劇場公開日 2020年11月20日

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「神業の合成技術」ホモ・サピエンスの涙 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0神業の合成技術

2020年11月24日
iPhoneアプリから投稿

悲喜交々な、とくに「悲しみ」に支配された瞬間を絵画的に切り取っていました。
モネのような印象派から、シャガールの超自然主義まで、様々な絵画の1枚のような、細切れのシーンのみ。
その背景に何があるのかを、観る側が想像することで成り立つ世界。
緊張感をもって、美術館で絵の前に立つ趣で映像に対峙するならば面白いが、気を抜くと一瞬で眠りの世界に落ちる…

いやぁ、眠い眠い。
眠いなんてもんじゃなかった。
まだ、そこまで老成もしていないし、人生の機敏も重みもない我が身には、「この芸術をわかれ」と言われても……
あまりに人としてのレベルが俗すぎて、内容の理解はしかねました。

私にとっての見どころは、特撮でした。
シーンを撮るために用いられたミニチュアとか、マットペイントとか、レンズとか、合成技術とか。
巨大スタジオに作られた遠景など、もはや現実にある街と言われても信じるレベル。
これらの神業レベルな、技術としての素晴らしさの方がよくわかりました。

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コージィ日本犬