「ハンサムで豪快で繊細なエマと仲間たちのお話」エマ、愛の罠 redirさんの映画レビュー(感想・評価)
ハンサムで豪快で繊細なエマと仲間たちのお話
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エマも、エマの仲間の女友達たちもみんなかっこいい。
導入部、火事、海辺!子どもの話、やけど?病院?とよくわからないまま、こちらの集中力が途切れるともう違う場所違う人、、とめまぐるしく、かっこいい場面の連続。だんだんパーツがつながり話が見えてくる頃にはエマの闘志が全開に。エマの母親がでてきたり、養子縁組した子どもがまた別の親に引き取られたり、移民の子、とか、レゲトンを蔑む芸術家気取り、とかエマの母親の話とか、チリ特有の社会的な問題も背景にあるのだろうがそれはよく知らないのでなんとも言えないが、毒親の問題とか、女性蔑視、LGBTへの偏見。芸術と反芸術とか、、、いろんな問題を問いかけながら、とにかくテンポよく、美しく、エマの闘争が進行し成就していく。1人でバスにのる、母親とバスに乗る、子どもとバスに乗る、、バスのシーンが過激ではない、ごく普通の女の子のエマを見せていたと思う。消防用の放水のホースも、火炎噴射器も、エマがもつと、ランボーかよってかっこよさで。エマの友達刈り上げっ子も、勇ましくてストレートで妥協しない女子っぷりがとても素敵だった。そして、男子はみんなへたれでクソだった。最後のオチまで丁寧に見せてくれて、素晴らしい監督だ!
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