、素晴らしく斎藤工さんを筆頭に、現代に蘇ったウルトラマンの世界観を表現しています。特に巨大長澤まさみさんには唖然です。シン・ゴジラから再登場の竹野内豊さん、唯一政府の人の中で物事が見えている人物として描かれていましたね。
今回、CGで復活したウルトラマンの表現が素晴らしかった、特にスペシューム光線を放つ動作が鳥肌が立ってしまった。カラータイマーの代わりに体の色が変化する設定も納得です。至る所でTVシリーズの初代ウルトラマンをリスペクトしている設定は、さすがです。映像のクオリティもあえて初代ウルトラマン風に仕上げているところにも好感を持てる。
その中でラストシーンは、思わず涙が出そうになりました。
次のシン・仮面ライダーが楽しみです。
M八七
ウルトラマンは平成世代はリアルタイムで鑑賞する機会が多かったです。最初のシリーズはDVDなどでフルで鑑賞し、異形の怪獣との戦いや衝撃のラストに度肝を抜かれました。
シン・ウルトラマンの企画自体、2020年に公開予定だったのがコロナやったりコロナやったりコロナやったりで長らくの延期を経て無事に公開されて安堵しています。
良かったところ
・特撮としての面白さ
60年代の特撮は面白いのですが、映像の荒さやチープさが残っていたため、今の映画の映像の綺麗さに慣れているとやや物足りないなと思う部分もあったのですが、今作はその映像面での進化が素晴らしかったです。禍威獣vsウルトラマンの図が非常に楽しく、現代にここまでコテコテの、でも迫力もあり綺麗な特撮が堪能できるとは…!樋口監督&庵野さんと特撮チームの頑張りが凄かったです。ジャイアントスイングしたり、カッターぶん投げたり、宇宙へ飛んで行ったりとウルトラマン愛が溢れていました。
・長澤まさみさんの熱演
役者陣の中でも凄い…というかよくここまでやってくれたなぁと思うくらい長澤まさみさんがスクリーンを占めていました。色んなアングルから撮られるし、自分のお尻パチーンとするし、巨大化しますし、色々と辱めを受けるなどコンフィデンスマンJPのダー子がちゃんと仕事をしているのに若干罰を受けているような感じがクスクス笑えるものになっていました。キャラクターとしてはやや煩いなぁと感じる部分もあるのですが、この張り切りっぷりには頭を下げるしかないです。
・音楽の素晴らしさ
過去のTVシリーズでの音楽のかっこよさを惜しみなく出しており、戦闘シーンにも日常シーンにもベストマッチしていました。米津玄師さんの「M八七」も壮大な映画の締めくくりとして最高でした。
気になった点
・シンゴジラ同様駆け引きのシーン多め
全体的に戦闘シーンよりかは会話のシーンが多いのが気になりました。そのせいかテンポが悪くなってしまい、戦闘シーンまで呆けてしまいました。役者陣も超長いセリフに翻弄されているなと思いました。
・庵野節全開
庵野さんがいるということで多少伝えたいメッセージとかそういうのがあるんだろうなと思いましたが、過去作のオマージュがたっぷり敷き詰められていました。ゼットンはもう完全に使徒でしたし、アニメからの解放で生き生きしたのか112分には収まりきらないほどの情報量をぶち込んでくるので混乱してしまいました。あと20分ほど長くても良かったなぁ。
期待値が高すぎたが故にそこを超えることはできませんでしたが、それでもエンタメとしての楽しさは十二分に備わっており、思う存分楽しませて貰いました。シン・仮面ライダーも待っています!
鑑賞日 5/13
鑑賞時間 17:50〜19:55
座席 Q-16
結論:新規向けでありファン向けではない
冒頭で今まで禍特対が倒してきた禍威獣が5体ほど映されるが一瞬であり、見せる気がない。
SNSでウルトラマンや巨大化した長澤まさみが拡散されているシーンは面白かった。
禍特対自体が前線で戦うことなく指揮を取ってるだけで物足りない。
途中でウルトラマンの正体がバレてしまうがそれは大して気にならなかった。
終盤でゾフィーが地球に敵として現れる事は納得して出来なかった。
黒部進氏がカメオ出演していれば多少は納得できた。
エンドロール後のおまけ映像も無し、次回作でシンウルトラセブンが作られる事はないだろう。
考えず観よう
まさか、ゼットンがゾフィーが持ってき
たお土産( =^ω^)で、登場でしたね!!バルタン星人もみたかったです!!
今度は、ウルトラセブンをリメイクしてほしい!!
庵野さんだからいろいろ難しかったです!自分が歳とったせいかな?邦画も字幕つけてほしいです!!聞き取れません!!特にゾフィー、ウルトラマンの会話シーン!!
公開延期から1年楽しみにしてたシンウルトラマン
コロナが蔓延してる為朝早く人の少ない時に見に行った。小さな子もいて反対にお年寄りの方も見に来ていた。内容で行くと少し中学生でも難しいところはあるかもしれない。政府関係の防衛省などが出てくるから。どちらかと言うと10代後半〜60代くらいの方が楽しめる作品なのではないかなあと思います。
良かった点
ウルトラマンがカッコよかった
俳優一人一人の役柄がしっかりしていた
終わり方もモヤモヤしずしっかりと終わった感じが良かった
真犯人フラグで認知度の高い西島秀俊が出ていたこと
悪かった点
ウルトラマンが一言も言葉を発しなかった所
ウルトラマンのデザインが一択であったこと
認知済みのウルトラマンの敵を出すともっと興奮する方もいるはず
次回シン・仮面ライダーにも期待を膨らませることが出来る。
ウルトラマンへのリスペクトが詰まった作品
公開まで割とオリジナル要素マシマシのエヴァもどきに仕上がるのではと不安に思っていたが、そんなことはなく。どちらかと言うと初代のストーリーを今の映像技術で作り直した感じの内容。演出が一部、庵野さんっぽいなぁって感じのところがあるくらい。
外星人が出てくるシーンはだいたい「アレくるかな」って思ったものが来てくれるし、アサミさんが巨大化するところとか現代だったらそうなるよねみたいな要素もあって面白かった。
光の国出身のウルトラマンももちろん地球を好きになってくれて戦ってくれてたとは思うけど、今回の光の星出身のリピアさんは、星の方針とかに背いたり、いろいろ悩みまくった上でそれでも地球が好きだから戦ってくれててなんか本当にありがとうございますってなった。
シン・ゴジラほどの衝撃はなかったかもしれないけど、終わり方もこっちの方が好きだし、すごい見て元気がもらえる作品だった。
特撮もエヴァも分からない、シン・素人のシン・ウルトラマン感想
当方39歳。ゴジラ。ウルトラマン。世代じゃない。エヴァンゲリオン。世代なのにハマってない。恐らく裾野が一番広いであろう日本のベーシックなオタク文化を凡そ素通りしてしまったのに、なぜかシン・ゴジラだけは楽しく見られちゃった素人の私。「庵野節」「原作ウルトラマンへのリスペクト」的な感想が一切分からなくて悔しいので投稿。
現代日本に起きたある異変から謎解き映画のように始まったシン・ゴジラとは打って変わって、序盤から「はい、禍威獣ね。読めるでしょ?」「ほんでこっちが禍特対。そう、前もあったやつね」テンポ良く禍威獣1、禍威獣2、禍威獣3。実際それなりに苦労して倒しているんだろうけど、「はい、前回と同じ世界線で〜す」のあまりにもカジュアルなデモンストレーションに笑ってしまった。あ、今回はこうなのね。
シン・ゴジラではシリアスな映画の中に突如としてデタラメな外国語を話すカヨコ・アン・パタースンパートと言うのがあって、そこだけまるで空気感が違ってしまい物議を醸していたような記憶があるけど、今回は序盤から、特に女性登場人物は「カヨコ系」。ケツ叩いて気合い入れる長澤まさみ、ちょっと顔芸気味な若手隊員の早見あかりともに、アニメ的(こう言う表現が素人の証なんです)でコメディタッチな好演。
あ、そうか。ウルトラマンは禍威獣たくさん出てくるから、序盤からハイペースなんだね。と中盤ごろようやく気づく。「なぜか日本にしか出てこないんじゃ!」と語る政府高官。ああ、この辺はオタクじゃなくても分かる分かる。楽しい。ガボラまでがウルトラマンのイントロダクションで、ザラブ星人からは頭脳派フックがかかってくる。
情報量の多さは庵野さん(素人)の作品でよく言われるところだが、この作品は情報量のみならず、ディレクションというか全体タッチがしょっちゅう変わる。戦っていたと思ったら科学的な話になり、かと思えば長澤まさみのフェチ映画になる。原作が続き物の作品だったことに由来しているんだろうか(最後のを除く)。とっ散らかってるとも言えるし、おもちゃ箱みたいで楽しいとも言える。最後まで楽しく見られたということは、私は後者なんだろう。
そのとっ散らかり感に、さらに頭の悪さ(褒め言葉)を上積みしてくるのが山本耕史演ずるメフィラス星人の怪演。とにかく怪しい。決め台詞と怪しさ一点で、何回も何回も押してくる。最後ふつうに怪獣になって「おおワレ怪獣ボディあったんかい!(当たり前)」と思う。その後の戦闘シーンはなんだかキルビル感があって楽しかった。
ゾーフィ?うん?素人だけどなんか変だぞ、うん、ゾフィじゃ…ゼットンでっか!ええっ!げ、原作どうなの原作!ちょっとした島くらいデカい!勝つとか言う次元じゃねえ!当然負けて、病院のベッドで眠る神永が、実はゼットン打倒の重要な手がかりを残していたのであった。チャンスは一秒だけ!そしてウルトラマンもいなくなってしまう!長澤と二人で最後の別れ!でも実は復活できちゃう!この辺は王道中の王道ですね。いろんなものを詰め込みながら、最後の展開はしっかり王道なのは、原作を知らない身からしても好感を持ちました。
総じて、何これ…笑みたいなビックリ感の中、でも実は極めて日本的な王道エンタメ映画を再度楽しませていただいたと言う感じです。繰り返しますがオタクじゃないので、なんちゃらの元素記号がどうで、計算式がこうなるとゼットン倒せるんよー、みたいな話は一切分かりません。でも、分からなくても楽しめたよ。庵野先生こんな薄っぺらい私にありがとう。
ウルトラマンの行動が胸を打つ
あらゆる特撮をみている特撮ファン。ウルトラマンのファンです。
本作を鑑賞する前にもう一度本家ウルトラマンの3話9話18話33話を見返してます。
かなりの期待感をもって見たが最初から失望感に変わった。
シン・ゴジラのようなガチのリアル感がなかったから。
中二病のような用語とウルトラマン以外のCGが?な点が頭を占拠していた。
ストーリーの解釈の相違はあれど「本筋は全く同じ」と感じた。
後半は壮大なしめくくりだった。
鑑賞後も非常に評価に困るものだった。星いくつとかではなく?だった。
しかし一日経ってストーリーを思い返すとよくわからない涙がじんわりでてきた。
自分の身を犠牲にしてでも地球人を守るウルトラマンのひたむきな行動が胸に刺さっていたから。
マイナス点を払拭するような、テーマ性が本家のウルトラマンと同じだったから。
やっぱりウルトラマンはヒーローである。よくわかってらっしゃる庵野さん。
同じ星の者と違う意見でもそれを貫く意思。
しかしながら、他のものを傷つけたりせずに互いの意思を尊重する大事さ。
今の地球人に持ってほしい。
自分もウルトラマンのようにそうありたい。
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