「特撮かCGかは置いておいて、楽しい2時間!」シン・ウルトラマン はまたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
特撮かCGかは置いておいて、楽しい2時間!
冒頭の情報をコレでもかと突っ込んでくるシーンで庵野だな、庵野だな、と嬉しくなります。
斎藤工、西島秀俊のイケメン公務員がたまりません。斎藤工がウルトラマンになってからの変わり様に他の面子は疑問を抱かないのか、とツッコミたくなるし、有岡くんのダサさとVR会議で数式を口述するアナログさは呆れましたがそれも日本人らしくていいか。
全体的なストーリーとしては、環境破壊により復活(起動?)した戦略怪獣(面倒許せ)から地球を守るためにやってきたウルトラマンだが、戦いの最中に斎藤工と融合。それがきっかけで地球人が巨大化に耐えうることが分かり、他の知的地球外生命体が地球を狙ってやってくる。ウルトラマンは撃退に向けて科特隊(許せ)と共闘するが、ウルトラ警備隊のゾフィーが出現。ゾフィーは地球人の兵器転用を危惧し、地球消滅のために兵器ゼットンを送り込む。一度はゼットンに敗れるウルトラマンだが、地球人の助けを得て再びゼットンに戦いを挑む。
その間に長澤まさみがやたらと太ももを出して大きくなったり小さくなったりするんですが、個人的に長澤まさみさんあんまり好みじゃないんですけど、世の中的にはサービス満点です。美人の使い方それかい、と思いつつ、SNSへの皮肉など現代をよく表していると思います。
ウルトラマン自身は斎藤工との融合後は本を読み漁り、人間は分からんと言いつつも合理的ではなく利他的な面もある人間に惹かれていきます。
最終的に斎藤工が死ぬなら俺が死ぬよと死んでしまうウルトラマンですが、果たして斎藤工はそれまでのことを覚えているのかいないのか。いずれにしても長澤まさみとの絆みたいなものはなかったことになるのか。気になる。
ウルトラマンを知らなくても楽しめると思うし、特撮シーンと呼べるようなシーンはそれほど多くないので、違和感を感じつつも特撮初心者でも楽しめると思います。