シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
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ウルトラマンの全てが此処にある。
ウルトラマンは再放送を稀に見る程度の人間です。庵野さん企画・脚本の作品であり、シン・ゴジラの制作チーム最新作という事で観ました。
感想
旧ウルトラマンTVシリーズを一気見したかの様な体感が得られる作品でした。正直、内容を詰め込み過ぎている気はしましたが結論、楽しめました。
・物語
2時間映画に旧TVシリーズの名場面を大量に詰め込んだかのような物語構成で、観終わった時には大ボリュームだったなぁという印象が強く残りました。
シン・ゴジラとの意外なパラレルワールド設定はシン・ゴジラファン的には嬉しかったです。
今作の物語の中で主に描かれる強者に頼りすぎる事への啓示は、世界から見た現在の日本の立場を描いているのかななどと思いました。
ウルトラマンの戦闘シーンは序盤の戦闘メインの描写、中盤の心理戦の描写、そして、終盤の人類を守る決意をする決意描写などとても多彩で驚かされました。
流石の庵野脚本で台詞に専門用語がとても多いです。そして、台詞がやはり多いです。その点で、個人的にはオチの意味が少し理解づらかったです。
・音楽
鷺巣詩郎さんの楽曲はこれまで同様にカッコよかったです。
・ウルトラマンのビジュアル
正に神と呼称するに相応しい洗礼された美しいビジュアルに引き込まれました。ウルトラマンの戦闘シーンはどの場面も圧巻の迫力がありました。
・旧シリーズからの小ネタ
今作はシン・ゴジラ、新エヴァシリーズ同様に、過去作の物語を現在の社会問題や現代風アレンジを加えて作られています。よって、旧TVシリーズの小ネタがとにかく多いです。新米ウルトラマンファンの自分では気付けない小ネタも多くあり、熱烈なウルトラマンファンであれば深く感動するのだろうなぁと感じました。
総評
ウルトラマンという一大コンテンツの全てが詰まったかの様なボリューム満点の作品。
ウルトラマンの戦闘シーンはかっこよさと同時に神々しさも感じました。
庵野監督の次回作であるシン・仮面ライダーも楽しみにしています。
スケールアップ
ありがとう。
熱狂的なファンのみならず、ウルトラマンを見たことある人、好きになった人は、ほとんどの人が楽しめると思う。
従来のウルトラシリーズ(昭和一期)、『シン・ゴジラ』へのファンサービスも嬉しかった。
一部の映画ファンも、ウフフがある。
公開まで伏せられていたネタも、感激した。
特にネロンガ戦までは息つく暇もなく興奮するスピードだった、何回も観なければ!!
空想特撮映画として、満点に近い。
しかし、「一般映画」という目線では物足りなくも、感じた。
期待が大きかったためかもしれない。
もっと観たかった!
制作陣は、もっと描きたいことや伝えたいこと、魅せたいことがあったのでないだろうか??
また、オリジナルのファンがとても楽しめる内容な分、『シン・ゴジラ』のように怪獣映画と無縁だった観客ほど刺さらないかもしれない。
よって、『シン・ゴジラ』ほどの大ヒット、幅広い層の動員は難しいかもしれない。
さらに、長澤まさみさんへの演出が、ジェンダー的に難あり。海外(特に欧米、欧州)での評価は厳しいと思われるところが残念。海外クリエイターへの影響力が凄まじい作品だからこそ、国際的な戦略を意識して、描いて欲しかった。
『シン・ゴジラ』やオリジナルを無視することもできないし、意識し過ぎることもできない。製作予算の都合もあるし、とっても苦労して製作してくれたんだなぁ、と観ていて感じた。
つくってくれた感謝で、エンドクレジットで涙んだもん。
間違いなく、ウルトラマンを東宝配給というビックバジェットで映画化できたのは、『シン・ゴジラ』で大きなコンテンツビジネスとして【怪獣特撮】を甦らせ、功績をつくってくれた庵野さんと樋口さんら制作の皆さんのおかげである。
そして、56年経ったいまでも
おもしろいと実感させてくれるオリジナルへ敬意。
スクリーンいっぱいの夢を魅せてくれた!!
こんなにワクワクした映画は久しぶりだった!!
期待が大きすぎたが、長澤まさみの色気で救われた❤️
面白くないとは言わないが、やや消化不良に感じた。
シンゴジラが100点なら、シンウルトラマンは50点かな。
(以下ネタバレで追加 5/15)
まず最初のタイトルバック、オリジナルは「ウルトラQ」が弾けて「ウルトラマン」のタイトルが出てくるのに対して、今回は「シン・ゴジラ」が弾けると「シン・ウルトラマン」になるのには、庵野総監督や樋口監督ら製作陣の遊び心にドキドキものでしたね。
そして「ウルトラ名物」の「逃げ遅れた子供」もちゃんと登場して(笑)、それを助けようとして神永がやられるシーンでは「よっしゃー」と思いました(^_^)
そして禍特対が最初の方の禍威獣を倒した記録は、カットバックで追うだけでサクサク流してしまうのもメチャクチャ素敵でした。
ただ、ザラブが出て来たあたりから何となく雲行きが怪しくなってきます。偽ウルトラマンもツリ目で目バリを入れてもらわないとダメでしょう。
メフィラスの裏工作で徐々に日本政府を支配していくのは、いかにもメフィラスっぽいのですが、最後は呆気なく諦めてしまうのも「はぁっ?」と感じてしまいました。
ゾーフィを悪役に仕立てるのは良いアイデアだと思いましたが、ゼットンの扱いがなんだかなぁ〜。
ラストシーンもゾーフィには「私は命を2個持ってきた」と言わせて欲しかったし、神永が目覚めて突然「終劇」で、エンドロールは無いっしょ。尻切れトンボとしか言いようがない。
さて。
でも今回は浅見分析官こと長澤まさみを如何にエロく、じゃなかった色っぽく撮るかに裏テーマが置かれていたような気がする。ひたすらバストを追いかける初登場のシーンから、巨大化した時のスリットの入ったタイトスカートでのハイキックやゴソゴソとプルーシートから這い出した時のフトモモなど、もうそれだけでも見る価値はあるかと(*^ω^*)
(さらに追加 5/17)
要するに、重度の特撮ヲタが、大人になって強大な権力を持ち、俺たちのゴジラ、俺たちのウルトラマン、俺たちの仮面ライダーを大金をかけて作れるようになり、しかもそれが大ヒットするという夢が叶った奇跡ww
長くなりましたが、また思い出したら追加するかもしれません。
最初で最後の究極のウルトラマン映画!
全体的にマニアックに作られており、マニアにしか分からないネタが沢山入っていました。
大衆向けに作られているのではないかという予想を良い意味で裏切ってくれました。
そして、とにかく原作に対するリスペクト愛を凄く感じました。
シンゴジラのようなシリアスだけでなく、ウルトラマンらしいユーモアのあるシーンが多かったのも良かった。
観に行って絶対損はありません!他人の感想なんぞ気にせずに是非観に行ってください。
これ程予算をかけて、一流の俳優を使い、フルCGで作られるウルトラマンなんて最初で最後です。映画館で観てください。
確かにツッコミたくなるところはありますが、最終的に出てくる感情はこの映画を作ってくれた事に対する感謝です。
世界一美しく、かっこいいヒーローであるウルトラマンの姿を目に焼き付けてください。
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