「うんざりな前半 → ぶっ飛びの才能」エマ、愛の罠 駒井尚文(映画.com編集長)さんの映画レビュー(感想・評価)
うんざりな前半 → ぶっ飛びの才能
序盤からずっとアンモラルな感じで、主人公に共感できず、「フランス映画はしんどいよなあ」とうんざりしながら見ていたんですが、途中で言語がフランス語ではないことに気づき、「何なんだこれ、どこの国の話?」って感じで俄然のめり込んでいった。で、後半4分の3ぐらいで話の展開に呆然。スゲエ、凄すぎる! あのセックスも、このセックスも、ちゃんとミッションがあって、そのプロセスだったんだ!って。あとで確かめたら、南米チリの案件でした。パブロ・ラライン監督か。それにしても、凄い才能がいたもんです。今年見た映画の中で、一番凄い才能かも。
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