「やたらスケールが小さい」シン・ウルトラマン morrisonktさんの映画レビュー(感想・評価)
やたらスケールが小さい
クリックして本文を読む
まずこの未曾有の大災害に対応する、「禍特対」なる超法規的組織のメンバーがたったの5人。自衛隊もシン・ゴジラの1/10ぐらいの規模だし、すべてが小スケールで軽い。かと思えば急に地球壊滅の宇宙スケールに事件が拡大する物語のちぐはぐさ。
また、しょせん観客はオタクでしょ、といわんばかりの、現実離れした社会性のない会話がダラダラと続くのも辟易しました。誰に向けて、どんな楽しさを提供したいのか、まったく企画が整理されていない、消費者を軽んじた事業に思えました。普通に子供向けとして、日曜の朝TVのような純粋な特撮娯楽作品にしたほうがよっぽど面白かったのでは。
唯一、早見あかりさんの天然系メガネリケジョが、自然な演技で素晴らしかったです。もし次にこのような特撮モノがあったらぜひ再演を希望します。
コメントする