「不幸せが大小同じ重さで」ホモ・サピエンスの涙 ユウコさんの映画レビュー(感想・評価)
不幸せが大小同じ重さで
日常の中に転がっている小さな不幸は(命取られないだけまし)などと軽く打ち捨てられるが、当事者してみれば、その辛さは比較してはかるものではないだろう!とイラつくことはよくある。そんな小さな不幸と、これから命がなくなるかもしれない不幸、最愛の人を死なせてしまった取り返しのつかない不幸、もう命はないけれどさらに愛する街をなくしたことまで再確認させられる地獄のような絶望、そんなものたちが、同様の小さな幸せこれから来る幸せといったものと等価に並ぶスケッチ。
つながっている話もあるし唐突に投げ出された話もある。
好きなエピソードを時々思い出して、整理のつかない感情と向き合うのがいいのかも
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