シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
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嶋田久作、田中哲司
田中哲司と嶋田久作が大好きでその二人が中心的な役というだけで好感。
田中哲司が新聞記者で暗い部屋の中でtwitter書き込んでる描写がそんな訳ねーだろなんだけど楽しかった。
嶋田久作は好きに決まってる。
役人組織についてはシン・ゴジラより薄めなので、上記の二人を厚めに扱ってた
斎藤工も、落ち着いた雰囲気で去年の愛のまなざしをでも好演していたので、期待していたが、好青年な態度が好ましい。
最初の早いカット割りでノリが良い。早めにバレてから、さぁどうするなんだけれど、そんなに大袈裟な葛藤がないのもダレなくて良い。長澤まさみを後ろから撮ってタメるんだけれど、顔出したらもう、私既婚者ですから!とロマンスには応えませんよと観客に宣言する。
日本でディザスター超大作は近年、上手くいってないから大目に観たいけれど、エターナルズでも思ったけれど、そんな宇宙規模で地球を破壊する必要があるなら、人間に判断できることはないよなと改めて思ってしまった。外敵じゃくて、自滅の方があり得ると考えている。
童心に帰るべし。
正直、最初はどう見ればいいのか分からなかった。ガッチガチの映画として観るのか、それとも童心に帰ったような気持ちで観るのか
答えは、、童心でした。
心をカラにして、深読みせず、ただただ目の前の展開を楽しむ。
でも、悪い意味じゃなくて、それくらい原作リスペクト(?)があって、少しチープに感じるCGとかちょっとダサいアクションとかすごい感動した。
そもそもオマージュ作品ではないからリスペクト云々ってのはおかしいかもしれないけど…
ストーリーは112分とは思えないくらい、盛りだくさんでMARV〇L作品だったら、3,4作品かけるんじゃないかってボリュームだった。
しかし、それゆえ展開がめちゃくちゃ早くて、感情移入はしにくいかもしれないと思った。
これは完全にストーリーと関係ないけど、主題歌はウルトラマンの曲???なの?
タイトルが"M87"だったにしては、ウルトラマン????ってなりました。自分の読解力無いだけかもしれないけど。
追記
米津さんウルトラマンを思い描きながら作詞作曲したそうです。自分の読解力無いだけでした。
震えるほど素晴らしい!
ウルトラマン愛にあふれている作品。
怪獣達のデザインもエヴァの序のラミエルを見た時の衝撃です。
メフィラスとゼットンのかっこよさときたら!
音楽とストーリーも素晴らしい!
何話か初代ウルトラマン見たほうがもっと楽しめるかも!
その名に恥じぬ
『空想特撮映画』
正しくその名に恥じぬ作品だったと思う。
ウルトラマンの良さを残しつつ結構大胆な庵野アレンジが効いてて良かった。
ガリバー旅行記長澤まさみとまさかの光の星持ち込み兵器と化したゼットンは結構思い切ったなぁと思った
(まぁ長澤まさみの部分は演出的に少しガチャガチャ言われるかもだけど)
尺の都合、予算etc…そんな大人の都合的しがらみが無ければもっと色々やれたのかなぁとちょっとした歯痒さも観終わって感じた
後、個人的に最初はこんなとこにもジャニーズかよと思ってた有岡くんがいい味出してて偏見かましてごめんなさいってなった笑
エンジンかかるのが遅い
純度100%ウルトラマン
初代ウルトラマンが一番馴染みがあって、全話見てて、公開日に見に行くような私のレビューです。
のっけから吹き出しまくりました。思わず懐い!!と感じて吹き出したのです。あとかなりマニアックなオマージュに気付けたと言うのもあります。そう言う表現のオンパレード映画です。紛れもなく純度100%のウルトラマンでした。
逆に言うと、私のような人間でない方にはどうなのかな?この映画。
映像はわざとテレビ特撮のようなチープさを表現してて、そこもツボでしたが昔のウルトラマン知らない人にはどう見えるのだろう?シンゴジラみたいな映像表現ではないですね。
テレビのエピソードをうまく2時間に纏めた内容でした。ただし今までの歴代ウルトラマンと決定的に違うのが光の星の戦士の性格や価値観ですね。お子さんは違和感覚えるかもしれません。地球人からすると危うい位です。
メフィラスが見たもの、それがもたらす未来と結果、全てを悟ったメフィラスの言動がそれを現してますね。
庵野秀明に嫉妬しました。
天然色娯楽作品
シン・ゴジラよりポップ寄りに、でもしっかり庵野カラーを落とし込んだ娯楽作品でした。
監督というクレジットがない庵野作として不安もあったけどちゃんと作品になっていて、なんというか安心したーーー、面白かった!というのが鑑賞後の正直なところ。
ウルトラマンの異物感、怪獣の単純な動きの可愛らしさ、最後の戦いの絶望感、何よりウルトラマンの格闘シーンが見易くとても良かったな。
ウルトラマンは人類と外星類の狭間にいて、人類のことなんとなくわかるけど、わからない、という実は庵野的な人間へのアプローチの仕方がそのままテーマともなっていて、本も上手いなー、と。
シン・ゴジラ、シン・エヴァンゲリオンと比較してどうしても気になったのは役者のセリフのリズムの気持ちよさが希薄だったこと。
映画を見ているときの身体的な気持ちよさというか。
でもこれは子供も見るウルトラマン作品としてはギリギリの落とし所なのかなとも。
編集は庵野秀明クレジットだからね。
あと、脚本のエリート至上主義的なところは今までで1番気になったな。
この世界に一般人は一人もいないような世界だった。
シン・ゴジラはそのへんバランス取れていたな、と。
でももう娯楽作品として、庵野関連作品として十分楽しかったです。
また観るよ!
新しいウルトラマン
今作のウルトラマン
ウルトラマンを追い続けてきた自分としては、今作のウルトラマン像というのは非常に新鮮であった。今作ではウルトラマンをヒーローとして描いていない。初っ端から過失で人間を死なせている上、原作ではハヤタを死なせてしまった贖罪として人間と同化したウルトラマンは、今作では理解不能な自己犠牲というものへの好奇心から神永と同化している。ウルトラマンは個人主義で合理的な考え方をする存在として描かれていた。ゾーフィが人類という存在を抹消するのを全く躊躇わなかったことも如実に冷酷さと合理主義を表していたように思える。
人間とウルトラマン
作中、ウルトラマンに頼りっぱなしの人間(滝)は情けなさゆえ闘いを投げてしまう。しかし、人間からすれば神に近いウルトラマンも今作では万能の存在ではなかったのだ。ウルトラマンは神永新二として生きていく過程で、人間への愛着を深めていき、最終的にウルトラマンはゼットンを倒し、自身の命を神永に与え死を迎える。これこそウルトラマンが人間に興味を持つきっかけとなった自己犠牲である。科学や身体能力において大きく劣る人間にあってウルトラマンになかったもの「自己犠牲」の意味を知ってはじめて、ウルトラマンは本当に完全無欠なヒーローとなったのかもしれない。
まとめれば、どんどん人間を好きになり、人間臭くなっていくウルトラマンがたまらなく推せる。
評価
自分的には星5だがオタクの自分だからこそ最高に楽しめたと思うし、客観的に見たら少し面白さが減ってしまうかなと思い4.5にしました。
こんな必死なウルトラマン、初めて観た!
冒頭のテーマ音楽と随所に見られるウルトラQテイスト。もうそれだけで嬉しくなります。政府筋など脇役のみなさんも、しっかり昭和顔を集めてくれました。居酒屋や公園の日常シーンと特撮シーンのバランスも絶妙です。普通の何気ない日常を挟み込むことで、起こっていることの異常性が際立ちます。私たちの平和な日常を守るために戦う奴らに感謝!
しかしこの制作陣、どれだけ長澤まさみのこと好きなんだろう。カメラワークがいやらしいw。それにしっかり応えてみせる長澤まさみのセクシーコメディエンヌぶりも素晴らしいw。単なる陳腐なヒーロー映画に堕落しなかったのは彼女のおかげです。放り投げられたりガリバーになったりクンクンされたりの大活躍!彼女に「気合入れていこうぜっ」と尻を叩かれたい!
最初から飛び道具を使い、退屈な殴り合いを排した格闘シーンも大正解。しかし、こんな必死なウルトラマン、初めて観ました。なんとか地球に帰ろうともがくウルトラマンの姿に、不覚にも涙がこぼれました。
ウルトラQとウルトラマンと長澤まさみの好きな方ならおすすめです!ぜひ劇場でお楽しみください!
じんわり温かい映画
2回視聴。
わたしはウルトラシリーズをそれなりに観てきたが、ウルトラシリーズ初見の、全く知らない人でも今作は充分楽しめると思う。
今回の主役は個人的には人間よりもウルトラマン。
それを意識して観るだけで随分違う映画に感じ、それもまた面白かった。
昔からいた怪獣をそのまま出すのではなく、新しくする所はしっかり変えている所も好感がもてた。
話の展開がやや早く感じるところもあったし、個人的には派手なバトルシーンももっと欲しかったが、話で理解し難い所は逆に考察の余地があるという考え方もできると思うし、大筋は一回見ればしっかり理解出来ると思う。
それに戦うだけがウルトラマンではないと思うし。
纏まりのない感想となってしまったが、昨今の情勢で何かと気が滅入ってしまいがちな中、どこか希望を感じさせてくれるいい映画だった。
長澤まさみの演技☆
一番頑張ったで賞を授与したい、そんな演技です
俳優をやるということはこういうことなんだろうという覚悟をみせつけられました
多分、彼女の俳優人生でこんな作品に参加するなんて思いもしなかったでしょうから・・・
リアルタイム世代へのご褒美映画
公開前の番宣で”子供の頃の空想が現実に出来た”、”本当にできちゃうんだー”と出演者の感想を聞き、今時の技術をもってすれば当たり前じゃ、他にないのか感想と不安を感じた。
しかし、感想の意味が分かりました。先の感想に”リアルタイム世代ノスタルジーを現代版にアップデート”とあったが、まさにその通り。
期待しなかったせいもあって、とっても楽しめました。
Netflixあたりでもいいかなぁってところで-☆1だけど、リアルタイム世代の気持ちとして+☆0.5。
うーん🤔
マーベルなら5作品くらいかかる内容
初代ウルトラマンへのリスペクトが多分に含まれていて本当に楽しめました。そんなに人間が好きになったのかウルトラマンのセリフが出た時は鳥肌ものでしたね。
戦闘シーンの少なさはやはり予算とCGの問題でしょうか。ここはハリウッドには敵わないですね。そのかわり内容に関しては詰め詰めで飽きずに見られます。
行ってらっしゃい行ってくる、学者会議にはウルトラマンガイア。並行世界へ飛ばされるシーンにはウルトラマンダイナ。ヒロインとの関係、もうウルトラマンにはならないであろうラストにはウルトラマンティガを感じました。平成ウルトラマン以外にもさまざまなオマージュが隠されていると思います。
怪獣映画の枠を出なかったシンゴジラと比べ、シンウルトラマンはヒーローSFとしてマーベルに負けず劣らずの世界に誇れる作品だと思います。
昭和の匂いがプンプン
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