「銀色の巨人が美しい」シン・ウルトラマン SUZさんの映画レビュー(感想・評価)
銀色の巨人が美しい
ウルトラマンの、手足が長くてヒョロっとした体型や、ちょっと腰が引けたような構えをカッコ良く感じるのは、既に庵野監督の価値観に侵食されているからでしょうか?等身大の戦隊モノとは違う(重力や物理学を無視した)巨大ヒーローの佇まいでしたね。
宇宙恐竜ゼットンも、ゼットンでありながら完全に庵野ワールドの住人で、造形を見ているだけで楽しかったです。
ストーリーは全く新しいものではなく、40話近くあるドラマ版から(たぶん庵野が好きな)エピソードをつまみ食いしているので、旧作ファンとしては面白かったですが、旧作の知識がない方には、少しとっ散らかった盛り上がり欠けたストーリーに思えるかも知れません。
個人的には冒頭登場した銀色の巨人が神々しく、それだけで満足出来ました。
追記:昔から、ウルトラ兄弟の中であいつだけは何故か胡散臭いと思ってたんだよなぁ。
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