劇場公開日 2022年6月3日

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「差別はいつもある」オフィサー・アンド・スパイ mzさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0差別はいつもある

2022年6月16日
iPhoneアプリから投稿

まずフランスにもユダヤ人差別があったことを知る。そして同時にどの時代、どの国でも差別はあり、人間の性なんだなあと思わせる映画でした。当時の社会不安もあったと思いますが、隠蔽とか今の時代にも通じるなと思います。
ストーリー的には後半逆転して盛り上がる!わけではなく淡々と話が進みますが、かえって主人公の実直さ、誠実さが伝わります。社会を二分してたのもわかり、よくある法廷モノとはひと味違う作品。

なお、映画では触れられませんが、観たあと調べたら史実では、真犯人エステラジーはイギリスに逃げて罰を受けることなく暮らしたそうです。

mz