シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
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原作へのオマージュ満載
原作は再放送で何度も見て思い入れがある年代です。同年代の嫁さん(仮面ライダーはよく覚えているがあまりウルトラマンの記憶はないらしい)と大学生の息子と映画館で視聴。
Z世代の息子もウルトラマン好きで、事前に2012年にWOWOWでまとめて放映されたときのザラブ星人、メフィラス星人、ネロンガあたりの録画を見返していましたが、私もつきあって横で見て記憶を更新していたので、本日の映画も大変楽しめました。
ストーリーは登場する禍威獣と異星人が整合するように、今から見ると無理っぽい設定は現代に合わせてうまく翻案されていました。メフィラス星人が少年をとらえて、地球征服の正当な理由付けとして"あなたに地球をあげます"といわせようとするシーンはなく(異星人独自の論理に基づいて動いていると解釈できなくもないのですが)、ウルトラマンの存在や異星人との交渉を政治利用しようとする政府や各国の思惑に振り回される様子が描かれていて、リアリティがありました。
科学的な考証もしっかりなされており(多分)、ウルトラマンの体重も2000トン台。ゼットンの1兆度の火球はそのままでしたが、1兆度の影響については、柳田理科男さんが指摘している通り、太陽系がなくなってしまう点も登場人物のコメントにありました。
ストーリー自体は変わっていたものの、細かいシーンに原作へのオマージュがちりばめられており、原作を知っている人はもちろん、知らない人でも普通に違和感なくみられる作品に仕上がっていたのではないかと思います。個人的には、ウルトラマンとメフィラスが互いに順番に背負い投げをかけあうシーンが、原作そのままで笑ってしまいました。
メフィラスの人間の姿を演じた、山本耕史さんは胡散臭さたっぷり、ナイスなキャスティングでした。
素材に罪なし
まあ期待が大きいと、期待の方向性と違うと厳しい評価になるよな。オリジナルのウルトラマン、斎藤工西島秀俊長澤まさみ山本耕史といった豪華俳優陣、庵野マニア・エヴァマニアの集客力、自然なCG。これだけ持ち駒が揃っていても構成で「面白くなく」作れるんだなと。
出だしのカトクタイ結成までは期待が膨らむスピード感ダガ、たった4人しかもうちおとぼけ要員が2人?(有岡ってジャニーズ?)。自衛隊の現場の指揮を執るって…。全体に低予算映画並みの登場人物の少なさ、筆でもっとスケール感を出せるはず。構成も数話がぶつ切れ、伏線も展開も無し。長澤まさみ巨大化なんて元ネタ知らない若者はどう理解するんだろう。
良かった点としては兵器としてのゼットンのエヴァ的造形と長澤まさみ鑑賞、米津玄師の歌くらいかな。
禍威獣や外星人のカクカクしたデザインに馴染めない所はあるが、スピリットは十分伝えている。地球人類の良いとこ・悪いとこ纏めてくれて有難う。こんな人類を一方的に救ってくれるウルトラマンに😢
①庵野さんと私は同学年ですから、『ウルトラQ』の時は幼稚園(今で言うと年長組?)『初代ウルトラマン』の時は小学校1年生かな。②先ずは『ウルトラQ』の怪獣(禍威獣)を使って世界観を紹介してくれる冒頭部分は楽しかった。ゴメス(リトラは?と思ったが人間が倒したからリトラは要らんかったね)・マンモスフラワー・ペギラ・ラルゲウス・パゴス・ゴーガというチョイスがなかなか通で渋い(パゴスとゴーガは私のお気に入り)。③本編の禍威獣もネロンガとガボラと『初代ウルトラマン』でも私のお気に入りの怪獣なので嬉しい。が、あのカクカクしたロボットみたいなデザインがやや残念(生物ではなく生物兵器だとのことで一応納得)。まあ、オリジナルでもパゴス・ネロンガ・ガボラは同じスーツを使い回ししてたんだけど。ウルトラマンやザラブ星人、メフィラス星人の手や足がイヤに長くて細いのも違和感があったが、エヴァンゲリオンのクリエーターさんだから仕方ないか。『初代ウルトラマン』へのオマージュだらけ(桜井浩子ではなく長澤まさみの巨大化等々)で、リアルタイムファンとしてはニヤニヤして楽しめたし、最終回エピソード(登場怪獣:宇宙恐竜ゼットン)をあそこまで拡げたアイデアは素晴らしかったと思う。シン・ゼットンのデザインもカッコいい。ただし、そのあと別宇宙かブラックホールか分からんが、へと吸収されるシーンの特撮はちゃっちい。④メフィラス役に山本耕司は合っていない様に思えた上、ウルトラマンとメフィラスとが居酒屋で地球征服談義をしているのが変(特撮科学映画の筈なのに突然橋田壽賀子劇場か山田太一ものになった違和感)(諸星ダンとメトロン星人とが西陽の射す安アパートの一室でちゃぶ台を挟んで討論していた位のシュールさが欲しかった)、日本政府とメフィラスとの誓約締結のシーンも埋立て地みたいな所で紅白の幕はったところっておかしくね?て感じ。世界観が統一されている様(何故禍威獣は日本にしか出現しないのかの理由付け―メフィラスの遠謀深慮で生物兵器を埋めといたとか、人間を巨大化して生物兵器に出来るテクノロジーをデモンストレーションするとか)ながら、結局それが“光の星”が太陽系を消滅させるいい口実にされて、それを察したメフィラスが“この星を自分のものにしたい”と言いながらさっさと逃げたり(ナニしてくれんねコイツ、って感じ)とか、外星人間で何か取り決めが有るようだが横の連絡が良く取れてないようだな、とか矛盾というか話のほつれも見える。そもそもウルトラマンは地球に何しに来た、という肝心なところも曖昧だし。⑤有岡大貴の滝は、テクノロジーに強くて、人間の力に限界があると絶望してウルトラマンの力にすがろうとするところは、『初代ウルトラマン』のイデ隊員のキャラクターへのオマージュだが、イデ隊員役の二瓶正也ほどの愛嬌がないのが残念。出演者の中では仲間由紀恵の旦那さん(田中哲司)が本作は良い役で印象的。本人も嬉々として演じていましたね。⑥特撮シーンと人間群像シーンとがスムーズに繋がっていないとか(ここが『シン・ゴジラ』より劣っている)、なにも知らない一般市民はともかく真相を知っている者たちの地球最後が迫っているのにあのノンビリさは如何なものかと(5~6歳の頃は無条件で話を受け入れていたのに、人間、60年も生きると素直な心が失くなってしまって哀しいですね。)、粗や欠点は色々とあげつらうことは出来るが、オールドファン(リアルタイムファン)にこれだけ懐かしさと共に“現代ではこうなるんだなぁ”と感慨を抱かせてくれて感謝です。⑦オリジナルと違ってゾフィは命を二つ持っていなかったので、ウルトラマンは人類の為に犠牲になってしまった。次回は人間との融合も「光の星」のルールが変わってOKとなり(ウルトラの父、ウルトラの母、お願い🤲)『帰って来たウルトラマン』観たいな。何せ地球人類のポテンシャルに気付いた外星人がまたぞろ地球を襲ってくるみたいだし、人類がまたポカやらかしてまたまた太陽系破壊兵器ゼットン登場はごめん被りたいです。次回はバルタン星人出してね。。
まるっきりウルトラマン。からのシンエヴァ。
ゾフィーを見て速攻で逃げるメフィラス星人w
あそこは、たっぷりのバトルを見せて欲しかったです。バトル演出がエヴァに変化したところだったんで。ワクワクしてたのに、え?もうお終いですか?と、呆気に取られたw
禍威獣だそうです。顔だけ使徒のヤツもいたりします。迫力あります。ウルトラマンの登場シーケンスでウルトラマンの音楽です。懐かしさにニヤケが止まりません。でも。カラータイマーが無いやん!
まあ、兎に角、前半戦はまるっきりTVシリーズの円谷のウルトラマン。
からの、エヴァ。からのシンエヴァ。庵野作品どした。まごう事なき庵野作品。
ラスト、ウルトラマンは二つの命を持ってたんじゃなかったっけ?
などとなどと。
ちょっぴり、ケチつけたくなったりしましたが。と言うか、途中もツッコミどころはありましたが。禍威獣対応兵器が空想要素無しのリアルだったり、ウルトラマンのアピアランスが、やたらカッコ良かったり、スペシウム光線が昔のまんまだったり、全てがスペシウムのエネルギーにこじつけられる子供っぽさ、などなど。
ツッコミどころは、同時に萌え要素でもあり、ウケ要素でもあり、ネタはタップリで、飽きずに最後まで乗り切れました。バトルシーンは、もっと長時間にして欲しかったけどw
楽しかった。とっても。
マルチバースの描き方
マルチバース、の語感からすると次から次へと多作品の登場人物が現れる印象ですが、それは最低限。シンゴジラと同じことをやろうとした訳でも無い。あれだけの怪獣、宇宙人を2時間に落とし込み、テーマも提示した。良かったと思います。もう少しウルトラビークル系が見たかったけど。リピートしたいと思います。
樋口真嗣監督、企画脚本製作編集庵野秀明、というタッグで日本のSFヒ...
樋口真嗣監督、企画脚本製作編集庵野秀明、というタッグで日本のSFヒーロがスクリーンに蘇った。ウルトラマン大好きな自分にとっては随所に散りばめられた原作オマージュへの愛にクスッとしつつ、監督は本当にウルトラマンが大好きなんだな~と感じられた。ただ、だからこそファンが作った二次創作的映画にもなっており、初見さんはなかなか好みが分かれるのではないかとも感じてしまった。
OPが秀逸で、ウルトラQオマージュが始まった瞬間自然と涙が出そうになるほど。まさかこの音が映画館で聞ける日が来るなんて、感無量だった。他にも怪獣を禍威獣と変換し、コロナ禍を多少は意識しているのかな?、今の曇った世界に希望を届ける光の巨人?という時事ネタっぽいのもあって楽しめた(考えすぎかも)。
ファン以外にもお勧めの良い作品
これまでのシリーズの演出や台詞などが登場するため、ファンの方が楽しめるのはもちろんですが、そうでなくても楽しめる作品です。
俳優の配役や迫力もそうですが「良い話」なのが最大の理由です。
良い意味で考えさせられる作品でした。
続編計画があるらしいですので、非常に楽しみにしております。
シン・ゴジラと繋がりがあるのかな?という感覚も良かったです。
始めの演出は特に好きですね。
「やりやがった感」
比べるのはやはり「シン・ゴジラ」で日本政府や首都圏を壊滅させた「やりやがった感」は、今回はあまりなかったかなー
まあでも、ある意味しょうがないかとは思ってる
シン・ゴジラはゴジラを常に追っていけばストーリーは進行するけど、今回はウルトラマン、科特隊、怪獣の三者三様のストーリーを同時進行で追っていくから、どうしてもそれぞれのストーリーが薄くなる
ただ、その中でも濃い部分はやはり長澤まさみ
巨大化してスカートの中が見えそうとか、それがネットで拡散されてモニモニしてるシーンとか、神永を助けるために単身で扉を破壊するシーンとか、もう「ごちそうさま」としか言いようがない
電気を食べる怪獣の掃討作戦は「ヤシマ作戦」でもいいんじゃないかな?笑
ゼットンを兵器としたのは斬新だったけど、アークグレンラガンとダブったのに、なんか拍子抜けした
シン・ゴジラにしてもシン・ウルトラマンにしても、何だかんだで面白いと思う
仮面ライダーもやるし、どうせならキャシャーンもやってくれないかな
ヤッター(^O^)/
いや〜良かったよ。
世界観がウルトラQから始まりゴメスやペギラが出て来て繋がるのが最高だね。願わくはカネゴンとガラモンを出してほしかった。しかし前半のウルトラマンと怪獣との攻防やニセウルトラマンとゼブラ星人に八つ切光輪などなど大興奮。音楽も最高にドンピシャだった。あの場面ではあの音楽しかなし。
後半に関しては騒ぐ人もいると思うが、この初代ウルトラマンをまとめるにはあれで良かったと思うよ。
要はウルトラマンを楽しめたら問題なしだよ。
面白かった!!
ウルトラマンのことはぜんぜん詳しくないけど、今回の映画でウルトラマンのことがとーっても好きになった。
冒頭のほんの数十秒でぐいぃっと引き込まれた。
もともと、最初に観に行こうと思った理由は、Twitterで流れてきた予告映像と、「ウルトラマンがすごく不気味でよさそう」といった旨の誰かのツイートがきっかけだった。
不気味な巨大生物って面白そうだな、と思って。
観終わったいまは、面白いけどそれだけじゃなかった、という感じ。
禍威獣たちの大きさ迫力や、異星人の不気味さも良かったけど、それ以上に(そして予想外だったのが)愛や正義といった、普遍的なテーマに触れてひさしぶりに感動してしまった。
もう一回劇場に観に行きたい!
明日行こうかな…となっている。
ウルトラマンって、彼の星ではとっても若い個体なのかな、と思った。
わたしも、何かに心惹かれた時は、守りたいし、融合して魂を分かち合いたいと思いました。
ありがとう、ウルトラマン。
もっと見たい
2時間弱でしたが、2時間半くらいのボリュームにしても良かったのでは?端折ってるところがあるので勿体ないと思ってしまった。当時のウルトラマンを知らない息子と見たが親子で楽しめた映画です。ただ、長澤まさみの足音が無かったシーンが引っかかります。
ウルトラマンの考えや人間の価値といった庵野さんの思いがはっきり分かる分かりやすい映画だなと思いました。
面白かった!思いっきりネタバレ。
面白かった!
難しく考えずに、素直に観た方がいいと思います。
よく分からない分析は迷惑なだけ。
ウルトラマン世代としては、ウルトラマン80ですが、初代ウルトラマンも実相寺昭雄監督が好きなので追っかけてました。
シンゴジラで培われた巨大禍威獣の造形と特撮は、惜しげもなく披露されるのに、あっけなくカットで次々片付けられていくのが、爽快(笑)。
2時間という尺で、ちゃんと起承転結がついているのに感心しました。
話が性急だとかおっしゃってる方いますが、これは過去における「総集編」的演出なのではないでしょうか。
だいたい、2時間で片付けるには歴史がありすぎるんですよ。だからこその総集編風な仕上げではないかと。
禍威獣や、星人自体がファンタジーなのに、政治の描き方がリアルで、ここはシンゴジラと同じです。その対比が笑いを誘います。
ただ、政治家が出てくると退屈なのも、同じ。
「禍威獣はこの国にしか出現しないんだ」もユーモア満載。でも、禍威獣の出現する理由、をメフィラスがちゃんと説明していて、なるほどとまた感心。
前半が禍威獣、後半が星人ですが、「河岸を変えよう」の後のメフィラスとの居酒屋シーン、五木ひろしの曲とかつまみ食べるとか、挙げ句「割り勘でいいか?ウルトラマン」のシュールさは、ひょっとしてウルトラマンセブンのちゃぶ台トーク(実相寺昭雄監督)のオマージュでしょうか。海外進出を狙っていたTBSから、日本的なシーンは入れるなという指示に反骨精神を持ってた実相寺昭雄監督の上を行く、ユーモア溢れるシーンでした。
偽ウルトラマンは、オリジナルの「見てわかる」の批判を見事にひっくり返す偽っぷり。(笑)
町の壊しっぷりは旧の方がすごいんですけどね。
初代ウルトラマンのエピソードを基本にしてるんですが、長澤さんを巨大化は正直ちょっとやりすぎかなと(笑)
YouTubeで、ウルトラマンの正体がバレちゃうのも、シリーズ化しない潔さですね。
だから、ラストもそうでないと神永さん拉致されちゃいますし。
ウルトラマンは、メフィラスにも勝ってはいないし、そしてもちろん勝てないだろそんなデカイの、のまさに庵野流ゼットンにももちろん勝てないのですが、ここは人間に花を持たせるための設定なんでしょうね。
マルチバースの使い方も、スパイダーマンや、ストレンジのようでなく、限られたもので、何でもありにならなくて好感が持てました。
お笑い系の芸人は誰も採用されておらず、それも良かったです。やっぱり本格派なら、芸人は遠慮してほしい。
最後のあの終わり方も良かった。
あの一言で、米津玄師さんの曲に繋がれるのがお見事です。米津さん、ウルトラマンの元歌のコード進行とか忍ばせたりしてませんよね?米津さんならそのぐらいのことしそうですけど、そうでなくともいい曲だと思いました。
なんかストーリーがしっかりしてるので、泣けました。(笑) ウルトラマンで泣くとか思わなかった(笑)。長く生きるもんですね。
これ、子供なら「頑張れウルトラマン!」って叫ぶんじゃないかな。
とっても楽しめた映画です。この一作で完結するんだという潔さ、が気持ちいい!プロレビュアーで、続編の可能性を説いてる人いますが、この描き方からなら、私は無いと思います。
でも本音を言えば、このスタッフでのTVシリーズとか観たい(笑)。
私はシンゴジラよりも好きですね。
また観たい。
あと1時間欲しい
シン・ゴジラやシン・エヴァンゲリオンに続く庵野監督の「シン」シリーズ最新作。ゴジラを見て育った私もシン・ゴジラにはとても満足したので本作の庵野監督版ウルトラマンにも期待していました。
ノスタルジーを感じる単語や演出と現代の技術が融合した本作は一言で言うならば『「こういうので良いんだよ」おじさん』ご満悦の作品。
ヤケクソ気味なトンデモ単位の数値に、よくわからないけど何か凄い雰囲気の単語が並ぶ技術は聞いているだけでワクワクします。こまけえ事は良いんだよ。
本作のウルトラマンの特徴と言えばやはり「カラータイマーが無い」事。
初代ウルトラマンのデザイナーさんの元々のデザインではカラータイマーは無かったという話をリスペクトしてのデザインですが、カラータイマーのウルトラマンを見て育った世代としては正直「気持ちは分かるがカラータイマー無しはやっぱ寂しくない?」と思っていました。
しかし実際見てみると「確かにここにカラータイマーは蛇足だな」と思う構成で納得してしまいました。
なのでカラータイマーの件は心配しなくて大丈夫だと思います。
不満を挙げるとすればやはり色々な禍威獣や星人が出て来るため、1体1体への対処は結構あっさり終わってしまうところ。
特に最後の敵に対してはシン・ゴジラのヤシオリ作戦のようにあれこれ総動員した作戦展開を描いて欲しかったですね。
本作の上映時間は112分。シン・エヴァンゲリオンやスパイダーマンのように150分前後あればその辺りも詳しく描けたでしょう。
あとは、禍威獣それぞれのトンデモ能力についてもう少し分析や解説が欲しかったですね。「なんかよく分からないけど凄そう!」という設定を聞くのは特撮の醍醐味なので。
この辺りは設定はあるものの尺の都合で端折られた感じがあるので、詳しく書き足された小説版とか発売して欲しいですね。過去の禍威獣との戦いを描いた前日譚とかも欲しいです。
次回作のシン・仮面ライダーにも期待しています。
そんなにウルトラマン好きではないですが
世代的にウルトラマンよりガンダム世代なのですが、ウルトラマンの原典はある程度は知っているくらいの知識で見ました。
原典で出てきた話・要素が形を変えて今風になって出てきます。最後のゼットンのくだりは空想科学読本のネタなども拾ってましたね。あのエピソードがこうなるかぁと思いながら楽しく見ました。途中メフィラス星人の話で寝落ちしてしまったので、重要な部分がよくわからずに終わりましたが、面白かったです。原典知らないとつまらないでしょうね
その価値を最高に引き出すトリセツを知りたく無いですか‼️❓
この映画はスペクタクルを楽しむものでも、コメディでも有りません。
宇宙人や怪獣をプロセスとして、人間がいかに生きて死んでいくものなのか問いかけていく、哲学的で、根源的な、物語なのです。
だから、やたらセリフが多いのは勘弁してください。
でも、日本最高の長澤まさみと斎藤工の演技ですから、最高に感動して、思い出深いものになることは約束されます。
うーん、ゼツトンの存在感は、マーベルのそれを遥かに凌いでいます。
さらに長澤まさみの巨人化はたまりません。
最後には感動すら🥲有ります。
アバンギャルドな最高映画を🎞🎟🎬🎦是非。
思ったよりウルトラマンしてます。
神永新ニが自分より小さいものを助け命を落とす。人間の善性に興味を持ったウルトラマン。
神永新ニをお手本にして命を落としたウルトラマン。
ゾフィー(ゾーフィ)が命を二つ持ってこなかったことは、物語の展開としてたぶん妥当だったと思う。
総集編をリメイクした感じ
総集編をリメイクした感じでかなり期待とはずれていた。
ターゲットが完全に当時初代ウルトラマンを大好きだった50代男性〜60代前半に
限定されている感じでそれ以外の人にはウケないのではないであろうか?
変身シーンや、タイトルロゴの出方、エピソード、カメラアングル
雰囲気など初見のひとにはまったく理解しがたいものであったはず。
怪獣(禍威獣)やストーリーも初代ウルトラマンのものに乗っ取っていて
2時間の上映時間にそれらをショートで怪獣をぶっこんで来るので
映画としてはかなり浅い物語となっていた。
科特隊(禍特対)の設定がホントに意味なくて全く
出なくても問題ないくらい位置づけがひどかった。
これならオレンジのユニホームを着た長澤まさみを出したほうが
よっぽどオタクにウケたのではないだろうか?
バディなどと言って登場した割には二人の関係は描かれてなくて
これだったら自衛隊に怪獣対策チームとか設置して自衛隊隊員で
良かったのではないだろうか?
一番許せないのはゼットン。
あれはないなー。ウルトラマンを倒した宇宙最強の怪獣と
ウルトラマンの死闘を見たかったよ。
なんだか変なロボットみたいな最終兵器として登場させちゃって
がっかりだった。
マルチバースとか都合いい言葉で適当に整合性を取ろうと
するのをやめてもらいたい。。
ボク的には1つの大きなストーリーがあってそれに絡めて
いくつかの怪獣が登場するというちゃんとした物語が見られるものと
思っていた。
あれでは一部のひとには大絶賛されるであろうがほとんどの人には
何だこりゃ?と受け入れられないだろう。
シン・ゴジラより評価下がること間違いないな。
また世界観もマーベル映画のように大人向けになっているものと
勝手に思っていたのでかなり肩透かしを食らった感じだったな。
バルタン星人が登場しなかったのは続編を考えているからなのだろうか?
と、ちょー辛口なのに評価4なのは、そうは言っても
ウルトラマン世代で何度も見て育ってきたボクとしては
ウルトラマンが飛んでたり戦ったりしているだけで胸熱だった😭
どうしてもそれ以下は評価できないので、
ぼくのレビューはなんの参考にもなりませんので
悪しからず。。。
11月25日
アマプラで2回目の鑑賞。
印象は1回目より面白く感じた。
一度も見ていなかったときは自分の思うウルトラマンとかけ離れていたことに
よってひどくがっかりしたことにある。
今回は一応どんな構成になっているかわかっていたのでその点での残念感が薄れていたからだ。
ある意味安心して見れたと思う。
ただ前回同様にオムニバス形式っぽい構成はやはり一つ一つの話が深堀されないところに
残念な気持ちが大きいいかなと。
最近のネットフリックスでドラマを見ることが多くなってきて、それにより感じることがある。
それはドラマの方が映画よりストーリーやキャラクターの深堀ができているということ。
なので映画のように短い時間でありながら尚且つオムニバス的な構成はどうも内容の薄さを感じてしまうのだ。
まあ、庵野さんの原作?リスペクトによるノスタルジックな映画にするというものになっているので
そこは作り手のワガママでやるしかないんだけどさ。
そこはいいとして兎に角ゼットンのあり方が今回みてもやっぱり本当に残念で、
ゼットンに立ち向かうウルトラマンがコミカルで安っぽいのが本当に我慢ならなかったな。
太陽系消滅などと大げさなとこまで持って行かないで最凶の怪獣という形でウルトラマンと
等身大で戦わせてほしかった。
全人類存亡の戦いにもかかわらず緊張感ゼロのバトルは悲しかったな。
でもやっぱり面白かったんだけどね。
本当に続編をバルタン星人でやってほしい。
庵野さんよろしく!
そんなに大阪が好きになったのか、ウルトラマン(笑)
地球にやって来たウルトラマンの衝撃で、実は主人公が死んでいたとは驚きでした!
テンポの良いストーリー展開と会話、そしてオールドファンも大満足の変身シーン、見どころ満載で楽しめました♪
鑑賞後にあべのハルカス美術館と展望台へ。
庵野秀明の世界にどっぷり浸った一日でした♪
長澤まさみ映画(o^^o)
シン・ゴジラが良かったので、期待して行ったが、なんかパロディ映画のようで不完全燃焼。
美脚が目の保養になった長澤まさみが一番目立ってた。
なんなら巨大化した長澤まさみに、カイジューの1匹や2匹倒してもらったら、設定に説得力が出たかも。(^^;
おじさんが仲間うち受けで作ったような映画だった。
子供の頃のワクワク感やロマンを思い出させてくれた傑作
私はウルトラマンは、全話を見た記憶がない。テレビでリアタイ視聴したことは何度かあるようだが、どちらかというとVHSでその当時保存されていた数少ないエピソードを何度も繰り返し見ながら、記憶の中にウルトラマンが植え付けられていったように思う。
テレビゲームのおかげもあって怪獣はいくらか覚えているが、実際に視聴した記憶が残っているのはバルタン星人やゼットンくらいかな、という程度。ゴモラ、メフィラス星人、ブルトン、そういったのは見ていなかったように思う。
そのため、今回、ようやくスクリーンでザラブ星人とメフィラス星人に会えたことが嬉しかった。また、昭和の時代に見ていた特撮のウルトラマンが、この時代にどんなカタチで蘇るのか期待していたし、実際あのころビデオテープで何度も見ていた時の楽しさがいままた蘇ってきたことにはほんとに製作陣にありがとうと言いたい気持ち。うまく現代の社会設定に合わせ込んだ出来になっていたように思う。
それでいて怪獣の、子供心をくすぐられたあの造形が映画の中で不自然なようでいて不自然じゃないというか、そういう不思議な感覚も、むかし見ていた時のままで良かった。懐かしいBGMもうまくマッチしていて映画を盛り上げてくれた♪特に、クルマの中でザラブ星人と会話するところのBGMが最高だった。
意表を突かれたのが、宇宙恐竜ゼットンが破壊兵器として登場したこと。ウルトラマンの攻撃を全く寄せ付けない絶望感が見ていて伝わってきた。
あと小ネタ的なところで言うと、冒頭ウルトラQと出るか?!というところで「シン・ゴジラ」と出てまさかと笑ってしまいそうにwあと最後のゾフィーとの会話も元祖の最終話を踏襲していて、そういうところも嬉しかった。
他に印象に残っているのは、映画冒頭で、ウルトラマンが初めて姿を見せるまでの人間と怪獣の戦いの概要をさらっと紹介する手法は、何年も前に映画館で見たパシフィックリムに通じるものがあると思った。
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