マリッジ・ストーリーのレビュー・感想・評価
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さすが、スカーレット!
こないだのアベンジャーズの演技も素晴らしかったけど、いや〜この作品のスカーレットも人間味あふれる、荒々しい演技でした。美しいから下品なセリフもスカッと聞けるwww
息子があまりに可愛くて、この子なら地獄の果てまで闘おうとさせちゃう説得力もあった。
結婚するって究極の両思いで、みんなが求めてる永遠の愛を誓ったはずなのに、どうしてここまで憎しみ合わなきゃいけないのかと、悲しくなったり、子はかすがいシーンではほのぼのしてみたり、実に見応えのある映画でした。
夫婦って、親子って本当に大変なんだなぁ。ウチの両親もめっちゃ頑張ったんだなぁ。ありがとう。いつまでも自由をエンジョイしてごめんなさい。
こんなシンドイ人間関係、自分には無理だ…w
世間の幸せそうな夫婦の方々、本当に尊敬します!
役者陣の表情、仕草を丹念に掬いとる
和気あいあいでコミカルな出だしが、実は協議離婚に向けてお互いの良いところを思い出す場面だったというところから始まる離婚(divorce)物語。
円満離婚のはずが、西海岸(LA、映画・テレビ)と東海岸(NY、演劇)の比較もからまり、弁護士が間に入ってからは、子供の養育権をめぐって、どんどん険悪な方向に。ついには、言いたくないことも口にし、相手を傷つけ、後悔と自己嫌悪に陥ることに。
人気、実力ともに旬のスカーレット・ヨハンソンとアダム・ドライバーが素晴らしい。特に最終盤のアダムが歌うシーンはぐっとくる。弁護士を演じたローラ・ダーン、アラン・アルダ、レイ・リオッタといった豪華脇役陣も、それぞれキャラが立って、淡々とした物語の中でフックになっていた。
役者陣の表情、仕草を丹念に掬いとっていて、映画館の大きなスクリーンに向いている「アイリッシュマン」と比べると、テレビサイズでも十分楽しめそうだ。
紆余曲折
はじめは円満な離婚を望んでいたにも関わらず、他者の薦めから弁護士を立てたことにより泥沼化していくのが、とても不快でした。夫婦がお互いに妥協しようとしているのにそれを否定し、あくまで自分たちが有利な条件でことを済ませようとするのが、腹立たしかったです。
ただ、そうして一度、泥沼化したからこそ、ラストがああいった展開になったのだろうな、とも思うので、難しいところですね。
主演の二人は、とにかくよかったです。
夫婦喧嘩?
一言でいうと「茶番劇」。日本人の感覚感からすると夫婦喧嘩は犬も食わないって感じかなぁ。二人で本当に想っている事を話しあうのは大事だなと改めて感じる良い映画です。
「妻のトリセツ」読みなおそーっと。
こんな夫婦、たくさんいる
観客は誰もがこの諍いの結論が解っているのに、キャストが解っていないという王道のストーリー。
なのにスカーレットもアダムも本当に魅力的で、
予算のかかっていない会話劇に引き込まれる。
お互いに尊敬しているし、お互いに十分に本人よりも理解しているのに、
それでもたったひとつの意地を曲げられない。
こんな夫婦、たくさんいるんだろうな。
どんな形であれ、
親子3人が、一番自然と思えるスタイルになればいいよね。
劇中、スカーレットとアダムの言い合いも含め、
長台詞の多い今作、日本人との演技力の違いをくっきり見せられた気がした。
にしても素晴らしい脚本でした。
アダム・ドライバー
アダム・ドライバーって、いい役者なんじゃん。今まで気づかなかったよ。ごめんね。これまでの作品では「個性的な顔だな」くらいの感想しかなかった俺、目が節穴。反省して過去作をレンタルか何かで見直してきます。
夫婦に慣れてしまった時に
夫婦が離婚するまでの物語。
それだけ…それだけの物語。だから誰にでも起こりうる、普遍的な話。
愛しているから結婚した。一緒に暮らして子供もできて、相手はもう、自分の一部のようになっている。だから離婚とは、自分の部位を切り落とすようなものだろう。それだけでも苦しいのに、簡単に切ることはできない。後悔や躊躇や、そして愛情も残っているから。
幸せで、少し慣れてしまった時こそ、必要な物語。
求め過ぎないこと
間違いなく解っていることは、誰一人として不幸せになろうなんて、これっぽっちも思っていないこと。
奇しくも劇中で目的が変わってくると言っていたけど、誰も裁判で勝つことが本来の目的ではないのです。でも、結果的に望まない方向になる。
何故か?
多分、求め過ぎるからなんだと思う。
もっと幸せになりたい、もっとお金持ちになりたい、もっと構って欲しい、もっと…。
夫婦に限らず、上司部下とかの間でも、求めることは必要だけど、求め過ぎるとろくなことが起こらない。
楽しかった思い出もすべからく、否定したくなり、言いたくもないことまで口走らなければならなくなり、そして、不幸になった原因は全て相手にあると思うようになる。
じゃあ、なんでもかんでも我慢すれば良いのか?という訳でもない。実は、現状維持ということで、決着を先延ばしにすれば時間が解決することもある。
何が幸福で、何が不幸なのかは解らないけど、奥が深い。色んなことを考えさせられる内容だった。
「イカとクジラ」の時と同じ(笑)。
甘い結婚生活から一転…僅かなズレから生じた大きな雪崩の様に、元には戻れない夫婦関係。
「イカとクジラ」よりも共感したかな(笑)。
元々は愛し合っていた筈の夫婦なのに…結婚生活は妥協のし合いと言う所からの我慢によって、積み重なった不満が爆発してしまう。私は ヨハンソン派閥(笑)なので、アダム・ドライヴァー(父さん)はウザく感じてしまうけれど(笑)、あの2人には適度な距離が必要なのであって、決して上手く行かない夫婦だとは思わなかった。
両親の熱い思いとは裏腹に、冷めてる息子の方が現実的で面白かったかな(笑)!
この作品がなぜ評価されているのか分からない
スカーレット・ヨハンソンとアダム・ドライバーという当代きっての人気者をW主演に据えているのはいい。
ただ、ストーリーは一言で言ってしまえば夫婦の離婚劇をドロドロした部分まで開けっ広げにしただけの話。まるで、かつての東海テレビの昼ドラを見てるよう。
これじゃ、大物2人を起用した意味がない。
まあ、自由度の高いNetflixだからこそ、通った企画だと思うが・・・
たぶんずっと愛しているんだろうな。
離婚劇なんですけど、この夫婦は離れられない夫婦みたい。
お互いが大切で、大好きなのに、なんでこんなことになっちゃうんだろう、
みたいな切ない気持ちの葛藤なんだね。
弁護士同士の戦いに巻き込まれる二人の複雑な表情がなんだか笑えて、
この作品をコメディと言ったら怒られるかな。
夫婦喧嘩は犬も食わない
主演二人の迫力ある演技は素晴らしいが夫婦喧嘩は犬も食わずの格言通り観ていて楽しいものではなく全く共感出来なかった。
展開もあっさりし過ぎているので退屈で時間も長く感じた。どうせならもっとドロドロした激しい展開が欲しかった。
2020-22
スカヨハとアダム・ドライバーの演技力がバケモノ
このタイトルで離婚の話。
一度歯車が狂うと元通りは無理なのだなぁ、と。
自分も、周りも、制度も。
色々思うことがありました。
弁護士が絡み、なにを目指して離婚するのかがわからなくなる。勝ちってなんだ?
じゃあ本人たちの気持ちが変わればすべて収まるのか……というとそうじゃない。
一度はずれた歯車は戻らない。
”自分の気持ち”も込みで翻弄されてしまうのは見ようによってはコメディかも。
スカヨハとアダム・ドライバーの演技力がバケモノ。
派手さゼロの脚本と演出で2時間20分惹きつける。
そりゃ主演男優/女優賞に納得っすわー
現実でも全然ありえそうな話。
驚きの展開とかまったく無い。
米国らしい離婚裁判を軸にしたドロドロした離婚話。
劇的に音楽は流れない。ポップコーン食べるタイミングが無いヤツ。
印象的なカメラワークも無し。
でも役者が魅せる。
ここまで演技で魅せる映画は久しぶり
個人的な難点が子供がまったくかわいいと思えなかったこと;
自分が男だからチャーリー側から見ちゃうからかなぁ。
ただ”何にこだわってるの?”ってのがわからなくなるのもこの話の醍醐味なのかも。
ってことはまんまと策にハマってる?
登場人物たちの感情が高ぶったときに使う単語や発音が妙に気持ちいい。生々しいー。
ミニマルのなかのアクセントといいますか。
生理的に好きなやつ。
あとアダム・ドライバーってやっぱすごい役者だな、と。
顔、体格、声……どれもが個性的。
個人的にはちょっと上手くいかないみたいな役、なにかに振り回される役のときが好き。
自分はカイロ・レンってキャラが苦手なんやなーと再認識;
ホント中の人は大好きなのです。
偶然にもジョジョ・ラビットを思い出すシーンとSW ep9を思い出すシーンがあっておほーってなりました。
ジョジョ・ラビット → マリッジ・ストーリーの順番で見た人は絶対思いましたよね?
ジョジョー!ロージー!
縮めることの出来ない距離から傷つけ合う二人を対等に見つめる21世紀の『クレイマー、クレイマー』
ニューヨークで劇団を率いるチャーリーと主演女優のニコール。二人の間には愛息ヘンリーが生まれ、舞台も成功しブロードウェイ進出も手中に収めるが、ニコールは劇団を脱退して故郷であるロサンゼルスに戻ることを決意する。二人はあくまで冷静に事態を収束させようとするが些細な助言をきっかけに泥沼の争いが始まってしまう。
どうしても40年前の名作『クレイマー、クレイマー』を思い浮かべてしまいますが、こちらはヘンリーを中心に向き合い折り合いをつけようとするニコールとチャーリー双方の葛藤に寄り添うコメディ。カウンセラーの前でニコールがブチまける暴言から始まる細かいギャグの応酬にいちいち笑わされますが、些細なことからヒビが入った男女の関係が決して修復出来ないほどに壊れてしまう過程は非常にリアル、お互いを認め合いお互いの心情を語っていた二人が次第に声を荒げて埋められない距離から罵り合うまでの一部始終を物凄いテンションで観せるアダム・ドライバーとスカーレット・ヨハンソンの演技が圧巻です。個人的にはチャーリーが胸に溢れる様々な感情を振り絞るようにしてピアノをバックに歌うシーンが印象的でした。双方の弁護士を演じるローラ・ダーンとレイ・リオッタの怪演が単調になりがちな展開にくっきりと抑揚をつけているのも楽しかったです。
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