「映画館で初めて予告編を見たときが1番感動した。【5/22(日)23(月) 再鑑賞・追記】」シン・ウルトラマン 風の又三郎さんの映画レビュー(感想・評価)
映画館で初めて予告編を見たときが1番感動した。【5/22(日)23(月) 再鑑賞・追記】
ウルトラマンは子ども向けの怪獣映画だけど、今回は大きなお友達用だ。むかし見た人、シンゴジラ見た人、エヴァ見た人が対象だ。
怪獣映画だから子供もOKだけど2時間は長い。私は山本耕史さんが出たあたりからお眠りタイム。
1番前の席で見たから迫力があった。オープニングでウルトラマンが変身する時の音から始まり、ウルトラQみたいな回転画面になってワクワクした。
手を十文字にしてスペシウム光線がピぃーって撃たれるのを見たらもう大興奮ダヨ。 映画館で予告編を初めて見たとき、土煙からウルトラマンが現れてスペシウム光線を放ったときが1番感動した。 「カッケー」 。 その後、予告編を10回以上見たがこの場面だけは何度見てもいい。
最後のゾフィとの場面が懐かしかった。テレビの時ゾフィが 「ここに命がもう1つ有る」って言ったとき、「エッ、命ってボールみたいに持ってられるんだ、ふーん、じゃあハヤタもウルトラマンも助かるじゃん、ヨカッタ」 と胸をなでおろしたのを思い出した。♪ヽ(´▽`)/
去り際に 「シュワッチ」 って言わないのと、バルタン星人が出てこないのが残念だ。
シン・ウルトラセブンイレブン希望。1時間~1時間30分で。
【5/22(日)23(月) 再鑑賞・追記】
冒頭、科特隊のやり取りがコメディのようで面白い。
西島班長の発言が真面目な顔アップで出るだけで笑える。
繰り返される 「透明である意味がない」 発言も皮肉が聞いてておかしい。
電気を食う怪獣が電気を止められる。目の前のゴチソウを突然取り上げられ、アタマ来て腹いせに変電所を破壊する。腹が減ると怒りっぽくなるのは怪獣も人も一緒だ。
西島班長が マジメな顔で 「電気を止めると施設を壊す、迷惑なヤツだ」 発言もホントに迷惑そうで笑った。
山本耕史のメフィラス星人がWikipediaの説明どおりだ。
「 暴力が嫌いで、武力によらない地球征服 」 にこだわる。IQ 10000以上、一人称は 「私」、落ち着いた慇懃無礼な態度と紳士的な口調。
庵野・樋口が再構成したメフィラスと日本政府との交渉が 「 国際政治・外交 」そのもので、 言わば「 宇宙政治・宇宙外交 」 だ。山本耕史の戦略が見事だ。 日本政府との密約、裏工作、斉藤工との密談、すべてメフィラスの思惑どおりにコトは運ぶ。
しかし、変態匂いフェチ作戦でシンウルトラマンが殴り込みをかけ、直前に阻止される。頭脳対決では敵わないから力まかせだ。ナイス。
(シンウルトラマンが得意な) ケンカ対決でもメフィラス星人が勝つが、「 やり方が自分流じゃない」 し、ジャマ者 (ゾフィ) がからむと面倒になると言って手を引く。
こざかしい感じだが、いさぎよく見事な引き際でもある。
見た目は人間でも宇宙人どうしの密談場所が、公園でのブランコなのに笑った。
カシを変えた場所が 「赤提灯」で吹き出した。 地球征服に関する重大な話が飲み屋で日本酒飲みながらとは。\(^^)/
「オヤジおあいそ」と「ワリカン」でも苦笑した。経費で落とさないんだ。
ゼットンを 「恒成系破壊の最終兵器 」に再構成するアイデアに感服した。 クリエーターの創造性pってヤッパシすごい。
宇宙空間に構築されたゼットンの巨大さ感は、映画館の大画面ならではだ。
地球の滅亡が迫るなか、 何も知らずに暮らしを営む人々の描写がコワイ。
人類の科学者達が解決法をひねり出す。 シンウルトラマンに説明すると 「要するに0.1ミリ秒でゼットンをブッ飛ばすんだな」 と武鬪派(?) の答が返ってきて笑えた。
2022/5/15(日) A
/5/22(日) A
/5/23(月) A