シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
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ウルトラファイトがみたい
うーん。
面白いような面白くないような。
面白くないような面白いような。
ウルトラマンの相手が5体中、宇宙人2体は比率少し多すぎ。
残りの1体も怪獣じゃないし。
怪獣とウルトラマンの戦いをメインにしてもっと見たかったなー。
涙ウルウル
59歳なので、放映時や再放送、そして息子たちと数えきれないほど観てきました。
本日、妻と息子(28歳)と一緒に観ました。
息子と妻はエヴァを観ているので、当然、観点は違います。
ネタバレになるので、多くは語りません。
息子も自分もウルトラマン大好きで、ソフビも大好きです。
小さい頃、そして成長した息子と再度一緒にウルトラマンを観れたことに泣きました。
大好きなウルトラマンですから映画の内容は悪い訳がありません。
大怪獣のあとしまつを…
大怪獣のあとしまつを観に行った人の多くはこれを期待したんじゃないかなあ、などと思ってしまいました(他の作品を引き合いに出してすみません)。
ウルトラマンはまったくわからず(すみません)、前知識なしで観たのですが楽しめました。
この、知識の洪水のような台詞の応酬が好みなので、最後まで気持ちよく観られました。
庵野監督はエヴァもそうなのですが愛の深い人というか、愛を知った人なのだな、と感じました。
※庵野秀明展を観に行った時に、ウルトラマンなどへの愛をものすごく感じたのですが、本作品もそれを感じてよかったです。
シン・ゴジラを超えるんじゃないかと思えるセリフ情報量に字幕付きで観...
シン・ゴジラを超えるんじゃないかと思えるセリフ情報量に字幕付きで観たくなった。
ウルトラマンはコアなファンではないものの再放送とかで一通りのことは知っている感じだった。知ってる曲がかかるのはやっぱり胸が熱くなる。
ウルトラマンが初めて地球に降着して立ち上がった時の神ががった美しさに感動した。
メフィラス山本が最高に良い。
いろいろ小ネタとかがあったんだろうけど、自分ではわからなかったので、詳しい人の解説聞きながら観直したい。
ゾフィーが他の外星人と同じく人類を絶滅させようとするのが、えぇっ、なんで?ウルトラ兄弟は正義の味方じゃないのかとかひっかかる部分もあったけど楽しめたのは楽しめた。
ヒーローであるがヒーローじゃない
庵野秀明の手掛ける「シン」シリーズであるがゆえに
期待値はあったが、発表されてからのビジュアルを見たときの
不気味さが圧倒的に好奇心を掻き立ててくれた。
まずキャスティングについてはシン・ゴジラを見た人間からすると、おや? と思う所もあったが恐らくゴジラとウルトラマンで世界観の繋がりはないのではないかと予想した。
ストーリーとしてはやや駆け足な印象。
しかし、それだけ歴史と描きたかったボリュームがウルトラマンに備わっていたという証だろう。
結果として地球を救ってくれたウルトラマンであるが
劇中の言葉で語られてるように外星人。
宇宙警備隊のウルトラマンでは無く、あくまでも光の国のウルトラマンなのだ。
幼い頃にテレビで見たヒーローのウルトラマンよりも
フルCGゆえの艷やかな光沢が宇宙人と見せる不気味さを演出してたのではないかと思う。
庵野秀明はウルトラマンに邦画の限界を見たか?
初めに言っておくと、私は初代ウルトラマン本編を全く見たことがありません。
本作を見るに至った理由はあくまで、「シンゴジラが1本の映画として素晴らしかったから」。
その庵野秀明の関わる新作実写映画だから見たのであり、特撮映画が好きなわけでもウルトラマンの新作だから見たわけではありません。
あくまで非ウルトラマンファンで映画ファンの人間が、フラットに作品に触れての感想という事でご了承ください。
いきなりですが、近年の庵野秀明作品を点数比較すると以下となります。
■シンゴジラ:100点
■ シンエヴァ:80点
■シンウルトラマン:55点
シンウルトラマンは1本の映画として合格点とはならず…と言った感じ。ひいき目なしに評価した場合、賛否で言えばはっきり"否"といっていいクオリティでした。
正直、シンゴジラと比較してあまりに見劣りする内容と映像であり、心からガッカリしたというのが本音です。
後で知りましたが、本作はあくまで「樋口監督作品」であり、庵野秀明氏は脚本以外大きく関わっていなかったとの事。撮影現場にも殆ど顔を出せていないらしく、"庵野風樋口映画"といった作風になってます。
故に、映像面もストーリー面もカメラワークもチグハグした印象が拭えないわけです。
まず、良かった点。
冒頭〜序盤は物語も映像もテンポよく進んでいきます。
ウルトラQを思わせるタイトル表示。
パシフィックリムのように、これまでの怪獣(禍威獣)との交戦、科特隊(禍特対)結成までの歴史を振り返るアバン。
ウルトラマンという巨大な異形と人類の遭遇。
2体の怪獣とのスケール感のあるバトル。
ここまでは100点です。
映画の導入として文句なしのクオリティでした。
が、良かったのはここまで。
あとはやたら冗長な人間ドラマと専門用語の応酬。
アクションやCGも終盤にかけて加速度的にチープになっていく上にボリュームも少ない…といった具合です。
外星人との話になってからはメフィラス星人の演技で何とか見れるものの、ドラマパートが多くの比重を占めており、テンポは一気に悪くなります。
見ていて特に辛かったのは、シンゴジラでうまく処理していたドラマパート。
今回も早口で捲し立てるようなセリフが多く、カット割も多用されているんです。それは良いんですが、この演出をもってしても目に余るくらい演技が酷いし、明らかに悪目立ちしているキャストがいました。特にアニメ調のセリフが多くてこの辺りも見ていてしんどい。生きた人間同士の会話にはとても見えません。邦画の悪い部分が滲み出ていました。
邦画ならこんなもんでしょ…って?
いやいや、邦画の悪き慣習を大きく打破したシンゴジラの後にこれはないですよ。邦画だから…という忖度や甘えありきのスタンスではシンゴジラを超える事はできません。
4部構成でストーリーもドラマも圧縮されすぎ。
駆け足すぎて余韻も成長ドラマもない。
故にウルトラマンの葛藤が読み取れない。
メッセージ性も希薄に見えてしまう。
この点も、元の題材が面白いだけにもったいない。
また、シンゴジラと異なり最初からノリが軽いので、最終局面に至っても絶望感がまるで感じられない。
リアリティラインが不明確なので「何が起きてもどうにかなる」と思えてしまう。
これでは緊張感を得るわけもなく、視聴者がハラハラドキドキするわけもない。
最後の最後まで作品に没入することなく…終了。
これで良いのか庵野秀明!
これが今の日本映画の限界なのか⁈
本人も不本意なままでの映像化だったのではないかと思わずにはいられません。
予算も限られていたし、自分が撮影に関われる時間も少なかった。その中でもいちファンとして詰め込めるものを詰め込んだんでしょうが、不完全燃焼感は否めません。
このタッグならもっと良いものが作れたはず!
そう思うと非常に残念と言わざるを得ないです。
残念なシン説ウルトラマン
物凄く期待していきましたが、ファンが若干自分解釈を交えてリメイクしたファンムービーでした。別にアルアルやこれ知ってる?を私は求めてないんですよ。
・ストーリーに無理あり。この内容で、この尺でウルトラマンの人類愛は無理ありです。TVシリーズで徐々に芽生えてこそです。友情を育むプロセスが薄すぎる。また神永のことを好きになる、感情移入するエピソードがなく全てが唐突すぎる。ストーリーも子供っぽすぎた。やはり樋口氏の演出能力でしょうか。庵野作品風を作ろうとしてうまくいかなかった感じですね。
・CGが酷い。予告の映像が全てで、他はチャチな感じでスーツにこだわった原作の意志が全く感じられなかった。もしかしてわざとチャチにしたのかもしれないけど、原作のスタッフは当時チャチにしたくてしたわけではないだろうに。メフィラス、ゼットンにいたっては問題外です。
・ウルトラマンのフォルムがよりグレイっぽくてキモかった。ちょっとやり過ぎじゃないかな。
・あの禍特対というちっさい組織の存在意味、隊員のスキル等謎すぎでいなくてもいいんじゃないのか?最前線の部隊が無断欠勤OKなんて有り得ないし。
・オリジナルの宮内氏のスコアが凄すぎて鷺巣氏のとは食い合わせが悪すぎる。
・山本耕史はよかった。
・ウルトラマンの戦闘に熱いものを全く感じなかった。カラータイマーは無くてもいいけど、全く興奮もカタルシスもなかった。コレジャナイ。
つまりはこの作品は私にとってはつまらなかったんだ。今作は原作を知らない人の方が楽しめたのかもしれない。変に愛着が強いとダメなのかも。まず、ゾーフィーじゃないし。トリビアよりも、物語を見たかったんですよ。
いきなりスペシウム光線
禍威獣と呼ばれる巨大生物に繰り返し襲撃される日本に、大気圏外から銀色の巨人が降り立つ話
読ませる気ないだろ!という怒濤のテロップ処理で、これまでの禍威獣と禍特対のエピソードをみせつつ始まり、7番目の禍威獣登場。
そして突如現れた銀色の巨人が禍威獣と対峙していく様を次々にみせていくストーリーで、初代のウルトラマンのエピソードを踏襲しつつ国通しの思惑と牽制、ホモサピエンスのエゴを絡めてみせていく。
ちょっと小学生以下には難しそうな大人向けのドラマの要素が強いけれど、コミカルさもあり懐かしさと新しさと相まってとても面白かった。
アラシやイデが欲しい
コテコテの、ウルトラ円谷ファンです
作ってくれて、ありがとうございます。
ゴジラに続きウルトラマンまで御礼したい
ただ、ウルトラマンの良さはイデやアラシ
隊長(イデ、隊長に🙏)ハヤタ、アキコ
隊員、星野君などの名脇役の良さ、または
怪獣の人情(獣情)? 名ストーリー
なんですよね。本作は、余りにもカタイ
ほぼ一切の情がないです。マァそれは
仕方ないかな・・マァそう言った細かい事は
あっても、良く言えば極度に洗練された
作品で見所も多く、凄く楽しめました。
円谷好きにはたまらない作品。
難点として総理がちょっと情け無いな
あそこは黒部進で決まりでしょ!
ファーストレディは桜井浩子
原作のパート部分が随所にリメークして
再現される所や前半部の怪獣、戦闘シーン
は特筆モノです。1回目は通常バージョン
で見たので、次回は平日IMAXで見たい
グッズも非常にたくさんあって楽しい。
(あり過ぎな位です)かなり散財した
シンウルトラセブンあるいは
シンウルトラQ お願いします。
しかし、興収良ければあの終わり方は
ウルトラマン好きばかりが作った映画だし
多分シンウルトラマン2だな!
楽しみにしていますのでお願いします。
ウルトラマンたちは何をしに?
幼いころ見たウルトラマンがどのように描かれたのか、気になっての鑑賞でしたが。。。
どう捉えたらよいのか、というのが見終わった時の率直な感想。
このウルトラマン、カラータイマーないんだ、とか、
最初色がなかったり、途中緑になったりするんだ、とか
昔のウルトラマンと違うんだな、と思いながら観ていた。
「科特隊(=科学特捜隊)」は、今作では「禍特対」となっていた。
どういうこと?と思ったが、どうやら「怪獣」が「禍威獣」となったため、
「禍特対」は「禍威獣特設対策室専従班」の略らしい。
いくつか「禍威獣」が出てきたと思ったら、そのあとは「外星人」の登場、
そして「禍威獣」が出現した理由などが明らかになる。
現代のネット世界にウルトラマンや禍威獣、外星人が現れたら、
こうなるよな、というところはそのまんま。
シン・ゴジラのときは、今までのゴジラと違い、政府がどう動くのか、
といった側面が新しく、これはこれで面白いと感じたのだが、
今回のはウルトラマンと仲間とのヒューマンドラマ?
幼いころ見たウルトラマンの最終回に出てきて、ウルトラマンを倒してしまう、
トラウマにもなった最強のゼットンがあんな姿になるとは笑
それよりも、私の中ではウルトラ兄弟最強のゾフィ(ゾーフィ?)が
ゼットンを出すとは・・・
「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン」って・・・
何をしに来たんだ、ウルトラマンたちよ。
米津さんの唄はかっこよかったです。
M78ではなく、M87というタイトルになった理由は未だ不明ですが。ゾフィの技から??
細かいオタク向けかちゃんと観ない素人向け
シン・ゴジラ、シン・エヴァンゲリオンに続けて出てきたシン・ウルトラマン。エヴァはともかくゴジラのような骨太なドラマを期待したが、上滑りがキツかった。
一番きつかったのは、メインを張っている禍特隊のやりとり。ストーリーに重要でない部分では早口に喋りたて、重要な部分では各々の役割通りに喋る人形の気配を纏っていた。血の通った人間には見えなかった。
あと、全体的に古臭い。たとえばシン・ゴジラよろしく政治ドラマもあったが、とにかく『政治家は汚い』『日本は無能』『アメリカは軍事的』という、昭和生まれにはウケる“それっぽい風刺”の多さにうんざりした。効果音や小ネタ、説教臭さもいかにも古いオタクが(つまり、たぶん庵野監督が…)好きそうなウルトラマンあるあるでキツイ。
とはいえ、褒められる点はある。あらすじだけ拾うと滅茶苦茶面白いのだ。そして、現代に蘇ったウルトラマンの技の数々も迫力があって良い。怪獣に異星人も、現代にアップデートされた災害をもたらしており、楽しかった。
つまり、『おおまかなやりたいこと』を絶賛する用意はあるのだが、一方で『ドラマをつなぐひとつひとつの要素』が何度も減点を促し、結果として酷評が導き出されてしまった…というところか。
細かいオタクは『ひとつひとつの要素』を分離して楽しむことができるだろう。ウルトラマンに詳しくない人も、ちゃんと観てないなら楽しむことができるだろう。
しかし、全体を通して評価するような人間には中々キツイところがある。
空想と浪漫に溢れた作品。大好きです!
はい、大好きです!!
色々と前作のシン・ゴジラに劣ってる部分もあるとは思いますが、それでも自分はシン・ゴジラ以上に感動しました!
シン・ゴジラを製作した庵野秀明率いる製作陣が、今回はウルトラマンを似た作風で映像化した本作。
今回は前作シン・ゴジラで総監督を務めた庵野秀明が製作プロデューサーに専念し、樋口真嗣が単独で監督を務めている...と思ってたのですが、スタッフクレジットを見ると予想以上に庵野秀明の名前があり、「結局いつもみたく色々やってんじゃん!笑」と突っ込みたくもなりました(笑)
まず、特撮シーンの怪獣について。
様々な怪獣が(今作では禍威獣と表記)出てきますが、特報の段階で出てきたネロンガやガボラだけでなく、ウルトラマンが登場する以前から怪獣が出ていたという設定で色々な怪獣が出てきます。
冒頭で猛スピード展開で映し出されてましたが、冒頭の怪獣は何と「ウルトラQ」の怪獣だそうです!
ウルトラQを一切観たことがなかったので知らなかったのですが、当時の放送ではウルトラマンの前にウルトラQが放送され、人間が怪獣を倒す話をやっていたのは聞いていました。
そして、ウルトラマンが登場してからネロンガというウルトラマンの怪獣になる所が、当時の特撮ファンを唸らせる演出になっていて「上手いなぁ」と感心させられます。
ちなみにCGでのバトルシーンは多いものの、CG自体は良くはないです。
ですが、それを無視出来るほどの造形のオリジナリティがあってあまり気になりませんでした。
今回のネロンガやガボラ、ザボラ、そしてメフィラスの造形に関してはオリジナルに準じてはいるものの、どこかエヴァンゲリオンの使徒のようなデザインにも近いなど、どこか庵野秀明らしさが出ている気がします。特にザボラとメフィラスに関してはそれが顕著に感じられました。
そこがオリジナリティがあって格好良かったですし、「特撮っていいな!」と思わせてくれます。
そして、最後のゼットンが出てきた時は圧巻で、出てきた時の絶望感が半端無いです!(笑)
オリジナルのゼットンの姿からはだいぶかけ離れてますが、一撃で地球を滅ぼす力を持つという設定に負けてないくらいの迫力でした。
演技に関しては正直シン・ゴジラの方が演技上手い人が多かったです。
ただ、ウルトラマンに変身する神永新二を演じた斎藤工は非常に良かったです!
命を落とした後にウルトラマンと同化して以降、どこか人間味の無い所と正義感のある人物を見事に演じていて、もしかくると彼はどこか人間味の無い役が似合うのかもしれないです(笑)
また、メフィラスを演じた山本耕史は個人的に今回のMVPです!
社交性がありながら人間味を感じさせず、どこか人間を見下してる様が非常に上手かったです。
あと禍特対のメンバーである有岡大貴。
今まではHey!Say!JUMPのメンバーとしてのイメージしか無く、演技は殆ど観たことが無かったです。
台詞回しに関しては少し拙くて英語も上手くは無いのですが、クヨクヨしていて少し気の弱い役として非常に似合っていた気がします。
また、ストーリーとしてはウルトラマンの設定がよく生かされていると思います。
原作のウルトラマンの設定は、光の星から地球に来たウルトラマンが、死亡したハヤタ隊員(今作では神永)と同化することで人間の姿となる設定です。
今作のウルトラマンは地球にやって来た時の衝撃波で、子供を庇った神永の人間性を理解するために同化し、「人間」という生き物に興味を抱く設定。
つまりは、人間と交流する知的生命体が人間を知り、地球をどうするかという話であり、そのザボラやメフィラス達、そしてゾフィー(!)と対立しながら地球や人類を守るために戦う話です。
なので、ウルトラマンという名の地球外生命体から見つめる人間の本質等を描いており、人の弱さや強さ、内面や哲学等を描いていたのが非常に興味深いです。
本作のキャッチコピーの一つになった「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン」という台詞はゾフィーが終盤で言いましたが、今ではその言葉に重みを感じるし感動もしました。
また、ウルトラマンという巨大な生命体が怪獣と戦うと神のように扱いますが、斎藤工演じる神永(ウルトラマン)自らが「自分は神ではない」と言い、人間に協力を協力を求めて戦いに挑む様は前作のシン・ゴジラを彷彿とさせる展開で胸が熱かったです。
ただやはり今作もシン・ゴジラと同様に賛否が分かれる内容となっております。
正直自分も胸熱で感動する後半に比べたら前半はそこまで熱いものでも無かったです。
主な理由としては、台詞回しがアニメっぽい所です。
これは庵野秀明がアニメーション監督だからという単純な理由ですが、禍特対のメンバー同士が会話してる時はアニメっぽい少し大袈裟な台詞や演技だったので前半は違和感がありました。
また、話自体がTVシリーズの総集編のようでダイジェスト感があるという意見がありますが、わからなくもないです。
個人的には描きたいテーマが一貫してるので違和感はありませんが、総集編ぽく見えてしまった一番の原因は悪役が複数いることだと思います。
アメコミ映画とかはヴィランが1人であったり複数いてもメインのヴィランがいることが圧倒的に多いです。
それに比べて今作は、ザボラやメフィラス等、メインの悪役が固定していたかったのは事実だと思います。
そして、劇中の長澤まさみに関する描写が「セクハラだ!」と言われてる件について。
個人的には、描写の意図が解るのでそこまで不快には感じませんでした。
神永演じる斎藤工が長澤まさみの匂いを嗅ぎ続ける場面に不快に感じる人が多いようですが、これはとあるTwitterユーザーの指摘を引用します。
庵野秀明はエヴァ破において、生命の身体的特徴に5感があると言っています。
触覚、視覚、痛覚、聴覚、そして嗅覚です。
そこの5感に直結する行動が人は変態的に感じてしまうとしています。
ですが、変態的=生命の特徴に合致するという指摘でした。
したがって、劇中のあの場面は宇宙生命体であるウルトラマンが、人間の特徴をつかむ(探る)ことでメフィラスの戦闘の作戦として使ったと言えるので、この描写は不快と感じる人がいても倫理的に反するものでは無いと言えるでしょう。
長澤まさみが巨大化して無表情で街を歩く場面は個人的に大爆笑でした(笑)
メフィラスの陰謀が原因ですが、それにしてもシュール過ぎます(笑)
アングルによって見えそうな場面があったとしても、「大怪獣のあとしまつ」の政治家が怪獣の傷に頭から落ちてパンツ丸見えになるシーンと比べれば全然増しな気がします。
ただ、尻を叩く場面とそのカットだけは個人的に違和感がありました。
長澤まさみが「気合い入れていくわよ!」と言いながら気合い入れるのは理解しますが、ここは普通に背中で良かった気がするし、わざわざ尻をドアップで映す必要もよく解らなかったです。
色々と好きだった所や評価が分かれる所、自分が好きじゃなかった所など、かなり語れる要素があります。
それは、それだけ内容が濃密だったという証であって、庵野秀明や樋口監督率いる製作陣が力を入れて、なおかつウルトラマンへの愛を込めて製作されたのが非常に伝わってきました。
微妙な所もありましたが、愛せる部分が多かったので今年の邦画ではベスト級に楽しむ事ができました!
「シン」にふさわしいウルトラマン
幼い頃から、父の影響でウルトラマンが好きだった。シリーズを追っかける程ではないが、特に初代マンについては、良く覚えている。そんな初代ウルトラマンを、現代映画・現代技術・現代社会で再体験させてくれた映画だった。ウルトラマン、そのシリーズについては、巨人と巨大生物の圧倒的な格好良さ、そしてそれに依存しない人類としての逞しさが、メッセージとして強くあったと思うが、それを変に曲げることなく、真っ向勝負で扱ってくれたことが、とても嬉しい。
ただ、人間ドラマについて、勿論恋愛要素や馴れ合いは不要である一方、託す者を2人にしたことは発散だったように思う(演者が個人的に苦手なのかもしれない)
映画の出来も勿論良いのだけれど、自分の好きな物が新しい解釈・新しい技術で蘇る、そんな体感をさせてもらった、幸せな映画であった。
証明された!
子どもの頃見ていた世代にとって、ウルトラマンってホントにいたんだ!と証明してくれるような内容で、映画の入り混んで見ていました。
現代のマスコミで感じる政治問題にもリンクしていて現実味を感じました。
最高でした!
ウルトラマン=仏様
ウルトラマンの仏像的な美しさが全ての根底にあった。父的な神に対しての母的な仏の慈愛。人類を救うために人類を教え育む弥勒菩薩のように人類を救う方法を考え続けるアルカイックスマイル。人類を滅ぼすキリスト教的な終末を象徴(十字架)するゼットン。人間とは何かを問い続ける仏像を象徴するウルトラマン。成田亨に対するリスペクトがシンウルトラマンのベースなのだろう。
ネタバレは、しない。しても意味をなさ無い。
スクリーンが最後に暗転した時、独り拍手を送りたくなった。
新解釈が過ぎるぜw
メチャクチャ内容が濃くて
メチャクチャ面白い。
エンドロールまで興味深い庵野映画に、ありがとう😭
原作へのオマージュ満載
原作は再放送で何度も見て思い入れがある年代です。同年代の嫁さん(仮面ライダーはよく覚えているがあまりウルトラマンの記憶はないらしい)と大学生の息子と映画館で視聴。
Z世代の息子もウルトラマン好きで、事前に2012年にWOWOWでまとめて放映されたときのザラブ星人、メフィラス星人、ネロンガあたりの録画を見返していましたが、私もつきあって横で見て記憶を更新していたので、本日の映画も大変楽しめました。
ストーリーは登場する禍威獣と異星人が整合するように、今から見ると無理っぽい設定は現代に合わせてうまく翻案されていました。メフィラス星人が少年をとらえて、地球征服の正当な理由付けとして"あなたに地球をあげます"といわせようとするシーンはなく(異星人独自の論理に基づいて動いていると解釈できなくもないのですが)、ウルトラマンの存在や異星人との交渉を政治利用しようとする政府や各国の思惑に振り回される様子が描かれていて、リアリティがありました。
科学的な考証もしっかりなされており(多分)、ウルトラマンの体重も2000トン台。ゼットンの1兆度の火球はそのままでしたが、1兆度の影響については、柳田理科男さんが指摘している通り、太陽系がなくなってしまう点も登場人物のコメントにありました。
ストーリー自体は変わっていたものの、細かいシーンに原作へのオマージュがちりばめられており、原作を知っている人はもちろん、知らない人でも普通に違和感なくみられる作品に仕上がっていたのではないかと思います。個人的には、ウルトラマンとメフィラスが互いに順番に背負い投げをかけあうシーンが、原作そのままで笑ってしまいました。
メフィラスの人間の姿を演じた、山本耕史さんは胡散臭さたっぷり、ナイスなキャスティングでした。
『ウルトラマン』へのリスペクトを感じる良い作品
制作陣の『ウルトラマン』への愛が作品の各所に散りばめられてるオマージュ通じて伝わってきます。
逆にオマージュが一切分からないと普通の映画だと感じてしまうでしょう。
素材に罪なし
まあ期待が大きいと、期待の方向性と違うと厳しい評価になるよな。オリジナルのウルトラマン、斎藤工西島秀俊長澤まさみ山本耕史といった豪華俳優陣、庵野マニア・エヴァマニアの集客力、自然なCG。これだけ持ち駒が揃っていても構成で「面白くなく」作れるんだなと。
出だしのカトクタイ結成までは期待が膨らむスピード感ダガ、たった4人しかもうちおとぼけ要員が2人?(有岡ってジャニーズ?)。自衛隊の現場の指揮を執るって…。全体に低予算映画並みの登場人物の少なさ、筆でもっとスケール感を出せるはず。構成も数話がぶつ切れ、伏線も展開も無し。長澤まさみ巨大化なんて元ネタ知らない若者はどう理解するんだろう。
良かった点としては兵器としてのゼットンのエヴァ的造形と長澤まさみ鑑賞、米津玄師の歌くらいかな。
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