「Dの奴」オフィサー・アンド・スパイ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
Dの奴
軍法会議の結審が誤りだったことに気付いた陸軍中佐で諜報部長の男が隠蔽しようとする上層部と対峙する史実に基づく話。
1895年1月、スパイ容疑でユダヤ系フランス陸軍大尉が軍籍剥奪と終身禁固刑を言い渡され巻き起こっていくストーリー。
ユダヤ人という偏見と決めつけから、都合の良い解釈で決めつけられて、あっと言う間に結審し投獄とか、時代背景もあるとはいえ恐ろし過ぎる…まあ、今でもそして世界中のどこでも冤罪と隠蔽は沢山あるけれど。勿論日本でも。
この事件を知らずに観賞したけれど、それでも結末は判りきっている訳で、そこに向かってどうみせるのかと思ったら、そこで終わりですか!?
字幕処理されても何でそうなったのかは不明のままって。
強い信念を持つ上に有能なピカールの戸惑いと抗いと、それでもハマっていく様は見応えあったけれど、題材にしても内容にしても、ある意味目新しさもなければ衝撃もなく、まあこんなものなのかなという感じ。
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