「“ウルトラマン”の物語」シン・ウルトラマン セキララな思考。さんの映画レビュー(感想・評価)
“ウルトラマン”の物語
彼はなぜ地球にやってきたのか。
そしてなぜ地球人を守ってくれるのか。
作中、“ウルトラマン“ は苦悩し続ける。
これは“彼“の物語だった。
禍特対メンバーのキャスティングは完璧。
まさに適材適所。
「ウルトラマン」の科特隊ムラマツ班の面々の面影を宿した5名のバランスが絶妙で胸熱だった。
特に有岡大貴さん演じる滝の終盤の苦悩はキャスティングの妙に膝を打った。
“ウルトラマン“の苦悩との対比になっていてよりひきこまれた。
とにかくメフィラス星人!
外見は日本人(山本耕史)なのにどこか嘘くさいもの言いが本当にメフィラス星人だった!
キャスティングの勝利!
口癖を真似したくなる!
冒頭5分くらいのあいだに心を鷲掴みにされて、鳥肌立つわ泣けてくるわ…感情がたいへん揺らぎました。
ウルトラシリーズを見ていてふと頭をよぎる諸々の疑問を丁寧に拾って回答してくれている印象。そこんとこの情報量がすごい。かといってそう説明的ではないし、スッと入ってくる。
続編が見たいというより、さあ、これからウルトラシリーズを観よう!って気分になる作品。
過去の偉大な作品群も含めたいま現在進行中のシリーズ全てに対するリスペクトを感じた。
コメントする