シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
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もったいない
役者は少なくとも日本では有名な人たちを結構投入しているのに、生かせていない気がする。
この役者ってこんなに演技下手だったっけ? と感じた。何人も。これが演出ならもったいない。
ストーリーもなんだかね。喜劇だと割り切れば少しは楽しめるかも。
最初の「過去のエピソード」部分が説明的で速すぎて消化不良。もやもやしたまま始まった。
ゆっくりと進めばそれなりに楽しめたと思うのに残念。
それにウルトラマンが自分の命をかけてまで地球人を愛するに至った経緯も理由も浅くて陳腐。
更に政府に繋がる関係者があれほどの素早い決断力・行動力をみせるなんて、日本じゃないね、ここは。
ラストの歌だけがよかったので★1つ
ウルトラマンに特別な思い入れはありません
子供の頃に見た記憶はあるけど、そんなに真剣になって見たりはしていないレベルなので3分しか地上に入れないとかそんなレベルの知識しかないです。
目当ての映画まで時間あったので暇つぶし程度に鑑賞。
なので特別な期待をせずに見ています。
思ってたより面白かったし、乏しい知識で見ても全く意味不明とかはなく楽しめました。
豪華俳優の無駄遣い感は否めません笑
あとこれは笑うところ?というようなシーンも何箇所かありました笑笑
映像は頑張ってるんだろうけど、海外に比べるとやっぱりレベル差を感じました。
普通の映画館でも分かりやすく面白いが、圧倒されたかったらIMAXで観る必要あり
1回目、地元映画館の最前列で鑑賞。
あちこちに元祖ウルトラマンへのオマージュやリスペクト、トップ、巨神兵、エヴァなどのセルフオマージュも見られる。BGMもシンエヴァなどで聴いた感じの曲がちらちら流れる。いちいち面白いし、ストーリーも「そう来るか」と思わせるものがあったが、シンエヴァに比べると圧倒的なモノが足りないように思った。
2回目、遠征してIMAXレーザーで鑑賞。
さすがに音も映像も抜群にキレイで迫力満点、ストーリーは1回観て分かっていても「どノーマル映画館」で観たのとはちょっと別物の映画になるので、出来ればIMAXで観てから評価して欲しい。短期限定で上映されている「ウルトラマン4話4K」が結構元ネタになっているので、あちらも観て比べるとおもしろいと思う。
昔子供の頃にウルトラマンのフィギュアで遊んだだけ
だった位の思い出の、思い入れはそんなになかった存在のウルトラマンが、この映画を観て180度印象が変わりました。
ウルトラマンと禍威獣のシリアスな戦いのシーンと禍特対の面々のやりとりのゆるいシーンのギャップ。
CGによる戦闘シーンの迫力と規模が自分の知ってるウルトラマンとは別次元でカッコよく、見入ってしまう。
また、それぞれすべてのキャラの性格と生き様が垣間見れて感情移入せずにはいられない。
セリフがちょっと説明的で、若干見る人を選ぶかも知れませんが、自分は何度も観たいと思わせてくれる作りでした。
何より、何度も言いますが、そこまで思い入れがなかった筈のウルトラマンを見る目が映画を観る前と後で180度変わりました。
最後のシーンは気付いたら泣いてました。
使ってくれた方々に心からありがとうと言いたいです。
思い入れがある人もない人も、是非観て欲しいです。
映画館では若干音量が大きいので、小さい子はちょっと要注意かもです。
最後に、出来れば2を使って頂きたいです。
よろしくお願いします。
庵野さんが描きたかったものは描かれている
最初のウルトラマンの最終回を今、見直すと自分の記憶に残っていたものよりもチープな映像です。でもそれを見てワクワクしていた訳で、庵野さんが「自分もウルトラマンを描いてみたい。」と思ったなかで、描きたかったものを描き、その上で映画として成立しているだけで十分でしょう。
シン・ゴジラだって会議のシーンや登場人物の会話のシーンを描きたかったわけではなく、多分、東京駅周辺を火の海にした禍々しいゴジラの姿を描けただけで庵野さんは満足なんじゃないかな。在来線爆弾で倒れるゴジラの姿を描きたかったわけじゃないと思いますよ。それは映画として成立させるためのお約束です。他のシーンは映画として成立するためのオマケです。そのオマケすら面白かった。
この映画はコミケで売っている同人誌であって、それを製作者という大人として商業レベルにしている訳で、むしろ自分の欲求を満たしながらもきちんと東宝映画館で全国公開作品にしているだけでも素晴らしいと思いますよ。この映画でもオマケだけで十分に面白かったです。子供がこれを見た時に爆心地から立ち上がる銀色の巨人の姿に心を囚われて、いつか自分もウルトラマンを描いてみたいと思ってもらえればそれだけで十分じゃないですか?
子供の頃にウルトラマン映像に憧れたなかで、映画研で自らウルトラマンを演じて、プロになってここまで実績を十分に残してきたうえで自分がウルトラマンを映画にすることを任せてもらえるようになる。これだけでも奇跡です。エヴァですらこの時のために登ってきた階段のようにも思えます。日本の監督、脚本家のなかでウルトラマンを撮ることを許される人は他にいないですよ。
庵野さんの夢が叶って、私達がそれを見ても面白いという映画にしてくれたことを素直に喜んでもいいのでは?
円谷プロだって自社のアーカイブに残ることを承知のうえで庵野さんに任せたわけです。東宝だって全国の映画館の上映枠を与えたわけです。この作品は円谷プロ、東宝、カラーが共同で制作した映画です。いろんな、多くの人を関わったうえで、自分の夢を叶えたうえで商業映画に仕上げたんです。
あと、総監修ですから樋口監督の映像を切り貼りしたのは庵野さんです。自分が撮らないなかでも樋口さんに任せて、上げてきた映像を編集したわけです。樋口だからダメとかではなく、その前に庵野さんが納得出来ない映像だったら使っていないと思いますよ。自分が夢見た映画を樋口さんに監督を任せたんです。
庵野さんは試写会にすら出ない方です。庵野さんのなかではこの映画は終わっています。次回作のシン・仮面ライダーや噂にあるシン・ウルトラマン2に構想を練っているのでは?
あれがダメ、これがダメと今の時点で色々言うよりもDVDが出たら擦り切れるほど何度も観て、こんな仕掛けがあったのかと驚くほうが楽しめると思うのですが。
レビューが消えた
「たまには観ないでレビュー」って題で「シン・ウルトラマン」レビューしたら消されてた。
観てきたけど、観る前と変わらず星3で、批判のポイントも同じ。
同じ内容書くの面倒なので1つだけ、久しぶりに岩松了見たけど、良いね。
やっぱり悔しいから前に書いたレビューを簡単に書くと、アニメヲタ、特撮ヲタ、最近だとマーベルヲタ、頼むからジャンル問わず映画をいっぱい観てほしい。っていう事をやんわり書いたのと、監督樋口真嗣に星3・5以上の映画は撮れないという2点。
今回の「シン・ウルトラマン」もTVシリーズと比較したり、他の庵野作品との繋がりを考察したりする人がいるけど、1ミリの意味も無いよ。
2時間スクリーンに向き合って受けとめたものが全てだから。
待ちに待ってたウルトラマン
懐かしい懐かしい、とにかく懐かしい。音、ビジュアル、鳴き声、モーション、構図、とにかく懐かしい。回転が多いのも懐かしい(笑
初めてウルトラマンというものを見た人は「不気味」と思う点があったかもしれません。
そりゃそうです、ウルトラマンは本来子供向けの作品ではなかったのですから。
時代の流れにより子供向け作品のポジションになりましたが、シンウルトラマンでは大人向けに戻っていたと感じます。
シンウルトラマンが令和の時代に放映されたことが何よりも嬉しいです。
愛と正義と美の化身
シン・ウルトラマン
2回目鑑賞。
3年前の制作発表イベントでお披露目されたシンウルトラマンの胸にはカラータイマーがなく、初代ウルトラマンのデザインを手がけた成田亨氏のコンセプトそのものだという。
コンセプトは「愛と正義と美の化身』
会場に現れた身長2メートルほどのウルトラマン像のなんと美しかった事か!
あれからコロナと言う禍威獣に襲われ、
編集が長引き公開日が決まらないと言う事態を潜り抜け、
満を辞して、待ちに待った本作の公開。
前置きはさておき、本当に楽しめた。
何せ推しがウルトラマンになっちゃったもので、1回目は無我夢中で見た。
俳優達も口を揃えて言うように、とにかくセリフが膨大で、専門用語が飛び交う。
なんちゃら対策本部やら、防衛省やら、日本政府や、米軍基地なども出てきて追いかけるのに精一杯でストーリーがどんどん進み、あれよあれよと展開される。
押し花が作れるほどだったと言う台本の厚みから倍の上映時間でも足りない内容だったかもしれない。
少女時代にリアルにテレビで見ていたウルトラマンより遥かに美しく崇高にさえ見えるそれが、巨大な禍威獣をスペシウム光線で退治してくれる。
ただ、外獣をやっつけるだけではない、人間への限りない愛と優しさを感じて涙した。
夜景を背にウルトラマンが戦う戦闘シーンがあまりに美しく、
健気な姿に感動した。
3年前からのカラータイマーの謎もしっかり解けたし、
「ウルトラマンよ、そんなにも人間が好きになったのか」
愚かさや滑稽さも含めて…その意味を心から楽しめた。
最後に流れる米津玄師の『M八七』がまた素晴らしい。
エンドロールに流れる出演者達の多彩さを眺めながら、
また感動に酔いしれて劇場を後にした。
1度目より2度目、より感動や気付きが大きくて、また見ようと思った。
#シンウルトラマン
#斎藤工
#長澤まさみ
#西島秀俊
#有岡大貴
シンとは
シリーズを1話から最終回まで凝縮
破綻もないが驚きも無い
各所に仕組まれた小ネタと各々が持つイメージを照らし合わせ「ウルトラマン」に想いを馳せる
消化の良いスナック菓子のようだ
チープさを感じさせつつ緻密で大胆なアクション、盗撮アングル?と仰角の多用に庵野を
山本耕史が色々な意味でおもしろい
色んなオマージュありがとう
ウルトラマンをリアル視聴していた世代としてはオープニングが絶妙!ストーリー抜きにして随所にウルトラシリーズだけでなく、様々なSF作品のフィギュアや模型が並び、更にはウルトラマンがグルグル回転するシーンも敢えて(なのだと私は思いたい)TV当時の「あれ?ソフビの人形回してるよね」って感じのチープな画にしてくれていて感激しきりでした。
そして、ゼットンとの最終決戦、ゼットンもイメージがしっかり感じられるフォルムで良かった!
まあ、最高なのは他のレビュアーさんも書かれている通り山本耕史さんでしょうね、正に配役の妙でした。
作品的には往時を知る面々には懐古的に受け入れやすく、TVシリーズに縁遠い世代の方にはVFX・ストーリー共に今一つの感想になるのではないかと。
でも、万人受けせずとも良いのだと思いますよ。
面白かったんだけど、、、
昭和のウルトラマン世代の主人と鑑賞(笑)
率直に言えば、シンゴジラはすごく面白かったけど、ウルトラマンはちょっとハマらなかったという感じです。
世代的には懐かしいですが、あまり引き込まれる内容じゃなかったように思います。
主人はとても満足していたようなので、やっぱり男性の方が好きなのかもしれないですね。
私は、まず冒頭のあまりにも素早い画面展開とハイスピードな字幕の流れに全く付いて行けず、、、
役者のセリフも難しい専門用語的なものが多く、しかも早口、、、少し疲れてしまいました。
ですが、空想特撮映画としてはとても面白かったし、良く出来ていたし、何よりも作り手や演者さんの想いがすごく伝わったと思います。
話題の作品なので、観て良かったです(笑)
テンポの良さで展開される胸アツ シン・ウルトラマン
ウルトラマンファンではなく、映画ファンとしてこれは見ておかねば!という気持ちで、シン・ウルトラマンを鑑賞。実はウルトラマンシリーズも見たことがないミーハーレビューです。
シン・ゴジラ同様、舞台を現代に置き換えて作られており、今話題の“メタバース”や宇宙空間なども登場し、壮大な物語として昇華している。映画評論には“同シリーズに特徴としてみられた約束事や設定、ひいては実相寺昭雄ら旧メインディレクターたちの演出スタイルを踏襲している”とのことで、初代からの「ウルトラマンシリーズ」を知る人にはたまらないとのこと。私は知らんけど。
本作は『君の名は(2016)』のように、とにかくスピード感が良く、目まぐるしく駆けていく(脚本がエヴァンゲリオンの庵野秀明さんだからなのね)。役者も饒舌なため、1.5倍速で観ている感じで、2倍速での動画鑑賞に慣れている若い世代も退屈することなく楽しめるかと。さらに上映時間も120分以内でちょうど良い(ファンは不満でしょうけど)。
一方でセリフが早口で、聞き慣れない謎の言葉のオンパレードとなるため、やや疲弊。(特に始まってすぐの字幕がついていけない)
カメラのアングルも独特、長澤まさみの美しさを拝めるシーンも多数(ファンはたまらないでしょうね)!ただし、セクハラ的な描写も多くて(これはTwitterでも話題になっていた)、不快な人もいるでしょう。
ドキドキワクワク心踊るシーンは盛り沢山だけど、ラストは意外にもあっさりでしたね。
人類とはなんぞや、生きるとはなんぞや、といった哲学的な意味も込められた作品となっていた。
禍特対は浮いている
この映画で全員一致で良かったと言える共通認識は、
メフィラス星人山本耕史のキャラクターだろう。
彼のキャラクターだけで星3つ分ある。
個人的に言えば、メフィラス星人山本耕史には地球を征服されてもいいと思ったくらい魅力的だった。
斎藤工のウルトラマンも、その演技も最高だった。
初めに、ウルトラマンが禍威獣ネロンガごとスペシウム光線で山を吹き飛ばした事も、住民に今回は被害が少なくて良かったと言わせたシーンも良かった。
ウルトラQでの怪獣出現回から続く入りも悪くない。
ウルトラマンが神永と合体し銀一色から血の通った赤のラインに変わったり、アイデンティティの掘り下げも良かった。
個人的には、モンスターファイトが最高だった。
ガボラの襟巻きがドリルで武器な所も超かっこよかった。
が、不満も多い。
禍威獣がチープで薄っぺらで重さを感じない。ウルトラマンのファンではなく怪獣ファンの私は、それだけで初日鑑賞をやめた。
禍威獣はほぼエヴァの「使徒」。
メフィラス戦は、シンジ対カヲルにしか見えなかった。
(私は庵野のファンでもエヴァのファンでもないからそんなシーンがあるかどうかも知らないが。)
また、多用された実相寺アングルが非常に不快。
(ウルトラマン制作者 実相寺昭雄監督の回はウルトラマンファンに人気)
樋口組が、基本的に嫌い。(原作ファンの気持ちを無視して金儲け映画にするから)
シンゴジラは万民の共通認識があった「日本」対「災害」である。
だから、旧ゴジラを期待した人には何ひとつささらなかったろうが、概ね受け入れられた映画だった。
シンウルトラマンはどうか。
これは庵野個人のウルトラマンだ。この世界は、私の住んでいる地球でも日本でもない。そして私が子供の頃に憧れたウルトラマンでもない。
私が好きなのは、怪獣であって禍威獣ではない。
禍特対の存在は、滝君の活躍くらいでは埋まらないくらい浮いている。
庵野秀明はシンエヴァンゲリヲンの監督制作があったから今回は監督はしていないが、本当は設定決めて脚本書いて逃げたんじゃないかと私は思う。
庵野本人もこの映画には納得してないだろう。
ウルトラマンを堪能しました
おそらく、日本の映画界でのCG技術のトップは「カラー」が手がける映画なんだと思います。シン・ゴジラにしてもシン・ウルトラマンにしても、特撮のテイストを盛り込みながら、ゴジラやウルトラマンを具現化した素晴らしい技術です。ハリウッドのリアリティとは別ジャンルのリアリティが日本らしさなのかもしれません。シン・ウルトラマンはまさしく、日本の特撮映画を再現した作品でした。ストーリー云々のことは置いといて、とにかく楽しめました。ワクワクしました。映画のエンターテイメント性を盛り込んだ傑作だと感じました。まあ多少ウルトラマン熱が強いせいもありますが..幼少時代にタイムトリップしたような気分になり、堪能させていただきました。日本のアベンジャーズに期待しております。
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