「「シン」にふさわしいウルトラマン」シン・ウルトラマン awahiraさんの映画レビュー(感想・評価)
「シン」にふさわしいウルトラマン
幼い頃から、父の影響でウルトラマンが好きだった。シリーズを追っかける程ではないが、特に初代マンについては、良く覚えている。そんな初代ウルトラマンを、現代映画・現代技術・現代社会で再体験させてくれた映画だった。ウルトラマン、そのシリーズについては、巨人と巨大生物の圧倒的な格好良さ、そしてそれに依存しない人類としての逞しさが、メッセージとして強くあったと思うが、それを変に曲げることなく、真っ向勝負で扱ってくれたことが、とても嬉しい。
ただ、人間ドラマについて、勿論恋愛要素や馴れ合いは不要である一方、託す者を2人にしたことは発散だったように思う(演者が個人的に苦手なのかもしれない)
映画の出来も勿論良いのだけれど、自分の好きな物が新しい解釈・新しい技術で蘇る、そんな体感をさせてもらった、幸せな映画であった。
コメントする