「歴史書の様な」異端の鳥 ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
歴史書の様な
過去から現在に至るまで、テクノロジーは進歩したけれど、人間の本質は全く進歩していない事を改めて突きつけられた気がしました。数ある偉大な宗教、歴史書、思想書、哲学書は、人間の本質の前では全く無力なのでしょうか。
戦争や紛争に限らず、世界に混乱をきたす不条理なもの、今だとCOVIDの様な感染症も人間の残虐性が現れる原因だと私も含めて多くの人が理解できたと思います。観客は作中の不条理を徹底的に見せつけられた後、生きていれば避けられないこの不条理とどう向き合うのか、を問われた気がしました。
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