「片手で、卵割れない人。」his momo8さんの映画レビュー(感想・評価)
片手で、卵割れない人。
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これは人が人を愛する話しだと思う。
好きになった人がたまたま、同性だった…というだけ。
少し前の風潮なら、同性愛=奇人変人!トンでもない事!でしたが、ここ十年位で随分変わりました。映画を観るとメインじゃなくても必ずゲイっぽい人が出たりする。ゲイの方々が全く出てこない映画の方が珍しい。
でも、大きな声で堂々と『そっち側の人です!』と云えるのはホンの一握りの人達で、やはり山に囲まれた小さい集落で暮らす若者は簡単にはカミングアウト出来るはずもない。そして彼は唐突にフラれた経験があって日々静かに暮らしている。そこへ、フった相手が女の子を一人連れて訪ねてくる…ところから話しは始まります。お話しが進むにつれ、フラれた理由は本当に愛するが所以だったとか、子供は容赦なく本当の事を云うとか色々あり、裁判の場面も見応えあります。
片手で卵を割れない人は、不器用だ。そして
その不器用な人の中にも練習すれば割れるようになる軽度の不器用さんと、どれだけ練習しても割れない重度の不器用さんがいる。私は卵は無理に頑張らなくても、上手く割れる人が割ればいいと思うんだけど。
メインの3人のうち、誰に感情移入するかで鑑賞後の感想が変わるんじゃないかな?もう一度、いや、二度観たい映画です。
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グレシャムの法則さんのコメント
2020年2月23日
時代は確かに変わった。
だからといってどうしても受け入れることができない、という人もきっといると思うのですが、そんな方は五右衛門?ゴエモン?の視点で人間たちを眺めてみるのがいいかもしれませんね😆