「原題とかけ離れた邦題」私のちいさなお葬式 ちゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
原題とかけ離れた邦題
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わたしのちいさなお葬式
この映画を観る前の私の予備知識は、この邦題と、数行にまとめられたあらすじだけ。
人間は誰しも出来れば綺麗に逝きたいもので
そんな気がそう遠くない将来、自分にも訪れるであろうと考えたため、ちょっと興味をひかれ観た。
確かに、母親が一所懸命に自分の終活支度をしてはいるがこの映画の本題はそこではなかった。仕事に構けて母親のことを省みない馬鹿息子がいかに自己的で周りがみえてなかったを悟り、自分の生き方を模索するところがメインだったのに、邦題が私のちいさなお葬式。違和感を覚えた為原題を調べたら、なんと、解凍した鯉!!
なるほど、納得(笑)
鯉には鯉の生を全うする場所があるように、エレーナ(母)にはエレーナの生を全うする場所がある。それを馬鹿息子が理解したとこで話は終わるんだが・・
気になるのはラストシーン、ベッドで眠っている母に声をかける息子、果たして、このとき母は逝ってしまってたのではないか?
謎のままエンドロール
ちょっと唐突に終わった感が残りました。
人と人って、電話でも意思の疎通はできるけど、面と向かって言葉をぶつけ合うことがいかに大切か再認識しました。
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